クロノス HDニューマスター版 [Blu-ray]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ギレルモ・デル・トロ, ロン・パールマン, タマラ・サナス, フェデリコ・ルッピ |
言語 | スペイン語 |
稼働時間 | 1 時間 32 分 |
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
存在してはならなかった。永遠の生命と引き換えに、今、恐怖の封印が解かれる――。
ギレルモ・デル・トロ監督、劇場長編初監督作品がHDニューマスターにて登場!
『パシフィック・リム』『パンズ・ラビリンス』『ヘルボーイ』など独特のビジュアルと世界観を持つギレルモ・デル・トロ監督が1992年に手掛けた、劇場長編初監督作品となる異色の吸血鬼映画。本作中に登場する昆虫型の機械の美しいフォルムとその機械の中に潜む醜い寄生虫、老人と子供、そしてダークな世界・・・。デル・トロ監督の美学を余すところなく詰め込んだ傑作がファン待望のHDニューマスター版で登場。
1998年2月13日 日本公開(オンリーハーツ配給)
ビデオ題:クロノス/寄生吸血蟲
★特典映像★
合計約137分の特典映像・特典音声を収録
1)ギレルモ・デル・トロ監督本編オーディオコメンタリー
2)メイキング映像
3)インタビュー映像集
4)プロダクション・ギャラリー(静止画)
5)オリジナル予告編
※内容は変更となる場合がございます。
★『パシフィック・リム』『クリムゾン・ピーク』ギレルモ・デル・トロ監督、劇場長編初監督作品がHDニューマスターにて登場!
★ギレルモ・デル・トロ監督が生み出したヴァンパイア・ホラーの異色作。1993年カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリ受賞作品
★日本語吹替え音声(VHS・DVD版)収録!
<キャスト>
フェデリコ・ルッピ [ヘスス・グリス] (谷口節)
ロン・パールマン [アンヘル] (山野井仁)
クラウディオ・ブルック [デ・ラ・グァルディア] (小杉十郎太)
マルガリータ・イサベル [メルセデス] (五十嵐麗)
タマラ・サナス [アウロラ] (栗原みきこ)
ダニエル・ヒメネス・カチョ [ティト] (八戸優)
※[]内は役名 (日本語吹替声優)
<スタッフ>
監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ(『クリムゾン・ピーク』『パシフィック・リム』)
製作:ベルサ・ナヴァロ(『デビルズ・バックボーン』)、アーサー・ゴーソン
撮影:ギレルモ・ナヴァロ(『フロム・ダスク・ティル・ドーン』『ジャッキー・ブラウン』)
美術:トリータ・フィゲロ
編集:ラウル・ダバロス(『ドリームキャッチャー』)
音楽:ハヴィエル・アルヴァレス
16世紀、迫害を逃れてメキシコに渡った錬金術師の手によって“クロノス"が生み出された。永遠の生命を得る事が出来る不思議な純金製の機械、彼はこのクロノスに依って400年もの間生き続けたが、1937年に事故に巻き込まれ他界。警察が彼の部屋を調査したところ、逆さに吊るされた男の死体と滴る血を集めるように床に置かれた容器が見つかった。そして部屋の多くの貴重なアンティークは競売にかけられ、その後クロノスは歴史の闇に埋もれていった。そして現代、メキシコで骨董店を営む老人・ヘスス(フェデリコ・ルッピ)は、売り物の天使像の中から金色の奇妙な彫刻品を見つける。それに触れてみたところ、突然針が飛び出してヘススの手に突き刺さった。慌てて引き剥がしたが、次の日彼は見違えるように若返っていた。この彫刻品こそがクロノスだったのだ。そして彼はクロノスを巡る様々な陰謀に巻き込まれていく・・・。
【Blu-ray仕様」1992年/メキシコ/本編92分+特典映像約2分(予定)/1層/COLOR/MPEG4 AVC/音声1:スペイン語(一部英語)(DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド)、2:スペイン語(一部英語)(DTS-HD Master Audio 2.0chステレオ)、3:音声解説英語(ドルビーデジタル 2.0chステレオ)、4:日本語吹替(DTS-HD Master Audio 2.0chステレオ)/字幕1.日本語字幕、字幕2.吹替用字幕/16:9[1080p Hi-Def] ビスタサイズ(本編映像のみ)/1枚組
※収録内容は変更となる場合がございます
(C)1992 Producciones Iguana, All Rights Reserved.
発売元:是空/TCエンタテインメント
販売元:TCエンタテインメント
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : スペイン語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 80 g
- EAN : 4562474172493
- 監督 : ギレルモ・デル・トロ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 32 分
- 発売日 : 2016/7/6
- 出演 : フェデリコ・ルッピ, ロン・パールマン, タマラ・サナス
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B01DDDKI5W
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 94,932位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,808位外国のホラー映画
- - 7,742位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
性質の違うユーモアのセンスもここでは新鮮だ。
相当グロな映像もあるが、子供が重要な役をしているのとディズニー的な
ところもあるので中学生くらいになれば親同伴で是非観でてやりたい
映画だ。 というのは大人にとっては所詮良く出来ていると感じるだけの
とても感情移入できるものではなく本来青少年向けの映画だからだ。
ギレルモ・デル・トロ監督作品の初見は、「パシフィック・リム」だったので、日本のロボットアニメ好きのイメージが強かったのですが、「シェイプ・オブ・ウォーター」がアカデミー賞受賞ということで鑑賞したら、「この人、ダーク・ファンタジーが得意なのか」と気づきました。
そこで、ネットを巡ってみると、監督初作品として、本作品が紹介されていて、それほど評価は高くないけど、監督の原点を知りたくなり、鑑賞することに。
【率直な感想】
1.異色の吸血鬼もの
この作品は、いわゆる「吸血鬼もの」です。
ただ、いわゆる「ドラキュラ」系にある、生き血を求めて、次々と人間を襲っていく…というのとは、全く違います。
そもそものお話ですが、「1536年、錬金術師のウベルト・フルカネリは宗教裁判所から逃れるためにメキシコへ渡り、総督ご用達の時計師になった。彼はそこで永遠の生命の鍵となるものを作り、それを『クロノス』と名付けた。」(ここまで、Wikipediaからの引用)そして、時は流れて、400年後の1937年、古物商の初老の男性、ヘヘス・グリスが、古い天使像の中から、「クロノス」を発見。これが、卵形で底が平らの金色の物体で、手のひらに載せていると、ニョキニョキと両側から4本ずつ、計8本の細い足が伸びてきて、昆虫型に変型。へヘスの手をぐわっと掴むと、血を吸い始めた。かくして、彼は、吸血鬼になってしまい…。
2.物語を取り巻くもの
物語は、その後、割と淡々と進んでいきます。従来からの「吸血鬼もの」のストーリーを期待すると、「それほど面白くありません」。
でも、私は、評価したくなってしまうのですよね。
そもそものお話の発端を先述しましたけど、16世紀の「錬金術師」が「宗教裁判」から逃れ、「時計師」になり、「クロノス」を作ったのですよね。
では、まず、「クロノス」の由来は何か?
どこかで、聞いたことあるなと思って調べてみると、ギリシア神話に、ゼウスの父として登場する神、と説明されています。しかし、もうひとつ、別の意味があって、ギリシア時代の思想家シュロスのペレキュデースが、宇宙進化論を唱えるなかで、登場させたのが、「時の神」である「クロノス」なんです。本作品の「クロノス」を作ったのは、「時計師」だから、そちらの神とみるのが妥当でしょう。
さらに、「宗教裁判」と言えば、キリスト教…。
主人公の男性、へヘス・グリスですが、英語表記をみると、 Jesus Gris。ジーザスと言えば、日本語では「イエス」。イエス・キリストとの関わりが示唆されているように感じます。
また、へヘスと対峙する男性、アンヘルという人物が登場しますが、英語表記は、Angel。またもや、宗教関連が出てきました。先述のとおり、「クロノス」が入っていたのは、「天使像の中」でしたしね。
エンタメ作品で、古代の神話などに由来する事象を登場させるのは常套手段かもしれませんが、ここまで宗教的なものが出てくるとなると、単なるホラーではないのではないか、と感じています。
これは、完全ネタバレになるので、絶対に書けない「ラストシーン」。「吸血鬼ホラー」の観点でみると、「ホラーらしくないなー」で終わってしまうと思うのですが、宗教的意味合いを加味すると違った味わいがあるのですよ。また、それまでの展開も、別のものに見えてくるから、不思議!
【全体評価】
先述のとおり、いわゆる「吸血鬼もの」のホラーとして鑑賞してしまうと、正直なところ、それほど面白くない映画だと思います。
ただ、鑑賞後、映像表現を含め、宗教的な事象が散りばめられていることに気づき、物語を振り返った時、評価が変わりました。
ギレルモ・デル・トロ監督の原点がよく分かったことを含め、★4つと評点しました。
つまり、意味深なヒントを散りばめまくり、答え合わせは観客に丸投げ、なんでそうなる?って展開を力技で押し通す。という特徴です。
おまけにその答えは思ったよりしょぼいというのもパターンです。
造形も最高、雰囲気だけはA級。
ホラー好きはビンビン伝わるけど、作るのが下手という愛すべき我らのB級職人。
雰囲気に飲まれるもよし、バカにするもよし。
デル・トロ映画ならではの楽しみ方があると思います。だから何作も見てしまいます。
ただ序盤の80年代の雰囲気にゴシックホラーみたいな雰囲気を漂わせる感じは最高で、らしくないじゃんと思ってしまった。
演技より効果音や音楽で心情を伝えてくる。
人の心を忘れる前に命を絶っているので、吸血鬼の面白さはない。
現代の作品に慣れているせいか、昔のクセの強い設定を受け入れるのが難しい。錬金術師…。
クロノスとはギリシャ神話で時を刈る「時間の神」、姿は老人だそうです。
床の血を舐めるシーンは、我を忘れながらも初めての血を味わっている演技が素晴らしかった✨
特殊メイクの技術も高い❗️
でもそれが魅力。
この監督さんの作品、無条件に大好きな自分ですが、それは監督のこだわりどころが観ていて気持ちいいからだと思います。
それは、観ていて気持ち悪いことにこだわっていてもです。
この作品も期待に違わぬものでした。
公開年代を考えると、脅威の高画質・高音質。
お勧めです!!
humorous.
最後は自らの手で命を絶つストーリーです。
「身に着けると内蔵されている針が体に突き刺さり、それが突き刺さったものは吸血鬼となる。」という設定は
ジョジョの奇妙な冒険の石仮面そのものですね。
本作品が1993年の制作なのに対して石仮面が登場するジョジョ第1弾は1986年の作品。
監督自身が日本のアニメに非常に造詣が深いこともあり何らかの形で監督が影響を受けた可能性は否めないと思います。
ストーリー本筋としてはそれほど魅力を感じなかったものの、
それでも作品として楽しめたのはやはり孫娘アウロラの存在が大きかったと感じます。
口数は少ないものの有能なうえ可愛すぎるアウロラの存在は年齢高めの主要登場人物の中で非常に際立っていました。
クロノスにより永遠の命と引き換えに吸血鬼と化したヘススは、
溺愛してきた孫娘のアウロラの血を飲みたいと一瞬でも思ってしまった自身が許せなくなり、クロノスを破壊することによりその永遠の命に自ら終止符を打つ。。。という
去り際の美学もきれいに表現されています。
扱っている題材的にはホラーというよりヒューマンドラマに近い作品です。
微グロではありますが、ホラーが苦手な方でも家族愛系の作品がお好きな方にはお勧めしたい作品です。