銀河英雄伝説 外伝 オーベルシュタイン篇
オーベルシュタイン家の跡継ぎパウル・フォン・オーベルシュタインは両目が見えない先天的障碍を持って生まれた。パウルは、ゴールデンバウム王朝の始祖ルドルフが作った、遺伝子を妄信して自分の存在を否定しようとしたこの国を、強く憎むようになる。オーベルシュタイン家の厳格な当主オトマールは、悪しき遺伝子を持った嫡男パウルに不満を持ち、妾の子であるシュテファン・ノイマンを呼び戻す。オトマールはハウンドの当主であるフューラーの座を異母兄弟二人に分担させようとする。現体制を守ろうとする兄ノイマンに対し、弟パウルは本人の能力、識見に関わらず世襲で地位が決まり、ひとたび生まれた場所から抜け出すことさえかなわない社会に強い疑問を持つ。そして、その体制を打破しようとするラインハルトに共鳴し、兄と対立していく。後に銀河帝国の皇帝となるラインハルトの参謀として、帝国の影を担うオーベルシュタイン。その秘めたる過去とは。
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