登場人物も多くて大変です。途中で混乱します。そして突然終了という感じで
やや消化不良気味に。解説まで読むと謎解きができる作品です^_^
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首都消失 (徳間文庫) Kindle版
電子オリジナル特典】・生頼範義イラスト収録 ・劇場版「首都消失」ポスター ・小松左京直筆原稿 ・小松左京ライブラリ解説 ●S重工企画総務課長・朝倉達也は、役員会議へ新企画報告のため、名古屋を発ち東京へ向った。が、途中で新幹線がストップ、首都圏に大異変が起ったことを知る。都心を中心に半径三十キロ、高さ千メートルの正体不明な巨大な“雲”に覆われ、交通通信電波は遮断、死者も出たのだ。家族は友人は無事だろうか? この“封鎖”は一時的現象なのか? 国家中枢を失った日本の将来は…? 日本SF大賞受賞のパニック巨篇。(電子版では紙版の上下2冊分を、1冊にまとめています)。
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2016/3/4
- ファイルサイズ15106 KB
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この著者の人気タイトル
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登録情報
- ASIN : B01CHXVXSK
- 出版社 : 徳間書店 (2016/3/4)
- 発売日 : 2016/3/4
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 15106 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 669ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 51,768位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。星新一、筒井康隆とともに「御三家」と呼ばれる、日本を代表するSF作家(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 小松左京セレクション1 宇宙漂流 (ISBN-13: 978-4591118603)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前回、2011年末に本書を読んだ時の私の書評は、ハルキ文庫の書評に記してあるが、
本作品も、「 日本沈没 」や「 こちらニッポン・・・ 」や「 物体O 」等と同じで、
膨大な量の情報が収められていていて、特に次から次に出てくる地名や、軍事関係の専門用語や、戦闘機や潜水艦の名前、量子力学関係の専門用語や、日米の軍事や政治に関する用語等、地図や辞書なしでは、作品の細部を味わうことができないので、電子書籍化を待ち望んでいた。
どの章も膨大な情報があふれていて、巨人小松左京のすごさを味わうことができるが、第9章の”雲”と嵐の章に関しては、様々な計測装置や、物理現象の情報がこれでもかと叩き込まれていて、wikiやgoogle、google image/map、物理関係の論文のpdfの読破と様々なソースの情報を拾い集めながら本を読んでいくと(今回は各ページ10-20箇所ほど言葉の意味や地図、写真を検索している)、前回私が読書した時に、小松が提示した情報の30%ぐらいしか理解できず、残りを読み流したり、誤読していたことがわかった。
膨大な情報を、所狭しとぶち込んだ本書もやはり、細部まで味わうには、電子書籍で、しかもインターネットが自由に利用できる環境で読まれるべき本だと思う。
小松は一時期、共産主義に傾倒しており、その意識が「日本沈没」では、中・露との外交の部分での楽観論という形であらわされているが、
本作品では、首都消失に乗じて中・露の日本侵略を含めた意図を持ち不穏な動きをする姿を描き、侵略の阻止のために、日米が最終的に日本防衛の活動を開始する様が描かれているが、これは、小松の意識の変化であり、小松の本書記載の動機の一つが「日本沈没」に記載した防衛における楽観論を戒める意図もあったのではないかと私には思われる。
実際、3.11の震災直後、自衛隊の半分の10万6,000人が被災地での救助活動に当たっている隙を見計らい、中・露・韓は、支援物資や義援金を出して弔意を示す一方、中共は東シナ海で連続威嚇、ロシア戦闘機が日本海に飛来し領空侵犯寸前の行為を行い、韓国は竹島の武装強化に着手した。
一方、米軍は、トモダチ作戦と命名して、ロナルド・レーガン空母を含め、2万4000人の将兵、190機の航空機、24隻の艦艇を派遣したが、派遣した航空機、艦艇の数を見てもわかるとおり、「集団的自衛権」に基づき米国が日本の防衛にあたったという事実は、本書に記載される状況と極めて似通っている。
そして、米軍が派兵しなかった場合、震災と原発の混乱に陥って完全に防衛能力を失っていた日本への、中・露による侵略は起こりえたということで、小松氏の予言は当たっていたといえると思う。
作品の評価が、自分でも読書のたびに変化し、ある時期に得た作品の印象がこんなにも違うものかと驚いてしまうのが、今回は、本書を素直に面白い作品だと読み解いた。
本作品の解説は充実しており、作品中で特に美味しそうな、特製とり御飯の写真も提示されており、
その他、実は本作品は新聞連載の関係で、小松の構想の前半部分しか執筆されておらず、「 幼年期の終り 」に通じるような後半が構想されていたということが記載されている。
SFとしても社会批判の作品としても本当に面白いので、是非、電子書籍として本書を読み解いてみてください。
本作品も、「 日本沈没 」や「 こちらニッポン・・・ 」や「 物体O 」等と同じで、
膨大な量の情報が収められていていて、特に次から次に出てくる地名や、軍事関係の専門用語や、戦闘機や潜水艦の名前、量子力学関係の専門用語や、日米の軍事や政治に関する用語等、地図や辞書なしでは、作品の細部を味わうことができないので、電子書籍化を待ち望んでいた。
どの章も膨大な情報があふれていて、巨人小松左京のすごさを味わうことができるが、第9章の”雲”と嵐の章に関しては、様々な計測装置や、物理現象の情報がこれでもかと叩き込まれていて、wikiやgoogle、google image/map、物理関係の論文のpdfの読破と様々なソースの情報を拾い集めながら本を読んでいくと(今回は各ページ10-20箇所ほど言葉の意味や地図、写真を検索している)、前回私が読書した時に、小松が提示した情報の30%ぐらいしか理解できず、残りを読み流したり、誤読していたことがわかった。
膨大な情報を、所狭しとぶち込んだ本書もやはり、細部まで味わうには、電子書籍で、しかもインターネットが自由に利用できる環境で読まれるべき本だと思う。
小松は一時期、共産主義に傾倒しており、その意識が「日本沈没」では、中・露との外交の部分での楽観論という形であらわされているが、
本作品では、首都消失に乗じて中・露の日本侵略を含めた意図を持ち不穏な動きをする姿を描き、侵略の阻止のために、日米が最終的に日本防衛の活動を開始する様が描かれているが、これは、小松の意識の変化であり、小松の本書記載の動機の一つが「日本沈没」に記載した防衛における楽観論を戒める意図もあったのではないかと私には思われる。
実際、3.11の震災直後、自衛隊の半分の10万6,000人が被災地での救助活動に当たっている隙を見計らい、中・露・韓は、支援物資や義援金を出して弔意を示す一方、中共は東シナ海で連続威嚇、ロシア戦闘機が日本海に飛来し領空侵犯寸前の行為を行い、韓国は竹島の武装強化に着手した。
一方、米軍は、トモダチ作戦と命名して、ロナルド・レーガン空母を含め、2万4000人の将兵、190機の航空機、24隻の艦艇を派遣したが、派遣した航空機、艦艇の数を見てもわかるとおり、「集団的自衛権」に基づき米国が日本の防衛にあたったという事実は、本書に記載される状況と極めて似通っている。
そして、米軍が派兵しなかった場合、震災と原発の混乱に陥って完全に防衛能力を失っていた日本への、中・露による侵略は起こりえたということで、小松氏の予言は当たっていたといえると思う。
作品の評価が、自分でも読書のたびに変化し、ある時期に得た作品の印象がこんなにも違うものかと驚いてしまうのが、今回は、本書を素直に面白い作品だと読み解いた。
本作品の解説は充実しており、作品中で特に美味しそうな、特製とり御飯の写真も提示されており、
その他、実は本作品は新聞連載の関係で、小松の構想の前半部分しか執筆されておらず、「 幼年期の終り 」に通じるような後半が構想されていたということが記載されている。
SFとしても社会批判の作品としても本当に面白いので、是非、電子書籍として本書を読み解いてみてください。
2020年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新聞連載の都合で、作者が構想していた第2部は書かれなかったそうです。
第1部にあたる本作を読んだ限りでは、小説としての完成度や物語の面白さを重視して書いた本ではないな、という感じです。シュミレーション小説として、「もし日本の首都と突然連絡が取れなくなったら」というIfに対する様々な考察が書かれており、関心のあるひとなら本書で取り上げられたトピック、もしくは取り上げられなかったトピックについて、現在の情勢を元に改めて考える楽しみもあるかもしれません。
物語としてみると、基本的に作者の語りたいシュミレーションを語るための人物として、大手重工業の課長で市民目線の代表である朝倉、新聞記者として国内外の政治・経済の状況に第三者的な視点を与える田宮、対外関係の問題を提起する役割の堀江、当事者として政治に携わる小室など、いろいろな視点人物が出てきます。しかし群像劇のようなキャラクター間の関係が生み出す面白さや、ひきつけるストーリーもなく、読んで面白いとは思えませんでした。
またSFファンとしては、首都を包む「雲」の正体に関心が向かいますが、そこは割りとあっさりと済ませて、物足りません。
道具立てはSFですがSFファンよりも。経済小説や経済誌をよく読む人にアピールするのかもしれません。
第1部にあたる本作を読んだ限りでは、小説としての完成度や物語の面白さを重視して書いた本ではないな、という感じです。シュミレーション小説として、「もし日本の首都と突然連絡が取れなくなったら」というIfに対する様々な考察が書かれており、関心のあるひとなら本書で取り上げられたトピック、もしくは取り上げられなかったトピックについて、現在の情勢を元に改めて考える楽しみもあるかもしれません。
物語としてみると、基本的に作者の語りたいシュミレーションを語るための人物として、大手重工業の課長で市民目線の代表である朝倉、新聞記者として国内外の政治・経済の状況に第三者的な視点を与える田宮、対外関係の問題を提起する役割の堀江、当事者として政治に携わる小室など、いろいろな視点人物が出てきます。しかし群像劇のようなキャラクター間の関係が生み出す面白さや、ひきつけるストーリーもなく、読んで面白いとは思えませんでした。
またSFファンとしては、首都を包む「雲」の正体に関心が向かいますが、そこは割りとあっさりと済ませて、物足りません。
道具立てはSFですがSFファンよりも。経済小説や経済誌をよく読む人にアピールするのかもしれません。
2017年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初読んだ時には結末に不満が有ったが、今読むと物凄く考えさせられるところがある。
国政、外交、経済、防衛の中枢が消滅した場合の国としての立て直し。
司令塔がない事で特に外交と経済が怖い事が理解できたし、防衛も他国との関連でどうなる事か怖いね。
1980年代の作品だが、東京集中は今も変わっていないね。
巻末の小松左京ライブラリによる、映画(観てない)の話と幻の第二部の構想が有った事が面白い。
幻の第二部読んで見たかったな。
国政、外交、経済、防衛の中枢が消滅した場合の国としての立て直し。
司令塔がない事で特に外交と経済が怖い事が理解できたし、防衛も他国との関連でどうなる事か怖いね。
1980年代の作品だが、東京集中は今も変わっていないね。
巻末の小松左京ライブラリによる、映画(観てない)の話と幻の第二部の構想が有った事が面白い。
幻の第二部読んで見たかったな。
2019年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誤植が多いのが作品を台無しにしています。
出くわすたびに気にしないように読み進めていましたが、呆れ果てたのが第七章の扉。ページの中央にどんと章題が書かれたよくあるやつですが、その章題が誤植でした。腹に据えかねて星ふたつ減。
本書に限らず、徳間文庫のKindle本には誤植が多いものが多数あります。再校正をしてほしい。
出くわすたびに気にしないように読み進めていましたが、呆れ果てたのが第七章の扉。ページの中央にどんと章題が書かれたよくあるやつですが、その章題が誤植でした。腹に据えかねて星ふたつ減。
本書に限らず、徳間文庫のKindle本には誤植が多いものが多数あります。再校正をしてほしい。
2016年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誤植が多過ぎます
巨匠が精緻に繰り広げる首都機能消失の対応シミュレーションが、誤字のせいで読書の流れが切られてしまいますね・・・
紙媒体と異なり、電子書籍は修正・再配布が可能だとは言え、出版主体でのチェック機能はどうなっているんだか・・・
巨匠が精緻に繰り広げる首都機能消失の対応シミュレーションが、誤字のせいで読書の流れが切られてしまいますね・・・
紙媒体と異なり、電子書籍は修正・再配布が可能だとは言え、出版主体でのチェック機能はどうなっているんだか・・・