バグのせいで全体評価が低くなるのは見えていました(苦笑)
正直、今作のバグは進行(攻略)不可という重大なものが多く、庇うのが難しいほどなのですが…
星の数は甘めの方にしておきます――理由は、パッチや問い合わせでのサポート対応が迅速丁寧で
改善された今、バグの件だけで内容そのものの評価まで落とされるのが、非常に勿体無いと感じたからです。
バグあり状態…★1~2
パッチ1.3を当てた状態(8/24時点)…★4~5 だと思って下さい。
不具合に関しては皆さんのレビューがあるので、ここから先は中身のみのレビューとなります。(長文です)
では切り替えまして、まずシナリオ――
主人公は、大地が生み出した千年以上前から続く 『鬼とも呼ばれる上樹の一族』 …
その中でもカリスマであった 『世羅』 と呼ばれる姫の生まれ変わりです。
千年前、ずっと折り合うことができず距離を置いていた人間達を、ある理由から虐殺したことにより
当時の当主から魂に呪いを与えられ "千の罪を食って贖う" という責を負わされます。
幾度も転生を繰り返して解放目前となった今世――だがそこには何故か今までの 『世羅の人格』 はなかった。
『主人公』 という別の存在が確かに生きている…心は 『人間』 のまま半端に覚醒してしまった彼女は、
かつての従者と共に行動していましたが、ある罪喰いの儀式後 「自分は千年前からの婚約者だ」 と
名乗る男が現れ一族の屋敷に強引に連行されてしまい… というのが冒頭の流れ。
主人公=世羅の "器" という設定なので、他でもない 『主人公』 を攻略キャラ達がどう認識し
扱うかが重要になってくるわけですが…そこがしっかり、キャラ事の個性が出ていて飽きさせません。
冒頭こそ説明が多く世界観の理解に時間が掛かりますが、敵味方共にそれぞれ重い因縁や葛藤を抱えていて、
一人クリアするごとに一つ謎が解けていく、といった感じで気付いたらのめり込んでいました。
Operetta作品はどれもそうですが、今作は特に "心理描写が素晴らしい" !
幕間に、攻略キャラ視点が入るのが判りやすくて良いですね。
個人的にオススメなのは、宿敵として登場する 『至央』 ――
彼を攻略したら他キャラが物足りなくなってしまうくらい非常に魅力的なキャラです。
敵対する存在であり、何故主人公が気になるのか自分でも判らない…恋愛初心者であるところから
己の気持ちを認め、遠回しながら主人公に必死にアピールしようとする姿は健気とも言えるくらいでした。
心の底から 「めげるな頑張れ!w」 と応援したくなります(笑) これぞ恋愛、といった感じ。
担当された声優さんも素晴らしいです―― 台詞の 「……」 の部分も無言ではなく、
吐息や、躊躇い戸惑いの演技がきちんと収録されているので、端から端まで全部聞きたくなります。
立花慎之介ファンの人は、買って間違い無し! と断言したい。
意外にも、逆に婚約者である守人が一番あっさりしている気がしました(攻略制限もないですし)
サブキャラの中では カゲロウが魅力的。至央√ではただ厄介な敵でしかない彼ですが
幼く見える彼の寂しさや本心を知ると憎めなくなります。EDでは思わず涙腺が緩んでしまうほど…
【千年前の真実】 が、サブ攻略キャラだと油断していた 蒼太
【前世の真実】 が、大トリである 従者の連 …となっているので、攻略順には注意。
立ち絵も表情豊かで、描写に合わせて細かく変化するので感情移入がしやすく
スチル(+アニメーション)の数も多い…脇キャラも魅力的で、シリアスな中にも、
ほのぼの&クスリと笑ってしまう掛け合いがあり、程よい緊張感に収まっています。
主人公の性格については…とある√で 「押されると逃げるけど、逃げられると追いかけたくなるタイプ」 とあり
その通りだなと納得――鈍感でもどかしくなりますが、そこも主人公の過去に辛い心の傷があってこそ
なので特に苛々はしませんでした。基本真っ直ぐで諦めが悪いところも好印象です。
普段 「主人公の声は消す派」 な私ですが、声優さんの演技がとても可愛らしく、突っ込みもなかなかで
気付けば大好きに(笑) 最初からミュートにしてしまわず、小音でもいいので是非聞いてみて欲しいです。
システムも良好…欲を言えば前だけでなく 『次の選択肢までスキップ』 もあったらよかったかな?
バグの多さは確かに目立ちますし、私自身攻略に時間が掛かり、サポートに幾度も問い合わせた一人です…
ですがそれだけで評価を貶めてしまうのは非常に勿体無い、素晴らしい内容だと感じました。
きちんと "すれ違うもどかしさ" を表現してくれているソフトは昨今だと少ないと思います。
パッチも出て改善されていることですし、どうかそのことだけで敬遠せず
この愛と執着と切なさに満ちた、素敵な世界に手を伸ばしてみてください。
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罪喰い~千の呪い、千の祈り~
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登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 19.8 x 15 x 1.6 cm; 120 g
- 発売日 : 2016/8/19
- メーカー : Operetta
- 製造元リファレンス : 43201-54229
- ASIN : B01E9TBQG4
- Amazon 売れ筋ランキング: - 5,564位PCソフト (PCソフトの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,083位PCゲーム (PCソフト)
- カスタマーレビュー:
商品の説明
いつも通り勉強し、
いつも通り友人と喋り、
いつも通りの星空を見ながら歩いていた、高校からの帰り道。
主人公は突如、思ってもみない不運に見舞われる。
声すらあげられない恐怖と、苦痛。
悶え苦しむ主人公の耳に届いたのは、不思議な雰囲気をまとう青年――永海連の声だった。
彼の口づけは主人公を救い、引き返せない呪われた道へと誘う。
道の果ては『解放』か『死』か。
鬼に堕ちて、定を知る。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フルコンプしました。
・目パチ、口パクなし
・主人公名字固定、名前変更可能
・デフォルトネーム呼びあり
・主人公フルボイスあり(設定でON/OFF変更可能)
○良かった点
・OP、EDムービー、曲
・絵、背景、スチル
・キャラクター
×悪かった、気になった点
・キャラクターごとのシナリオの質のばらつき
・スキップの遅さ
シナリオは丁寧な文章と描写ではあるんですが、丁寧すぎて逆にわかりにくい部分や、シナリオ自体の短さが気になりました。
説明的な描写が多かったりややこしい言い回しなどがあり、理解するのに時間がかかりました。
戦闘シーンが多くありますが、迫力や臨場感が伝わりません。
シーンごとに、切なかったり感動したり、恋愛のドキドキ感というものはあるんですが、いかんせん切り替わりが早過ぎて気持ちがついていきません。
せっかく良いシーンがあるのに、余韻が全くないんです。
ストーリー構成は良いですが、そういう色々残念な部分が多く満足できませんでした。物足りなさがあります。
恋愛面は甘くドキドキして萌えます。
とにかくスチルが素晴らしく、自分好みの絵だったのでこれは大満足でした。
評価を☆4にしているのはこの絵のおかげです。全体としては☆3ですがこの絵が本当に良かったので星を増やしました。
スチルは光などのエフェクトやアニメーションのような動きもありすごくリアルで綺麗で見応えがあります。
しかし、キャラクターごとのルートのシナリオの長さや質にバラつきがあり、ちゃんと全部良かったと思えたのは3人くらいでした。
個別ルートに入っても共通部分があったり同じような展開になったりと飽きました。
キャラクターは皆かっこよく可愛く、全員良かったです。
主人公は明るく元気で男勝りな性格。しかし、そんな性格なのにいざ戦闘となると守られることが多く、しかもその後自己嫌悪で泣きまくるという展開に
嫌気が差し、可愛いボイスがついていましたが途中からOFFにしてプレイしました。声優さんの泣きの演技がよりいっそう耳障りになりました。
いまいち好感が持てない主人公でした。
スチルを見る価値はじゅうぶんにありますが、フルプライスでは厳しい作品だと思います。
お安くなっていてどうしても気になるというのならやってみてもいいかな、という感じです。
物足りなさがありますが逆に言えば「もっと見たかった、プレイしたかった」と思わせてくれる作品なので、FDが出てほしいです。
・目パチ、口パクなし
・主人公名字固定、名前変更可能
・デフォルトネーム呼びあり
・主人公フルボイスあり(設定でON/OFF変更可能)
○良かった点
・OP、EDムービー、曲
・絵、背景、スチル
・キャラクター
×悪かった、気になった点
・キャラクターごとのシナリオの質のばらつき
・スキップの遅さ
シナリオは丁寧な文章と描写ではあるんですが、丁寧すぎて逆にわかりにくい部分や、シナリオ自体の短さが気になりました。
説明的な描写が多かったりややこしい言い回しなどがあり、理解するのに時間がかかりました。
戦闘シーンが多くありますが、迫力や臨場感が伝わりません。
シーンごとに、切なかったり感動したり、恋愛のドキドキ感というものはあるんですが、いかんせん切り替わりが早過ぎて気持ちがついていきません。
せっかく良いシーンがあるのに、余韻が全くないんです。
ストーリー構成は良いですが、そういう色々残念な部分が多く満足できませんでした。物足りなさがあります。
恋愛面は甘くドキドキして萌えます。
とにかくスチルが素晴らしく、自分好みの絵だったのでこれは大満足でした。
評価を☆4にしているのはこの絵のおかげです。全体としては☆3ですがこの絵が本当に良かったので星を増やしました。
スチルは光などのエフェクトやアニメーションのような動きもありすごくリアルで綺麗で見応えがあります。
しかし、キャラクターごとのルートのシナリオの長さや質にバラつきがあり、ちゃんと全部良かったと思えたのは3人くらいでした。
個別ルートに入っても共通部分があったり同じような展開になったりと飽きました。
キャラクターは皆かっこよく可愛く、全員良かったです。
主人公は明るく元気で男勝りな性格。しかし、そんな性格なのにいざ戦闘となると守られることが多く、しかもその後自己嫌悪で泣きまくるという展開に
嫌気が差し、可愛いボイスがついていましたが途中からOFFにしてプレイしました。声優さんの泣きの演技がよりいっそう耳障りになりました。
いまいち好感が持てない主人公でした。
スチルを見る価値はじゅうぶんにありますが、フルプライスでは厳しい作品だと思います。
お安くなっていてどうしても気になるというのならやってみてもいいかな、という感じです。
物足りなさがありますが逆に言えば「もっと見たかった、プレイしたかった」と思わせてくれる作品なので、FDが出てほしいです。
2016年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
延期してしまって、本当に待ちに待ちました。
とりあえず、プレイ。
自然と「至央」ルートに入り、・・・バッドEND?らしきものに。
2回目、至央ルート、再度バッドEND??に入り。
それ以降、どうしても他のキャラへのルートもわからず、至央のバッドを繰り返す。
で、公式サイトを覗くと、8/19付けで、パグのお知らせ★
・ルート分岐ができない
・強制終了
そして、パグを直して、今度は「守人」ルート、ハッピーエンド。
で、今、ここで何度やっても他のキャラや至央のハッピーエンドに辿り着かない・・・。
*****************************************************
★ストーリーは個別に入るとどんどん引き込まれます。
★主人公は、明るく元気な天然ちゃん。そして、至央ルートでは、恋愛から逃げてばかりでちょとイラッと。
★戦闘シーンは、うーん、スチルがあまりないので、迫力にかけるかもしれません。主人公・・・弱い・・・?
★恋愛の進み方は、とても丁寧です。まぁ、至央は強引・積極的、守人は物静かで情熱的。
★それぞれの男性キャラは、しっかり練られているので、面白いです。
★システムは、快適と思いきや、選択肢と選択肢の間が長い場合も多く、ストレスが生まれる。選択肢から選択肢へ移動できるシステムがあったら良かった。
※追記 8/22
フルコンプしました。
ルート制限があるので、最初は、至央・守人→任史→蒼太→連って感じでしょうか。
カゲロウと司のエンドもあります。
個人的には、任史は・・・ちょいおじさんすぎて、・・・(汗
とりあえず、プレイ。
自然と「至央」ルートに入り、・・・バッドEND?らしきものに。
2回目、至央ルート、再度バッドEND??に入り。
それ以降、どうしても他のキャラへのルートもわからず、至央のバッドを繰り返す。
で、公式サイトを覗くと、8/19付けで、パグのお知らせ★
・ルート分岐ができない
・強制終了
そして、パグを直して、今度は「守人」ルート、ハッピーエンド。
で、今、ここで何度やっても他のキャラや至央のハッピーエンドに辿り着かない・・・。
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★ストーリーは個別に入るとどんどん引き込まれます。
★主人公は、明るく元気な天然ちゃん。そして、至央ルートでは、恋愛から逃げてばかりでちょとイラッと。
★戦闘シーンは、うーん、スチルがあまりないので、迫力にかけるかもしれません。主人公・・・弱い・・・?
★恋愛の進み方は、とても丁寧です。まぁ、至央は強引・積極的、守人は物静かで情熱的。
★それぞれの男性キャラは、しっかり練られているので、面白いです。
★システムは、快適と思いきや、選択肢と選択肢の間が長い場合も多く、ストレスが生まれる。選択肢から選択肢へ移動できるシステムがあったら良かった。
※追記 8/22
フルコンプしました。
ルート制限があるので、最初は、至央・守人→任史→蒼太→連って感じでしょうか。
カゲロウと司のエンドもあります。
個人的には、任史は・・・ちょいおじさんすぎて、・・・(汗
2018年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
PSVのソフトと買い間違えました…。自分が悪いんですがね…。すみませんね…。
2016年9月7日に日本でレビュー済み
過去にトラウマがあるものの、明るく前向きな性格とあったのに
実際は明るく振舞う(ように見せかけてそうでもない)だけの根暗…そしてよく泣く…
攻略キャラが根暗だったりゆがんでたり泣いても問題ないのですが、主人公はダメでした。
アイコンの表情もわざとらしくオーバーなものが多く合いません。
ストーリーはさすがに上手くまとまっているとおもいます。
終始”私こんなんじゃだめなのに~”な自己嫌に酔うタイプの主人公が苦手でない人にはオススメできます。
実際は明るく振舞う(ように見せかけてそうでもない)だけの根暗…そしてよく泣く…
攻略キャラが根暗だったりゆがんでたり泣いても問題ないのですが、主人公はダメでした。
アイコンの表情もわざとらしくオーバーなものが多く合いません。
ストーリーはさすがに上手くまとまっているとおもいます。
終始”私こんなんじゃだめなのに~”な自己嫌に酔うタイプの主人公が苦手でない人にはオススメできます。
2016年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Oprettaさんの最新作ということで、面白いんだろうなとは思っていましたが…いや~面白かった!
近年稀に見る良ゲーですよこれ。
最初に感じたのはとにかくスチルが綺麗で、音楽が作品にすごく合っているということです。
しかも、スチルが動くんですよ!
結構乙女ゲープレイしている方ですが、スチルが動くなんて初めて…と感動。
主人公をデフォ呼びしてくれることも良い…!
ヒロインボイス歓迎なので、より評価が上がりました!
シナリオ、演出、キャラ、スチル、音楽、声優、どれをとっても満足の一言ですね。
システム面でも気になったことは特にありません。
すっごく面白かったです!
続編や次回作も楽しみにお待ちしております!
近年稀に見る良ゲーですよこれ。
最初に感じたのはとにかくスチルが綺麗で、音楽が作品にすごく合っているということです。
しかも、スチルが動くんですよ!
結構乙女ゲープレイしている方ですが、スチルが動くなんて初めて…と感動。
主人公をデフォ呼びしてくれることも良い…!
ヒロインボイス歓迎なので、より評価が上がりました!
シナリオ、演出、キャラ、スチル、音楽、声優、どれをとっても満足の一言ですね。
システム面でも気になったことは特にありません。
すっごく面白かったです!
続編や次回作も楽しみにお待ちしております!