世界中の巨匠たちから敬愛されるサタジット・レイ―その"真の傑作"が、2Kマスターでよみがえる!
1880年のカルカッタ(現コルカタ)。若く美しい妻チャルラータは、新聞社の編集長であり社長でもあるプポティを夫にもち、
何ひとつ不自由ない生活を送っていた。しかし、年中多忙な夫は、ほとんど妻の相手をしようとしない。
仕方なく、日がな刺繍をしたり小説を読んだりして寂しい毎日を送っていた。
そんな中、大学の休暇で夫の従弟であるアマルが訪ねて来る。詩を口ずさみ、文学に詳しいアマルの出現は、
チャルラータにとって生きる喜びだった。また、アマルはチャルラータが並々ならぬ文才を持つことに気づき、
ほのかな想いを抱き始める。しかし、ある日、新聞社の経理を任されたチャルラータの兄が、
社の金を持ち逃げしたことを契機に、3人の関係に大きな変化が訪れる…