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四人の署名 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫) Kindle版
美貌の家庭教師の奇妙な依頼。
忘れがたき余韻を残すシリーズ第2長編。
自らの頭脳に見合う難事件のない無聊の日々を、コカインで紛らわせていたシャーロック・ホームズ。唯一の私立探偵コンサルタントを自任する彼のもとを、美貌の家庭教師メアリーが訪れる。彼女の語る事件は奇妙きわまりないものであった。父が失踪してのち、毎年、高価な真珠を送ってきていた謎の人物から呼び出しの手紙がきたというのである。ホームズとワトスンは彼女に同行するが、事態は急転直下の展開を見せる。不可解な怪死事件、不気味な〈四の符牒〉、息を呑む追跡劇、そしてワトスンの恋……。忘れがたき余韻を残すシリーズ第2長編。/解題=戸川安宣、解説=紀田順一郎
忘れがたき余韻を残すシリーズ第2長編。
自らの頭脳に見合う難事件のない無聊の日々を、コカインで紛らわせていたシャーロック・ホームズ。唯一の私立探偵コンサルタントを自任する彼のもとを、美貌の家庭教師メアリーが訪れる。彼女の語る事件は奇妙きわまりないものであった。父が失踪してのち、毎年、高価な真珠を送ってきていた謎の人物から呼び出しの手紙がきたというのである。ホームズとワトスンは彼女に同行するが、事態は急転直下の展開を見せる。不可解な怪死事件、不気味な〈四の符牒〉、息を呑む追跡劇、そしてワトスンの恋……。忘れがたき余韻を残すシリーズ第2長編。/解題=戸川安宣、解説=紀田順一郎
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2011/7/29
- ファイルサイズ11196 KB
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- 販売: Amazon Services International LLC
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登録情報
- ASIN : B0154KGV08
- 出版社 : 東京創元社 (2011/7/29)
- 発売日 : 2011/7/29
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 11196 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 247ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 12,755位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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4 星
ホームズの細部に渡るこだわりが光る傑作
冒頭からいきなり、ホームズさんがコカインを打っているシーンが出てきてビックリ( ゚Д゚)です。事件でご一緒する警部達もコカインを見て見ぬふりしてたんでしょうかね・・・時代もあるのでしょうが。さて本作ですが、シャーロックホームズが活躍するシリーズの第2弾。「緋色の研究」の事件を終えたホームズは暇を持て余して、先述のようにコカインを打ったりしながら過ごしています。そんなホームズのところに魅力的な若い女性・メアリー・モースタン嬢が、相談にやってきました。メアリーの父親は、元イギリス陸軍のインド駐留大尉で10年前に失踪したのだそう。そんな彼女の元には6年ごとに大粒の真珠がどこからともなく送られてきます。彼女の依頼でホームズたちは、手紙の差出人サディアス・ショルトーの元に向かいます。そこでサディアスから、ともに軍人であったメアリーの父親とサディアスの父親の因縁話を聞くことになりました。因縁話の中でメアリーに送られている真珠の真実を目の当たりにしたホームズ達。真珠の送り主の屋敷に向かったところ、そこには送り主の死体とタイトルにもある「四つの署名」が残されていた・・・というのが本書のあらすじです。犯罪者、法と正義、そして唯一無二のシャーロック・ホームズの知性が取りざたされるホームズシリーズですが、本作はそれだけでなくホームズの細部にわたるこだわりも際立った内容でした。特に前作「緋色の研究」ではイマイチな活躍だったワトソンが今作では、ホームズがミステイクに気づくきっかけを作るなど彼なりの存在感を発揮し始めます。ホームズ以外のキャラクター性という点でも、以降の不動の人気を確立する同シリーズの萌芽を感じさせる1冊でした。
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上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年3月3日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
時間つぶしに何か読んでみようかなと思い、色々調べていくうちに「シャーロック・ホームズ」を思い出し、購入しました。名作はいつ読んでも楽しめるものですね。
役に立った
2023年10月10日に日本でレビュー済み
冒頭からいきなり、ホームズさんがコカインを打っているシーンが出てきてビックリ( ゚Д゚)です。事件でご一緒する警部達もコカインを見て見ぬふりしてたんでしょうかね・・・時代もあるのでしょうが。
さて本作ですが、シャーロックホームズが活躍するシリーズの第2弾。「緋色の研究」の事件を終えたホームズは暇を持て余して、先述のようにコカインを打ったりしながら過ごしています。そんなホームズのところに魅力的な若い女性・メアリー・モースタン嬢が、相談にやってきました。メアリーの父親は、元イギリス陸軍のインド駐留大尉で10年前に失踪したのだそう。そんな彼女の元には6年ごとに大粒の真珠がどこからともなく送られてきます。彼女の依頼でホームズたちは、手紙の差出人サディアス・ショルトーの元に向かいます。そこでサディアスから、ともに軍人であったメアリーの父親とサディアスの父親の因縁話を聞くことになりました。因縁話の中でメアリーに送られている真珠の真実を目の当たりにしたホームズ達。真珠の送り主の屋敷に向かったところ、そこには送り主の死体とタイトルにもある「四つの署名」が残されていた・・・というのが本書のあらすじです。
犯罪者、法と正義、そして唯一無二のシャーロック・ホームズの知性が取りざたされるホームズシリーズですが、本作はそれだけでなくホームズの細部にわたるこだわりも際立った内容でした。特に前作「緋色の研究」ではイマイチな活躍だったワトソンが今作では、ホームズがミステイクに気づくきっかけを作るなど彼なりの存在感を発揮し始めます。ホームズ以外のキャラクター性という点でも、以降の不動の人気を確立する同シリーズの萌芽を感じさせる1冊でした。
さて本作ですが、シャーロックホームズが活躍するシリーズの第2弾。「緋色の研究」の事件を終えたホームズは暇を持て余して、先述のようにコカインを打ったりしながら過ごしています。そんなホームズのところに魅力的な若い女性・メアリー・モースタン嬢が、相談にやってきました。メアリーの父親は、元イギリス陸軍のインド駐留大尉で10年前に失踪したのだそう。そんな彼女の元には6年ごとに大粒の真珠がどこからともなく送られてきます。彼女の依頼でホームズたちは、手紙の差出人サディアス・ショルトーの元に向かいます。そこでサディアスから、ともに軍人であったメアリーの父親とサディアスの父親の因縁話を聞くことになりました。因縁話の中でメアリーに送られている真珠の真実を目の当たりにしたホームズ達。真珠の送り主の屋敷に向かったところ、そこには送り主の死体とタイトルにもある「四つの署名」が残されていた・・・というのが本書のあらすじです。
犯罪者、法と正義、そして唯一無二のシャーロック・ホームズの知性が取りざたされるホームズシリーズですが、本作はそれだけでなくホームズの細部にわたるこだわりも際立った内容でした。特に前作「緋色の研究」ではイマイチな活躍だったワトソンが今作では、ホームズがミステイクに気づくきっかけを作るなど彼なりの存在感を発揮し始めます。ホームズ以外のキャラクター性という点でも、以降の不動の人気を確立する同シリーズの萌芽を感じさせる1冊でした。

冒頭からいきなり、ホームズさんがコカインを打っているシーンが出てきてビックリ( ゚Д゚)です。事件でご一緒する警部達もコカインを見て見ぬふりしてたんでしょうかね・・・時代もあるのでしょうが。
さて本作ですが、シャーロックホームズが活躍するシリーズの第2弾。「緋色の研究」の事件を終えたホームズは暇を持て余して、先述のようにコカインを打ったりしながら過ごしています。そんなホームズのところに魅力的な若い女性・メアリー・モースタン嬢が、相談にやってきました。メアリーの父親は、元イギリス陸軍のインド駐留大尉で10年前に失踪したのだそう。そんな彼女の元には6年ごとに大粒の真珠がどこからともなく送られてきます。彼女の依頼でホームズたちは、手紙の差出人サディアス・ショルトーの元に向かいます。そこでサディアスから、ともに軍人であったメアリーの父親とサディアスの父親の因縁話を聞くことになりました。因縁話の中でメアリーに送られている真珠の真実を目の当たりにしたホームズ達。真珠の送り主の屋敷に向かったところ、そこには送り主の死体とタイトルにもある「四つの署名」が残されていた・・・というのが本書のあらすじです。
犯罪者、法と正義、そして唯一無二のシャーロック・ホームズの知性が取りざたされるホームズシリーズですが、本作はそれだけでなくホームズの細部にわたるこだわりも際立った内容でした。特に前作「緋色の研究」ではイマイチな活躍だったワトソンが今作では、ホームズがミステイクに気づくきっかけを作るなど彼なりの存在感を発揮し始めます。ホームズ以外のキャラクター性という点でも、以降の不動の人気を確立する同シリーズの萌芽を感じさせる1冊でした。
さて本作ですが、シャーロックホームズが活躍するシリーズの第2弾。「緋色の研究」の事件を終えたホームズは暇を持て余して、先述のようにコカインを打ったりしながら過ごしています。そんなホームズのところに魅力的な若い女性・メアリー・モースタン嬢が、相談にやってきました。メアリーの父親は、元イギリス陸軍のインド駐留大尉で10年前に失踪したのだそう。そんな彼女の元には6年ごとに大粒の真珠がどこからともなく送られてきます。彼女の依頼でホームズたちは、手紙の差出人サディアス・ショルトーの元に向かいます。そこでサディアスから、ともに軍人であったメアリーの父親とサディアスの父親の因縁話を聞くことになりました。因縁話の中でメアリーに送られている真珠の真実を目の当たりにしたホームズ達。真珠の送り主の屋敷に向かったところ、そこには送り主の死体とタイトルにもある「四つの署名」が残されていた・・・というのが本書のあらすじです。
犯罪者、法と正義、そして唯一無二のシャーロック・ホームズの知性が取りざたされるホームズシリーズですが、本作はそれだけでなくホームズの細部にわたるこだわりも際立った内容でした。特に前作「緋色の研究」ではイマイチな活躍だったワトソンが今作では、ホームズがミステイクに気づくきっかけを作るなど彼なりの存在感を発揮し始めます。ホームズ以外のキャラクター性という点でも、以降の不動の人気を確立する同シリーズの萌芽を感じさせる1冊でした。
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2018年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
The Sign of Four は いろんな訳で読んだが、気に入った翻訳はなかった。冒頭から
誤訳が目につく訳が多いのだ。例えば
(新潮文庫) そして神経質な白くて長い指先で、細い注射針をととのえて、
(角川文庫) ほっそりとした白い指が繊細な動きで細い注射針の具合を確かめたあと
(光文社文庫) 白く長い、神経質そうな指でか細い注射針を整えてから
(原文) With his long, white, nervous fingers, he adjusted the delicate needle,
神経質な指ってどんな指なんだ? 諸先生は nervous には sinewy or strong とい
う意味のあることをご存じなかったと見える。深町真理子の訳文は下記のとおり。
「さらに、長く、白く、だが強靭な指で、細い注射針の角度を調節すると、」
これは非の打ちどころがない適訳。針の動きも具体的で、イメージが鮮明だ。
深町訳は、文章の流れがいい。自然な日本語に仕上がっているので、違和感なく読め
るのだ。ある既訳の最後に「それにしても、この功績の配分は、すこしばかり不公平
だと思うよ」というセリフがあった。いきなり堅苦しい「功績の配分」がでてきてと
まどった。原文を見ると、The division seems rather unfair. とあった。深町はこの
くだりを「しかし、それじゃあまりにも不公平じゃないか」とあっさり片付けている。
何の division かは前後の会話から容易にわかる。深町訳は、英語と違って主語を省け
る日本語の特質をうまく活かしている。だから読みやすい。
深町は昭和6年生まれ。その訳文は「鼻白む」「蒲柳のたち」など雅語の使用が目立
つが、古き良き時代の大英帝国を彷彿させる典雅で格調の高い名訳と言えよう。
シャーロック・ホームズものが深町新訳で読めるのはうれしいかぎりだ。
誤訳が目につく訳が多いのだ。例えば
(新潮文庫) そして神経質な白くて長い指先で、細い注射針をととのえて、
(角川文庫) ほっそりとした白い指が繊細な動きで細い注射針の具合を確かめたあと
(光文社文庫) 白く長い、神経質そうな指でか細い注射針を整えてから
(原文) With his long, white, nervous fingers, he adjusted the delicate needle,
神経質な指ってどんな指なんだ? 諸先生は nervous には sinewy or strong とい
う意味のあることをご存じなかったと見える。深町真理子の訳文は下記のとおり。
「さらに、長く、白く、だが強靭な指で、細い注射針の角度を調節すると、」
これは非の打ちどころがない適訳。針の動きも具体的で、イメージが鮮明だ。
深町訳は、文章の流れがいい。自然な日本語に仕上がっているので、違和感なく読め
るのだ。ある既訳の最後に「それにしても、この功績の配分は、すこしばかり不公平
だと思うよ」というセリフがあった。いきなり堅苦しい「功績の配分」がでてきてと
まどった。原文を見ると、The division seems rather unfair. とあった。深町はこの
くだりを「しかし、それじゃあまりにも不公平じゃないか」とあっさり片付けている。
何の division かは前後の会話から容易にわかる。深町訳は、英語と違って主語を省け
る日本語の特質をうまく活かしている。だから読みやすい。
深町は昭和6年生まれ。その訳文は「鼻白む」「蒲柳のたち」など雅語の使用が目立
つが、古き良き時代の大英帝国を彷彿させる典雅で格調の高い名訳と言えよう。
シャーロック・ホームズものが深町新訳で読めるのはうれしいかぎりだ。
2022年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シャーロック・ホームズの活躍とはまったく違った角度からこの物語を読むと、そこには19世紀後半のイギリスの海外での活動、それからロンドンの市井の模様が読み取れてこれが面白い。物語の語り手であるワトソン医師がアフガニスタン戦争での負傷者であるという設定、物語の設定からは別に負傷者である必要はない筈だがそれを負傷者として書いているのは当時のイギリス社会ではこのような帰還者が多かったのだろうと推定される。イギリスは当時から海外での戦争に積極的であったのか。
別の話。ホームズは連絡用に電報を頻繁に使う。電話も使えたらしいが電報の方が速かったのか或は確実であったのか。この物語の舞台は日本で言えば明治20年頃なのでサテ東京を舞台にしてこのようなストーリーを書くとしたら電報が作品中の連絡手段として使えたかどうか。ロンドンが舞台だからこその小道具と言えよう。時代を知るうえで興味深い
さて肝心の物語である。ロンドンに住む若い女性のもとへ年に一度定期的に立派な真珠の珠が一個づつ送られてくる。送り主は分からない。なにか曰くがありそうだ。この様なことが数年続いた時に匿名の手紙が届き、手紙の主がこの女性に逢いたいと言ってきた。女性は不安になりホームズに相談を持ち掛けた。この後の展開を書くことは控えておくがこの"四人の署名"に似たような短編(同じくイギリスの植民地であったオーストラリアを舞台にしたもの)があったように記憶する。19世紀のイギリスでは実際に植民地で一旗揚げる(それも胡散臭い方法で)似たような話が多かったのかも知れない。
以上シャーロック信徒からは見当違いなことを言うな、と叱られそうな読み方かも知れないが
別の話。ホームズは連絡用に電報を頻繁に使う。電話も使えたらしいが電報の方が速かったのか或は確実であったのか。この物語の舞台は日本で言えば明治20年頃なのでサテ東京を舞台にしてこのようなストーリーを書くとしたら電報が作品中の連絡手段として使えたかどうか。ロンドンが舞台だからこその小道具と言えよう。時代を知るうえで興味深い
さて肝心の物語である。ロンドンに住む若い女性のもとへ年に一度定期的に立派な真珠の珠が一個づつ送られてくる。送り主は分からない。なにか曰くがありそうだ。この様なことが数年続いた時に匿名の手紙が届き、手紙の主がこの女性に逢いたいと言ってきた。女性は不安になりホームズに相談を持ち掛けた。この後の展開を書くことは控えておくがこの"四人の署名"に似たような短編(同じくイギリスの植民地であったオーストラリアを舞台にしたもの)があったように記憶する。19世紀のイギリスでは実際に植民地で一旗揚げる(それも胡散臭い方法で)似たような話が多かったのかも知れない。
以上シャーロック信徒からは見当違いなことを言うな、と叱られそうな読み方かも知れないが
2017年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
深町真理子さん84才。 卓越した女性翻訳家の最後のシャーロックホームズ個人訳全集になると思います。 非常にこなれた訳になっています。 そしてホームズ個人訳の全集としては,これが「最新」のものだと思います。2010-2014年に集中的に7冊訳されていますから。
Kindle版だと,文庫本よりかなり安くなっているのも有難いと思います。 いま現在のホームズ全集の決定版ではないでしょうか。
シャーロック・ホームズシリーズは,もう,この作品がどうのとか,そういうモノでは無いような気がする。 ホームズ好きなら,全巻持つだろうし,それなら一人の翻訳者による全集の方がいい。
深町真理子は,たぶん自分の最後の個人全集としてホームズ訳に取り組んだのだと思う。
深町真理子訳の全部のホームズ本に,同じ内容のレビューを書いたのは,「レビュー数を増やしたかった」からではない。 この最新の個人全集を多くの人に読んで欲しかったからだ。
Kindle版だと,文庫本よりかなり安くなっているのも有難いと思います。 いま現在のホームズ全集の決定版ではないでしょうか。
シャーロック・ホームズシリーズは,もう,この作品がどうのとか,そういうモノでは無いような気がする。 ホームズ好きなら,全巻持つだろうし,それなら一人の翻訳者による全集の方がいい。
深町真理子は,たぶん自分の最後の個人全集としてホームズ訳に取り組んだのだと思う。
深町真理子訳の全部のホームズ本に,同じ内容のレビューを書いたのは,「レビュー数を増やしたかった」からではない。 この最新の個人全集を多くの人に読んで欲しかったからだ。
2017年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに読んだホームズですが、新しい訳も手伝ってワクワクドキドキしました。
何度も読んで内容もわかっているはずなのに、ホームズの言葉の一つ一つ、人物描写、
話の展開にやっぱりホームズは面白い!!
何度も読んで内容もわかっているはずなのに、ホームズの言葉の一つ一つ、人物描写、
話の展開にやっぱりホームズは面白い!!
2024年3月13日に日本でレビュー済み
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せめて地図か図面が欲しい。訳が時代劇みたいな言葉使いで、余計に解りにくい。書かれた時代を考慮すれば仕方がないが、人種差別発言が甚だしい。恐らく、日本人もその差別対象に含まれる。終わり方も然り、後味の悪い小説でした。
2018年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「緋色の研究」に続くホームズもの長編第二作。冒頭のホームズがコカインに耽溺する様や、ベーカー街での推理する場面は、たいへん興味深く楽しめる。ただ、後半のテームズ河?での追跡劇や犯人のドラマティックな人生の独白など冒険的な展開は、推理ものに魅かれる身としては、イマひとつ。ひと昔、ふた昔前の娯楽小説みたいな趣きでちょっと古臭く感じてしまった。「シャーロック・ホームズの冒険」ほどには、その物語世界に魅了されなかった。ホームズは、短編にかぎる(落語の酢豆腐のオチ風に、読んでください)のか?深町さんの訳は読みやすく、伝統を感じさせつつも、古くささはなく良かったです。ワトソンの恋愛譚は、微笑ましい。