死は平等にすべての人のところにやってきます。
どう死んでいきたいか、どう看取っていくか、それを考えさせられます。
Kindle 価格: | ¥981 (税込) |
獲得ポイント: | 10ポイント (1%) |
を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
「メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
エラーが発生しました。 エラーのため、お客様の定期購読を処理できませんでした。更新してもう一度やり直してください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
病室の「シャボン玉ホリデー」 ハナ肇と過ごした最期の29日間 (文庫ぎんが堂) Kindle版
ハナ肇となべおさみ、師弟が見つめた「うらやましい死に方」1993年9月10日、「ハナ肇とクレージーキャッツ」のリーダー・ハナ肇は肝臓癌により逝去した。享年63。壮絶な闘病生活を支えたのは、かつて付人を務めた著者・なべおさみだった。クレージーキャッツの面々、ザ・ピーナッツ、布施明らハナ肇を囲む人々が病室で繰り広げる、可笑しくて哀しいやりとりの数々。そして即興で演じられる「シャボン玉ホリデー」のコント……。師匠の「うらやましい死に方」に寄り添った日々を、克明に綴った一冊。単行本に加筆・修正、花田紀凱の文庫版解説付き。
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2014/11/20
- ファイルサイズ1266 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
この本を読んだ購入者はこれも読んでいます
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
なべおさみ
1939年東京生まれ。渡辺プロダクションで水原弘や勝新太郎、ハナ肇の付人となる。1964年に日本テレビ系列「シャボン玉ホリデー」でデビューし、一躍スターダムにのし上がり、1968年に山田洋次監督映画「吹けば飛ぶよな男だが」で主演を務めた。渡辺プロ退社後、1978年から「ルックルックこんにちは」において「ドキュメント女ののど自慢」の司会を長年務めた。1991年、いわゆる明大裏口入学事件により、芸能活動を自粛。現在は、舞台や講演活動を中心に活動。著書に『七転八倒少年記』『やくざと芸能と』など。
1939年東京生まれ。渡辺プロダクションで水原弘や勝新太郎、ハナ肇の付人となる。1964年に日本テレビ系列「シャボン玉ホリデー」でデビューし、一躍スターダムにのし上がり、1968年に山田洋次監督映画「吹けば飛ぶよな男だが」で主演を務めた。渡辺プロ退社後、1978年から「ルックルックこんにちは」において「ドキュメント女ののど自慢」の司会を長年務めた。1991年、いわゆる明大裏口入学事件により、芸能活動を自粛。現在は、舞台や講演活動を中心に活動。著書に『七転八倒少年記』『やくざと芸能と』など。
登録情報
- ASIN : B013B55MG2
- 出版社 : イースト・プレス (2014/11/20)
- 発売日 : 2014/11/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1266 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 345ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 431,004位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 212位文庫ぎんが堂
- - 11,265位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 107,233位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
植木等さん関連の本を読むなかでこの本も読んでみたのですが…。何だろう、この不快感は。
文章からは書いた人が透けて見えるもの。著者の師匠であった人の最期の日々の全てを、あたかも著者が一人で支えたかのような、「手柄話」然とした臭いが鼻につく。
著者は人との関係を自分の踏み台のようにしか感じない人なのだろうか。
文章からは書いた人が透けて見えるもの。著者の師匠であった人の最期の日々の全てを、あたかも著者が一人で支えたかのような、「手柄話」然とした臭いが鼻につく。
著者は人との関係を自分の踏み台のようにしか感じない人なのだろうか。
2014年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白く、ほろ苦い、テレビの顔と現実の生活の差が解りますね。過去の追悼文
2019年9月27日に日本でレビュー済み
「あれほど強いハナ肇も、酒で人生を終えさせられてしまう。六十そこそこでだ。」作品中の著者の言葉だ。ハナさんは平成五年二月に肝臓癌で入院、肝臓の三分の一を切除した。長年のアルコール摂取により肝硬変となり、その肝硬変に高頻度で併発する肝臓癌になってしまったのだ。
当時は癌であることを本人に伝えないことが多く、胃潰瘍の手術だと伝えていた。しかし肝臓の働きがかなり悪くて、禁酒しなければ命に関わることは、入院中医師は絶対伝えていたはず。たぶんハナさんは無視したんだろう、その半年後食道静脈瘤破裂で再入院する。食道静脈瘤破裂は肝硬変に伴う病である。だからハナさんの病気の基本には不摂生がある。最期は肝不全に肺炎を併発したと思われる。
なべさんは、ハナさんの入院中、毎日といっていいほど全身マッサージをしてあげている。なべさん本人は血行が悪いから血液を心臓に戻してやろうとして施したようだが、心臓に戻る血液量が増えたら静脈瘤が破裂しやすくなるから逆効果のはずだ。実際は筋肉が柔らかくなることで末梢血管が開いて血液を筋肉により多く留めて置くことができ、心臓へ戻る血液量を一時的でも減らしたはず。よって心臓も負担が減って楽になり延命効果はあっただろう。でなければ主治医が見ていて放置させるはずがない。
しかし、家族が最後のお別れをさせようと思ったからといって、黄疸で皮膚も眼も黄色くなり、アンモニア臭を漂わせたやせた姿を見舞い客に晒さなければならないというのは、やはり芸能人の世界は特別なんだなと思った。亡くなるときぐらい家族だけにさせてあげたらと思うが、普通に仕事仲間がいる。
この話のヤマ場は、布施明が入ってきて往年のヒット作「おかゆ」のコントを、そのとき病室にいた仲間がアドリブでしたときのことだろう。「お父っつぁん、お粥ができたわよ」とザ・ピーナツの二人がいえば、「シャボン玉ホリデー」で放映された情景が浮かんでくる。植木等さんが最後に出てきて「お呼び出ない? こりゃ又失礼いたしました」で終るギャグは、最初に布施明が病室に入ってくるときに使っている。ハナさんも含めそのとき病室にいた人々は至福のときを迎えたことだろう。 特に説明はないが、表紙カバーの写真がいい。
当時は癌であることを本人に伝えないことが多く、胃潰瘍の手術だと伝えていた。しかし肝臓の働きがかなり悪くて、禁酒しなければ命に関わることは、入院中医師は絶対伝えていたはず。たぶんハナさんは無視したんだろう、その半年後食道静脈瘤破裂で再入院する。食道静脈瘤破裂は肝硬変に伴う病である。だからハナさんの病気の基本には不摂生がある。最期は肝不全に肺炎を併発したと思われる。
なべさんは、ハナさんの入院中、毎日といっていいほど全身マッサージをしてあげている。なべさん本人は血行が悪いから血液を心臓に戻してやろうとして施したようだが、心臓に戻る血液量が増えたら静脈瘤が破裂しやすくなるから逆効果のはずだ。実際は筋肉が柔らかくなることで末梢血管が開いて血液を筋肉により多く留めて置くことができ、心臓へ戻る血液量を一時的でも減らしたはず。よって心臓も負担が減って楽になり延命効果はあっただろう。でなければ主治医が見ていて放置させるはずがない。
しかし、家族が最後のお別れをさせようと思ったからといって、黄疸で皮膚も眼も黄色くなり、アンモニア臭を漂わせたやせた姿を見舞い客に晒さなければならないというのは、やはり芸能人の世界は特別なんだなと思った。亡くなるときぐらい家族だけにさせてあげたらと思うが、普通に仕事仲間がいる。
この話のヤマ場は、布施明が入ってきて往年のヒット作「おかゆ」のコントを、そのとき病室にいた仲間がアドリブでしたときのことだろう。「お父っつぁん、お粥ができたわよ」とザ・ピーナツの二人がいえば、「シャボン玉ホリデー」で放映された情景が浮かんでくる。植木等さんが最後に出てきて「お呼び出ない? こりゃ又失礼いたしました」で終るギャグは、最初に布施明が病室に入ってくるときに使っている。ハナさんも含めそのとき病室にいた人々は至福のときを迎えたことだろう。 特に説明はないが、表紙カバーの写真がいい。
2016年1月20日に日本でレビュー済み
著者は若い人には「なべやかんのお父さん」、上の世代には「明大替え玉入試事件」
でヒールとなった姿が印象に残る。◆表舞台から消えて26年後、『やくざと芸能と~
私の愛した日本人~』『昭和の怪物』が相次いで刊行された。文章はしょっちゅう横道にそ
れ、語りかけるように自由で、古今東西の誰の作風にも似ていない。もっと読みたく
て本書にたどり着いた。◆替え玉事件後、蟄居中の著者にある時、師匠・ハナ肇から
電話が入る。「なべさん?」“さん付け”で呼ぶのは魂胆ありの頼みごと。「今、
俺、入院しているんだよ」「トイレ手伝ってくれよ」。◆本書は肝臓がんを胃潰瘍と
信じる師匠と、気付かせまいと看病する弟子の最後の29日の記録である。◆「最後ま
でその人らしくいてほしい」と周囲が心を尽くす様子は、闘病記というより仲間と共
にゴールを目指す駅伝に似ている。黄疸が目立たぬ様、黄色い服で訪れるジャンボ尾
崎の機転、病室で唐突に始まる「お父っつぁん、お粥ができたわよ」のコントの主役
は、動けぬハナその人である。◆著者はベテラン俳優。上手く演じたつもりでいた
が、相手が一枚も二枚も上手なことを後から思い知らされる。◆「肉体はボロボロで
も魂は少しも衰えていない」という気づきは“老いの時代”に医療に従事する人、看
護する立場の家族に光と一つの方向を示すだろう。◆享年63。最後まで充実して「生
きた」師匠と、彼の誇りを護りとおした弟子。驚くほどうらやましい死に方。ハ
ナ肇風に言うなら「あっと驚く、為五郎」だ。
でヒールとなった姿が印象に残る。◆表舞台から消えて26年後、『やくざと芸能と~
私の愛した日本人~』『昭和の怪物』が相次いで刊行された。文章はしょっちゅう横道にそ
れ、語りかけるように自由で、古今東西の誰の作風にも似ていない。もっと読みたく
て本書にたどり着いた。◆替え玉事件後、蟄居中の著者にある時、師匠・ハナ肇から
電話が入る。「なべさん?」“さん付け”で呼ぶのは魂胆ありの頼みごと。「今、
俺、入院しているんだよ」「トイレ手伝ってくれよ」。◆本書は肝臓がんを胃潰瘍と
信じる師匠と、気付かせまいと看病する弟子の最後の29日の記録である。◆「最後ま
でその人らしくいてほしい」と周囲が心を尽くす様子は、闘病記というより仲間と共
にゴールを目指す駅伝に似ている。黄疸が目立たぬ様、黄色い服で訪れるジャンボ尾
崎の機転、病室で唐突に始まる「お父っつぁん、お粥ができたわよ」のコントの主役
は、動けぬハナその人である。◆著者はベテラン俳優。上手く演じたつもりでいた
が、相手が一枚も二枚も上手なことを後から思い知らされる。◆「肉体はボロボロで
も魂は少しも衰えていない」という気づきは“老いの時代”に医療に従事する人、看
護する立場の家族に光と一つの方向を示すだろう。◆享年63。最後まで充実して「生
きた」師匠と、彼の誇りを護りとおした弟子。驚くほどうらやましい死に方。ハ
ナ肇風に言うなら「あっと驚く、為五郎」だ。
2014年11月14日に日本でレビュー済み
ハナ肇さん(1930年2/9~1993年9/10)は、私たちの世代の人間は、ハナ肇とクレージーキャッツのリーダーで、ドラマー、
歌、映画、そしてTVバラエティー・ショー大活躍して、スゴイ人気があったことはよく知っています。
伝説的番組、シャボン玉ホリデーでのエンディングでのザ・ピーナッツとの絡み、定番のおとっつあんおかゆが出来たわよ のコント、
単独では巨泉×前武ゲバゲバ90分でのアッと驚く為五郎、また、山田洋次監督の映画にも度々出演し、いい味を出していました。
しかし、最後は、肝臓癌による静脈瘤の破裂で入院します。この1993年8/13~9/10までのハナさんの闘病生活の模様を、
最初の付き人だったなべおさみさんが、ノートに記録していて、それをまとめたものが本書というわけです。
末期の肝臓癌で静脈瘤の破裂・・・最悪ですね!!当然長くはもたないことがわかっていますから、関係者は続々と別れを告げに来ます。
中でも関係の深かったザ・ピーナッツは、コヒーを持って毎日お見舞いに来ますし、クレジーの面々も、毎日お見舞いに来ます。
圧巻は布施明、病室でおかゆが出来たわよ、のコントを皆で即興で演じます。はなさんも嬉しかっただろうと思います。
ジャンボ尾崎の思いやり、山田洋次監督は倍賞千恵子を伴ってお見舞いに来ました。
そして、なべさんに「なべちゃんは最初の付き人をやって、最後の付き人をやっているんだね」と言われたそうです。
この一言で、疲れも吹き飛んだことと思います。また、植木さん、谷さんをはじめとするクレージーの面々の思いやり・・・・・・
しかし、そんなクレージーの面々も残るは、犬塚さんのみ、後はみんな泉下に入られました・・・・・
このような闘病記録を本として著すのは、賛否いろんな意見があると思います。個人的な意見としては、
ファンの一人としていろんなことを知りたいのは人情なので、これもありかなと思います。
歌、映画、そしてTVバラエティー・ショー大活躍して、スゴイ人気があったことはよく知っています。
伝説的番組、シャボン玉ホリデーでのエンディングでのザ・ピーナッツとの絡み、定番のおとっつあんおかゆが出来たわよ のコント、
単独では巨泉×前武ゲバゲバ90分でのアッと驚く為五郎、また、山田洋次監督の映画にも度々出演し、いい味を出していました。
しかし、最後は、肝臓癌による静脈瘤の破裂で入院します。この1993年8/13~9/10までのハナさんの闘病生活の模様を、
最初の付き人だったなべおさみさんが、ノートに記録していて、それをまとめたものが本書というわけです。
末期の肝臓癌で静脈瘤の破裂・・・最悪ですね!!当然長くはもたないことがわかっていますから、関係者は続々と別れを告げに来ます。
中でも関係の深かったザ・ピーナッツは、コヒーを持って毎日お見舞いに来ますし、クレジーの面々も、毎日お見舞いに来ます。
圧巻は布施明、病室でおかゆが出来たわよ、のコントを皆で即興で演じます。はなさんも嬉しかっただろうと思います。
ジャンボ尾崎の思いやり、山田洋次監督は倍賞千恵子を伴ってお見舞いに来ました。
そして、なべさんに「なべちゃんは最初の付き人をやって、最後の付き人をやっているんだね」と言われたそうです。
この一言で、疲れも吹き飛んだことと思います。また、植木さん、谷さんをはじめとするクレージーの面々の思いやり・・・・・・
しかし、そんなクレージーの面々も残るは、犬塚さんのみ、後はみんな泉下に入られました・・・・・
このような闘病記録を本として著すのは、賛否いろんな意見があると思います。個人的な意見としては、
ファンの一人としていろんなことを知りたいのは人情なので、これもありかなと思います。