AMAZING book that everyone should read. Highly recommend reading this book.
I found this approach to be deeply soothing and engaging, in a way that touched me deep in my core.
I feel that it is the writer's duty to grab a reader's attention and never let it go. This is the first book I felt motivated to leave a review. It’s an easy read and as I got farther into the book I didn’t want to put it down.
を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
「メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
エラーが発生しました。 エラーのため、お客様の定期購読を処理できませんでした。更新してもう一度やり直してください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
共産党宣言 Kindle版
著者: エンゲルス フリードリッヒ(1820-1895) 底本: 共産黨宣言 彰考書院
このコンテンツは日本国内ではパブリックドメインの作品です。印刷版からデジタル版への変換はボランティアによって行われたものです。
おことわり: この青空文庫作品に収録されているコンテンツには、誤字脱字等の問題が含まれる場合があります。「青空文庫作業マニュアル」の指針に基づき、Amazon においてその内容を修正および改変することなく、作品のコンテンツは一字一句そのまま収録しています。報告された誤字脱字等の問題については、青空文庫に連絡させていただいておりますが、修正の是非および時期については青空文庫の意向によるため、改善しかねることがございます。あらかじめご了承ください。
このコンテンツは日本国内ではパブリックドメインの作品です。印刷版からデジタル版への変換はボランティアによって行われたものです。
おことわり: この青空文庫作品に収録されているコンテンツには、誤字脱字等の問題が含まれる場合があります。「青空文庫作業マニュアル」の指針に基づき、Amazon においてその内容を修正および改変することなく、作品のコンテンツは一字一句そのまま収録しています。報告された誤字脱字等の問題については、青空文庫に連絡させていただいておりますが、修正の是非および時期については青空文庫の意向によるため、改善しかねることがございます。あらかじめご了承ください。
- 言語日本語
- 発売日2016/2/2
- ファイルサイズ77 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
Amazon 新生活SALE (Final) 開催中
期間限定!人気商品がお買い得。最大5,000ポイント還元ポイントアップキャンペーン
Amazon 新生活SALE (Final) を今すぐチェック
Amazon 新生活SALE (Final) を今すぐチェック
この本を読んだ購入者はこれも読んでいます
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- ASIN : B01B62AFWI
- 発売日 : 2016/2/2
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 77 KB
- 同時に利用できる端末数 : 無制限
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 52ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: 無料タイトル - 1,426位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 123位社会・政治 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー

4 星
『共産党宣言』研究に
『共産党宣言』は文字通り世界を変えた一冊に数え上げることができます。 この一冊から多くの国が生まれそして滅びました・・・。現在でも「共産主義」を掲げる政党・国家は存在し、資本主義によって生じた不均衡が存在する限り『共産党宣言』の価値は廃れることはないでしょう。 さて新日本文庫の特徴は従来の30ページ本ではなく23ページ本を底本としており、また『共産党宣言』に関連した文献を多数収録していることです。翻訳もこなれており、「『共産党宣言』を原典から学びたい」という方は新日本文庫版が相応しいように思います。 『共産党宣言』を「悪魔の書物」と呼ぶ人もいます。この一冊のために人生を狂わされた人がいることは事実です。しかし「資本主義がなぜ不均衡を生みのか」そして「冨の平等を訴えていたはずの共産主義が独裁体制を生み出したのか」その答えを探す意味で読み直さなければならない古典であると思います。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年6月7日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
レビュー を日本語に翻訳する
2019年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
The book will stay with you long after you've read the last page. Don't miss it!
This book is now on my list of all time favorites. It is sometimes heartbreakingly brutal and other times as soft and soulful as one could imagine.
This book offered all this and more to Yours Truly and so I am giving the book 5 stars and an A from me.
This book is now on my list of all time favorites. It is sometimes heartbreakingly brutal and other times as soft and soulful as one could imagine.
This book offered all this and more to Yours Truly and so I am giving the book 5 stars and an A from me.
2011年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『共産党宣言』は文字通り世界を変えた一冊に数え上げることができます。
この一冊から多くの国が生まれそして滅びました・・・。現在でも「共産主義」を掲げる政党・国家は存在し、資本主義によって生じた不均衡が存在する限り『共産党宣言』の価値は廃れることはないでしょう。
さて新日本文庫の特徴は従来の30ページ本ではなく23ページ本を底本としており、また『共産党宣言』に関連した文献を多数収録していることです。翻訳もこなれており、「『共産党宣言』を原典から学びたい」という方は新日本文庫版が相応しいように思います。
『共産党宣言』を「悪魔の書物」と呼ぶ人もいます。この一冊のために人生を狂わされた人がいることは事実です。しかし「資本主義がなぜ不均衡を生みのか」そして「冨の平等を訴えていたはずの共産主義が独裁体制を生み出したのか」その答えを探す意味で読み直さなければならない古典であると思います。
この一冊から多くの国が生まれそして滅びました・・・。現在でも「共産主義」を掲げる政党・国家は存在し、資本主義によって生じた不均衡が存在する限り『共産党宣言』の価値は廃れることはないでしょう。
さて新日本文庫の特徴は従来の30ページ本ではなく23ページ本を底本としており、また『共産党宣言』に関連した文献を多数収録していることです。翻訳もこなれており、「『共産党宣言』を原典から学びたい」という方は新日本文庫版が相応しいように思います。
『共産党宣言』を「悪魔の書物」と呼ぶ人もいます。この一冊のために人生を狂わされた人がいることは事実です。しかし「資本主義がなぜ不均衡を生みのか」そして「冨の平等を訴えていたはずの共産主義が独裁体制を生み出したのか」その答えを探す意味で読み直さなければならない古典であると思います。

『共産党宣言』は文字通り世界を変えた一冊に数え上げることができます。
この一冊から多くの国が生まれそして滅びました・・・。現在でも「共産主義」を掲げる政党・国家は存在し、資本主義によって生じた不均衡が存在する限り『共産党宣言』の価値は廃れることはないでしょう。
さて新日本文庫の特徴は従来の30ページ本ではなく23ページ本を底本としており、また『共産党宣言』に関連した文献を多数収録していることです。翻訳もこなれており、「『共産党宣言』を原典から学びたい」という方は新日本文庫版が相応しいように思います。
『共産党宣言』を「悪魔の書物」と呼ぶ人もいます。この一冊のために人生を狂わされた人がいることは事実です。しかし「資本主義がなぜ不均衡を生みのか」そして「冨の平等を訴えていたはずの共産主義が独裁体制を生み出したのか」その答えを探す意味で読み直さなければならない古典であると思います。
この一冊から多くの国が生まれそして滅びました・・・。現在でも「共産主義」を掲げる政党・国家は存在し、資本主義によって生じた不均衡が存在する限り『共産党宣言』の価値は廃れることはないでしょう。
さて新日本文庫の特徴は従来の30ページ本ではなく23ページ本を底本としており、また『共産党宣言』に関連した文献を多数収録していることです。翻訳もこなれており、「『共産党宣言』を原典から学びたい」という方は新日本文庫版が相応しいように思います。
『共産党宣言』を「悪魔の書物」と呼ぶ人もいます。この一冊のために人生を狂わされた人がいることは事実です。しかし「資本主義がなぜ不均衡を生みのか」そして「冨の平等を訴えていたはずの共産主義が独裁体制を生み出したのか」その答えを探す意味で読み直さなければならない古典であると思います。
このレビューの画像

2020年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どこぞのクリエイティブなスーパードラッグストアにある、Y社製激安美味パンの名前「パン党宣言」から「この本」にたどり着いた。
せっかくタダ同然の本を手にしたんだから読まなきゃ、と思ったが、訳者前書きからして大正時代の言の葉にて記されていて、肩こりが、ああ。
それにしても、この本を軽く言うと、労働者よ団結せよ、この祝詞を言いたいがために、スゴい状況分析と指針が、たぶん当時の腹ペコ青少年でもわかるよう記されているのだ。
遡ること約170年前のヨーロッパにて、天空の城らぴたのパズーみたいな小僧さんのために書かれた書物のはずなのに、たった何年か前の金属粉と鉱油まみれの手の私のために書かれたような気がしてくる。
まあ、今の日本には公然と証拠隠蔽するエライ人もいますが、主義主張の違いはあれど、自由に物事を語ることのできる事って素晴らしいと思うのだ。
将来もそれは保障されるべき、されるように努力すべきだと感じる。
2020年現在「共産党」の類を名乗る輩が占拠する国がいくつかあるが、仮想敵国とやらの北の国を占拠占有する彼らの世界では、「共産党宣言」を読んでいるヤツは絶対いないね。
統治者の継承の正統性の吟味を、神話みたいな次元の話で「北の国」では決めているようだが、労働者の国ではなく「豚まんじゅう党独裁国」ですね。
アメリカや日本とか、たいていの国では勲章や栄典の効力は一代限りなのにさ。
なんちゅうか、この本の究極的読解に至ると勝手に私の宣言するところによれば、共産党独裁なんて書かれいてないのは明白。
むしろ読んでいくうちに、共産党など究極的には解体アウフヘブンされるべき存在のひとつだと自ずとわかるはずだ。
それ以前に、パンや御飯の素をつくる人が食えず、特権階級しかあずかれないなんて。
そんな社会は変革すべき対象だ。
豚まんじゅうみたいなヤツとその制度組織なんてさ、未来永劫、誰もが打ち倒す人が生まれながらにもつ根源的権利で牙をむける対象である。
また、そこまでならずとも、私達の労働が上手く活かされない社会・会社なら、交渉して上手くいくよう していくのも私達の権利であり義務なんだろうと思う。
なんだがごちゃごちゃしてきたが、自由にまっとうな台詞を吐き出せれるって、パン(ごはん)同様大事なんだね。
余談だが、世の中には色んな噂話があるんだけど、噂が嘘と一体化すると、何が何だかわからないようになる。
この本も日本語で日の目をみる際には、官憲の規制を逃れるためにずれた翻訳となっているであろう。
なるべく原典に近い情報や書物にあたれ、と静岡県のとある郷土史研究者に酸っぱく聞かされた思いでが黄泉がえってきました。
せっかくタダ同然の本を手にしたんだから読まなきゃ、と思ったが、訳者前書きからして大正時代の言の葉にて記されていて、肩こりが、ああ。
それにしても、この本を軽く言うと、労働者よ団結せよ、この祝詞を言いたいがために、スゴい状況分析と指針が、たぶん当時の腹ペコ青少年でもわかるよう記されているのだ。
遡ること約170年前のヨーロッパにて、天空の城らぴたのパズーみたいな小僧さんのために書かれた書物のはずなのに、たった何年か前の金属粉と鉱油まみれの手の私のために書かれたような気がしてくる。
まあ、今の日本には公然と証拠隠蔽するエライ人もいますが、主義主張の違いはあれど、自由に物事を語ることのできる事って素晴らしいと思うのだ。
将来もそれは保障されるべき、されるように努力すべきだと感じる。
2020年現在「共産党」の類を名乗る輩が占拠する国がいくつかあるが、仮想敵国とやらの北の国を占拠占有する彼らの世界では、「共産党宣言」を読んでいるヤツは絶対いないね。
統治者の継承の正統性の吟味を、神話みたいな次元の話で「北の国」では決めているようだが、労働者の国ではなく「豚まんじゅう党独裁国」ですね。
アメリカや日本とか、たいていの国では勲章や栄典の効力は一代限りなのにさ。
なんちゅうか、この本の究極的読解に至ると勝手に私の宣言するところによれば、共産党独裁なんて書かれいてないのは明白。
むしろ読んでいくうちに、共産党など究極的には解体アウフヘブンされるべき存在のひとつだと自ずとわかるはずだ。
それ以前に、パンや御飯の素をつくる人が食えず、特権階級しかあずかれないなんて。
そんな社会は変革すべき対象だ。
豚まんじゅうみたいなヤツとその制度組織なんてさ、未来永劫、誰もが打ち倒す人が生まれながらにもつ根源的権利で牙をむける対象である。
また、そこまでならずとも、私達の労働が上手く活かされない社会・会社なら、交渉して上手くいくよう していくのも私達の権利であり義務なんだろうと思う。
なんだがごちゃごちゃしてきたが、自由にまっとうな台詞を吐き出せれるって、パン(ごはん)同様大事なんだね。
余談だが、世の中には色んな噂話があるんだけど、噂が嘘と一体化すると、何が何だかわからないようになる。
この本も日本語で日の目をみる際には、官憲の規制を逃れるためにずれた翻訳となっているであろう。
なるべく原典に近い情報や書物にあたれ、と静岡県のとある郷土史研究者に酸っぱく聞かされた思いでが黄泉がえってきました。
2021年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生の時に読もうと思ったきりになっていたので40年も経った今更ながら読んでみた。訳された当時の古い漢字が使われているので読みにくかったがKindleだと辞書が殆どの漢字、単語を現代のものに直してくれたので助かった。
共産党宣言を発行せざるを得なかった背景がエンゲルスの序文に詳しく書かれていて、また内容自体が時代の変化とともに当てはまらなくなることも自身で指摘していて、大きく時代と社会が変わった現代からすれば、共産主義の教義として使えるようなものではなく、社会、経済、政治が激変した19世紀のヨーロッパの中での歴史的な史料と捉えるべきであることがよくわかった。その意味で、本文は非常に短く1時間もあれば読めてしまいそうだが、記載されているフランスでの2月革命やパリコミューン、イギリス、ドイツでの社会運動や資本主義の進展などを調べながら読んだ方が意義があり、最後まで読むのにかなり時間を費やすことになった。18世紀のヨーロッパの社会がどう言うものであったのかを少しでも理解するために貴重な書物だと思う。
共産党宣言を発行せざるを得なかった背景がエンゲルスの序文に詳しく書かれていて、また内容自体が時代の変化とともに当てはまらなくなることも自身で指摘していて、大きく時代と社会が変わった現代からすれば、共産主義の教義として使えるようなものではなく、社会、経済、政治が激変した19世紀のヨーロッパの中での歴史的な史料と捉えるべきであることがよくわかった。その意味で、本文は非常に短く1時間もあれば読めてしまいそうだが、記載されているフランスでの2月革命やパリコミューン、イギリス、ドイツでの社会運動や資本主義の進展などを調べながら読んだ方が意義があり、最後まで読むのにかなり時間を費やすことになった。18世紀のヨーロッパの社会がどう言うものであったのかを少しでも理解するために貴重な書物だと思う。
2016年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぎっくり腰で安静中読みましたが、人生一度読んで損はないと思います
2020年4月23日に日本でレビュー済み
"支配階級よ、共産主義のまえにおののくがいい。プロレタリアは、革命において鎖のほか失うべきものをもたない。かれらが獲得するものは世界である。万国のプロレタリア団結せよ!"1848年発刊の本書は共産主義を明らかにし日本では発禁処分でもあった、資本論の前に読むべき歴史的文書。
個人的には、社会主義、そして共産主義が【ソ連崩壊と共に失敗に終わった】と捉える人が多いように感じる中、あらためて何だったのか。と読み直してみました。
さて、そんな本書は有名な冒頭『ヨーロッパに幽霊が出るー共産主義という幽霊である』から始まり、一章はこれまた有名な『これまでの歴史は階級闘争の歴史である』と労働者(プロレタリアート)と富裕層(ブルジョワジー)となり【生産力の拡大が格差や搾取につながっている】ことを指摘。二章においては共産主義の【粗野な平等化ではない具体的な経済政策(一部は資本主義でも採用されている)について】そして三章から四章は当時のヨーロッパの社会主義的な流れ、そして国家の枠組みを超えた連携を呼びかけて終わる。わずか60ページほどの文書なのですが。
まず、何でしょう。国家の枠組みを解体するような革命といったことにファンタジーと諦めを感じてしまう私にとっては、扇動的かもしれなくても本書全体に溢れる熱情、そして本書が多いに受け入れられた当時の時代を考えて【歴史的にifが起きていたら?】と考えさせられる読後感でした。
また、本書では特に重要な二章での富裕層への累進課税、農業と工業を統合(都市と農村の対立をなくす)児童労働の禁止と無償教育の提供、銀行や運輸機関の国有化などが20世紀後半の【資本主義国家でも採用されている】わけですが。こうして読み直すと社会主義、共産主義は失敗というより【既に吸収され血肉化(骨抜き化?)したのかな】とも思いました。例え、より生産力は上がっても、より経済的な格差は広がっていくばかりだとしても。
歴史的な文書を読みたい方へ。また非常事態において実感させられる資本主義における格差について。ちょっと振り返ってみたい方にもオススメ。
個人的には、社会主義、そして共産主義が【ソ連崩壊と共に失敗に終わった】と捉える人が多いように感じる中、あらためて何だったのか。と読み直してみました。
さて、そんな本書は有名な冒頭『ヨーロッパに幽霊が出るー共産主義という幽霊である』から始まり、一章はこれまた有名な『これまでの歴史は階級闘争の歴史である』と労働者(プロレタリアート)と富裕層(ブルジョワジー)となり【生産力の拡大が格差や搾取につながっている】ことを指摘。二章においては共産主義の【粗野な平等化ではない具体的な経済政策(一部は資本主義でも採用されている)について】そして三章から四章は当時のヨーロッパの社会主義的な流れ、そして国家の枠組みを超えた連携を呼びかけて終わる。わずか60ページほどの文書なのですが。
まず、何でしょう。国家の枠組みを解体するような革命といったことにファンタジーと諦めを感じてしまう私にとっては、扇動的かもしれなくても本書全体に溢れる熱情、そして本書が多いに受け入れられた当時の時代を考えて【歴史的にifが起きていたら?】と考えさせられる読後感でした。
また、本書では特に重要な二章での富裕層への累進課税、農業と工業を統合(都市と農村の対立をなくす)児童労働の禁止と無償教育の提供、銀行や運輸機関の国有化などが20世紀後半の【資本主義国家でも採用されている】わけですが。こうして読み直すと社会主義、共産主義は失敗というより【既に吸収され血肉化(骨抜き化?)したのかな】とも思いました。例え、より生産力は上がっても、より経済的な格差は広がっていくばかりだとしても。
歴史的な文書を読みたい方へ。また非常事態において実感させられる資本主義における格差について。ちょっと振り返ってみたい方にもオススメ。