【仮面ライダーチェイサーが最期に見せるものは何かか】
失恋を乗り越え、マッハと共にゴルドドライブに挑んだチェイスですが、
ゴルドドライブの力の前に一度は変身解除され、
仮面ライダーに変身できなくなります。
それでも最後まであきらめず、マシンチェイサーに変身して
ゴルドドライブに最期の一撃を喰らわせます。
また、最期の変身前にシグナルバイクと免許証を渡し、ダチの証とします。
最初、笑顔の免許証を見た時はギャグに見えましたが、
それが色々な意味で重くなります。
【仮面ライダーマッハがチェイスを認めるのはいつか】
これまで、内心では認めつつも、表面的にはチェイスを認めていなかった
剛ですが、今回で始めて仲間と認めます。
そして、新たな力としてチェイサーマッハに変身。
蛮野を倒します。
アイテムと一緒に思いを託すと言うのは、バンダイのアイテム商法が
良い方向に出たシチュエーションですね。
受け継いだ武器としては、信号アックスもそうで、
ギャグ音声「イッテイーヨ!!」が妙にシリアスな使われ方をしました。
それにしても信号アックス、劇場版に引続き大活躍ですね。
【ハートロイミュードの「友達」とは何か】
友達(他のロイミュード)の為に戦い続けてきたハートですが、
残念ながら蛮野に操られたロイミュードは救う事が出来ませんでした。
それでも、進ノ介と共闘することで、友達の仇を討つことに成功します。
しかし、その際に致命傷を負い、最期で進ノ介の前で息を引き取ります。
ただ一人の人間の「友達」は守り抜きつつも、
一方で人間を超えたいと言うのも持ち続けたようです。
愛憎とは少し違いそうですが、この辺は複雑な気持ちと言う感じですね。
進ノ介の方も、やっつけて満足とはなりません。
『W』~『ウィザード』のラスボスは、「こいつ倒さないとヤバイ」
という奴が多かったですが、ハートは「出来れば和解したい」相手です。
まあ、倒すべき敵は蛮野とシグマでいいんでしょうが。
【平成ライダーにおける警察とは何か-完結編】
蛮野の策略により、トライドロン強化が一刻一秒を争う事態となった時、
進ノ介の親友・早瀬が集めた技術メンバーが集結。
教習所のピットが使えなくなっても、高速で強化を完了します。
何度も書いてますが、変身出来なくても、悪に立ち向かう努力をやめない、
『クウガ』『アギト』の警察が最終決戦まで描かれました。
(まあ平成一期に比べるとギャグ演出が多かったですが)
【仮面ライダードライブはどこに向かうのか】
メディックやチェイス等、多くの仲間の意志を受け、
最終決戦に勝利。そして、ハートからの最期の頼みも聞き入れた進ノ介。
まさに、山あり谷あり障害ありの一年間を走り抜けたと言う感じです。
ベルトさんのほうは、強すぎる力はよろしくないと言うことで、
ドライバーとトライドロンを封印します。
(「破棄」ではないので、有事の際にはOKと言うことでしょうかね。)
最後の最後で、ヒロイン霧子へ「笑顔の方が良い」と伝えましたが、
二人で歩んでいくと言うことでしょうか。
【2号ライダーの職業と言えば何か(小ネタ)】
エンディングで、各キャラクターのその後が出ましたが、
マッハこと剛はカメラマンとしても大成するとのこと。
やはりこれは「仮面ライダー2号」こと「一文字隼」のネタでしょうか。
オチはオーズを思い出しました。
そういえば、マッハドライバーの開発者・ハーレー博士も登場しました。
昭和ライダーシリーズでゲスト、『大鉄人17』等でレギュラーだった
大月ウルフさんですが、もう80代なのにあの元気とは、凄いですね。
映画とかにも出てくれないでしょうか。
「家族」という剛が抱えたキーワードの答えもでましたし、
良いラストだと思います。