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恋愛と贅沢と資本主義 (講談社学術文庫) Kindle版

4.0 5つ星のうち4.0 31個の評価

著者はM・ウェーバーと並び称された経済史家である。ウェーバーが資本主義成立の要因をプロテスタンティズムの禁欲的倫理に求めたのに対し、著者は贅沢こそそのひとつと結論づけた。贅沢の背景には女性がいて、贅沢は姦通や蓄妾、売春と深く結びついていたというのである。かくて著者は断ずる。「非合法的恋愛の合法的な子供である奢侈は、資本主義を生み落とすことになった」と。(講談社学術文庫)
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商品の説明

著者について

【ヴェルナー・ゾンバルト】
1863〜1941 ドイツの経済学者、社会学者。ベルリン商科大学教授、ベルリン大学教授を歴任。著書に『近代資本主義』等がある。
【金森誠也】
1927年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。広島大学・静岡大学・日本大学等の教授を歴任。日本独学史学会賞受賞(1933年)。著書に『日本をかえた思想』など。訳書ゾンバルト『ブルジョワ』ほか多数。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B016O8V0L4
  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2000/8/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/8/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 6914 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 296ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 31個の評価

著者について

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ウェルナ−・ゾンバルト
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
産経新聞のコラム「モンテーニュとの対話」でこの本を知り、早速注文しました。まだ、中途までしか読んでいませんが、Max Weber の「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」よりもこちらの方が現実に近いのではないだろうか? 目からうろこのような論です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
〇著者が言いたいのは「愛妾や高級娼婦などの女が貴族や成金(初期の資本家)の奢侈・ぜいたくを促し、その奢侈が資本主義の発達に大きな役割を果たした」ということらしい。そうだとすればとても素敵な議論だ。

〇話は前史から始まる:都市は、かつては宮廷、官吏、裁判所、教会が置かれ、もっぱら消費者が住んでいた。これに、女性の美への目覚め(ルネサンス)、宗教的抑圧の緩み(裸体画・裸体像の容認)、宮廷への美女の導き入れ(フランソア1世の王の愛妾など)から、華美な傾向が生まれる。高級娼婦のファッションが、伝統的な貴族夫人、成金たちの生活様式(風呂に頻繁に入る!)、行動、ファッションに影響を及ぼすようになっていった。

〇そして18世紀には、女性の文化が勝利する。屋外における壮大な行事ではなく、屋内の出来事が好まれる。繊細な料理、凝った衣裳や手の込んだ工芸品や住居が好まれる。そしてこれらの個人の奢侈は、大都市において集団的な贅沢になる。劇場、高級料理店、菓子店などが開かれ(いずれも背景には女がある)、都市に居住する資産家が出入りした。

〇19世紀になると、奢侈は個人にとっては害悪であるが、経済全体にとっては無くてはならないもの、人々を温めるものであると肯定的に捉えられるようになり、贅沢禁止令が廃止されていった。

〇このような歴史的展開を踏まえて、前期資本主義(ある程度のまとまった資金があって初めて可能になる事業形態をいっている)は、奢侈が促進したと著者は言う。確かにそういう面はあるのだろうが、やや言い過ぎではないだろうか。本当のところは、こんなところではないのか。①どの時代にも贅沢はあった、②西洋ではある時期に女が重要な持ち物となり(トロフィーワイフ)、そのために女の発言力が高まって、女性的な趣味を反映した奢侈が盛んになった。③そうしたときに、海外貿易、工業化などが盛んになり、これらの高コストに見合う生産物として奢侈品が重要な位置を占めた(生産されたのは奢侈品だけではなかったはず)。④かつては少量手作りであった奢侈品も大量生産が可能になり、社会の富裕層(かつての貴族、成金よりはもっと広い層)に奢侈が広がった。⑤この結果生まれたのが、1920年代のアメリカの大衆消費社会とそのなかでのconspicuous consumption である。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まずは本書の感想として、
贅沢な消費が資本主義を支えてきたことに異論はない。
人間の欲望を見抜いた商品・サービスが売れる。
つまり、見栄を買わされていることは現代社会でも少なくない。

そして、そこに恋愛(女)が関係することについても、
初期の発展においては、時代的な理由で中心にあったことは疑いもない。

資本主義を紐解く傑作があまりに少ないこともあるが、
概要の文頭からマックスウェーバーに言及されるのは不憫である。

さて、現代社会において、
「さとり世代」などという言葉が生まれた(ハラスメントに近いと思う)。
購買意欲がない理由にはさまざまなものが考えられるので、本書にもとづいて仮説を立てたい。

若者が貧乏になったのではなくて、恋愛(女)が変わったのではないだろうか。
中世ヨーロッパと比べることはナンセンスだが、
30年前の日本と比べても、女性の社会的立場は変わった。
(「向上した」と言わないのは故意である)

最近の漫画・アニメブームの中心には女性がいて、彼女たちは金を浪費している。
スーツを着て、キャリアを目指す女性も、いまや珍しくない。
デートで食事をしても割り勘で支払うことも当たり前になりつつある。

それは人権という大それた指標を用いるつもりはないが、
男と女の社会的立場に差が縮まっていることを意味し、
女は男から搾取することなく、自分で自分に贅沢を与えられるようになった。
男は女の気を引くための手段として贅沢品を与えることの有効性は低下している。

それを資本主義の衰退や変化とは考えない。
奢侈の定義が文化によって異なるように、
恋愛と贅沢の形が変わったのである。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月17日に日本でレビュー済み
「奢侈」が馴染みない単語だが、それ以外は読みやすい翻訳だと思う。
2020年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『プロ倫』でウェーバーが仮想敵に選んだあのゾンバルト。さっそく購入。

スペイン、オランダ、英仏という「世界システムの枢軸」が成立した以後からぼくたちは歴史を振り返っている。そのスペイン(ポルトガル)以前、女王フアナ以前はどうだったか、というネタヨミ本。スペイン以前には、14、15世紀に北部イタリアが、15、16世紀にドイツが近代(Modern)を謳歌していた。どおりで剣と魔法の物語には法王庁が出てこないわけなのである。これ、「ドラゴンクエスト」と『フォーチュン・クエスト』の違い、という手の話でもあるので注意。

令和日本の消費社会にあてはまる、とすれば、奢侈には限りがない、という辺りかな。ヒトデは足りなくなっても、贅沢は足りなくならないからね。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年9月5日に日本でレビュー済み
本書に書かれている内容は社会の普遍的な現象であり

資本主義というものがいかに人間の本能を強烈に刺激するかを描いている

奢侈、見栄、世間体…そういった人間社会ならではの低俗さこそが資本主義の大動脈であり原理であると

現代社会においてもそれは何ら変わっておらず、中世ヨーロッパ社会の様子と相違無い

ユーモラスな語り口と着眼点で、気軽に読めて尚且つ笑える

いや、笑える人と笑えない人がいるんだろうし

そんな自分でも笑える時と笑えない時があるかもしれない

豊かさが本能にまみれてしまうと見栄や奢侈、浪費、徒労、醜悪さになってしまう

知恵と教養を持ってして豊かさはその真価を発揮し幸せをもたらすと

一読の価値有り、おすすめです
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月27日に日本でレビュー済み
この本は経済学の本としては一番のユニークな名著だ。かの今有名な今日本一番の経済学者東洋大教授の竹中平蔵氏先生でも、この本のような優れた視点も考えもない。これは彼だけでなくアダムスミスでさえ同じだ。言うまでもなく人間には性別があり男女がいる。ところがスミスマルクスもあくまで男の視点からの経済学であり、女性の出産の他女を生の人間であり人格をもった生き物だとする考えに欠ける。この本は女の経済学の古典としてゾンバルトが男であるにせよ女性たちに勧められる内容の仕上がりだ。残念だが竹中氏の著書を全部調べたが竹中氏も人は男達だけで成立すると、みな考えるようだ。別に誤解を承知で言うと戦国大名たちの衆道は臣下の序列を決める儀式であった。日本史の史実である。残念だが竹中氏は経済理論では天才でも数学者には女性はいないとの理解だ。私にはわからないが。話をまとめます。
この本は名著だが俗世的で理想的なものを求めて生きる方々には向かない。でも女性や愛人や娼婦といった歴史の裏側の真の主役たちへの男たちの欲求と工夫が、戦争だけではない資本主義や経済や経済学を発展させたという考えは今の日本でも世界でも通用する考えと思う。マックスウェーバーやアダムスミスの倫理や道徳を求めすぎると人は一番正しいことを求め対立し流血になる。竹中氏は本当に自由な競争が流血にならないと理想を求めているが、私には人間を信じすぎと心配にすらなる。この本は同じ出版社から漫画版もあり合わせて読むと真に生きた経済学の中心が身につくだろう。みなさんもレビューを女性の経済学を発展させるために頼む。今女性の方々の考えが今の男達だけの経済学で日本が限界に来たことへの、みな問題対応に役立つと思います。長々とご失礼しました。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年3月31日に日本でレビュー済み
1913年に書かれた本。この本は他の方も書かれているが、同時期の学者であるマックスウェバー、ヴェブレンと並んで読んでおきたい資本主義関連古典と言われている。

ちなみに私の場合、マックスウェーバーとヴェブレンは幾度となく通読しようとしたが、未だ挫折したまま(途中であきらめ)となっている。
マックスウェーバーの本の場合ならプロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神の関係やいかに・・・・という核心に近づく前に未読本の山に戻してしまう。大人になってロビンソン・クルーソーのストーリーを思い出した時にふと感じた密かな疑い(西洋人とキリスト教国の優位性を暗にかたりたいかのような)と同種のものが頭をよぎってしまったりするのが良くないのかもしれないが・・・。
もっとも、カルヴァン派とジュネーブでの歴史によってイギリス・新大陸をはじめとした資本主義のバックグラウンドが出来上がり、発展浸透に大きな力があったのは疑いようのない事実。この辺のところを深く知りたいという思いに弱さがあるのでしょう。一方、宗教改革はルネサンス人・ヒューマニストを檜舞台から降ろしもしています。

この本の著者は、ドイツ人で、大学時代にはマルクスの影響を受けている。20代にイタリア留学をしており、その時期農村地帯の諸問題に興味を持ったというのもその一つの理由になってか、割とユニークな近代資本主義研究者になっていく。また、その記述の仕方は比較的くだけている。

タイトルにも書いた通り、この著作については客観的データ量の不足が感じられたり(100年以上も前の作でもあり当然と言えば当然)、粗く感じられるかもしれない。マックスウェーバーのようないかにもそれらしい感じの哲学的な筆運びもない。題名にもややうさん臭いと思われても仕方ないような響きがあるかも知れない。

が、しかし、結構核心をついているところがあるように思われるのである。ちなみに論理指向の強いドイツにおいて重要著作として認知されている(歴史的にカルヴァン派の考え方で下地が出来上がった国ではないからでしょうか)。飽きずに通読できる本と思われるので、古典は苦手という方も、まずは出だしのところだけでも一度読んでみる事をお勧めします。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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