まず目を見張ったのは、取り上げた政治指導者6名の人選の鋭さ
でした。
現在及び、これからの世界情勢を見て行くうえで、これ以上の
人選は考えられません。
これで、この本の成功は決まりました。
構成は、各章毎に1名ずつを取り上げています。
その内容は、生い立ちから、政治的な経歴までが、平易な文章で
丁寧に記述されて行きます。
現在の各人から考えると、それぞれに非常に興味深いものがあり
ます。
欲を言えば、著者がこの6名を選んだ理由や、世界を動かしてい
る事情などを盛り込んで頂ければ、今後の世界情勢を見ていく
うえでの説得力を増したと思います。
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世界を動かす巨人たち<政治家編> (集英社新書) Kindle版
多くの無名の人たちによって、歴史は創られる。しかし時に、極めて個性的で力のある人物が、その行く先を大きく変えることがある。本書では、まさに現代史の主要登場人物とでもいうべき6人の政治家を取り上げた。ロシアのプーチン、ドイツのメルケル、アメリカのヒラリー、中国の習近平、トルコのエルドアン、イランのハメネイ。彼らの思想と行動を理解することなく、今を語ることは不可能である。超人気ジャーナリストによる待望の新シリーズ第1弾。世界を動かす巨大な「個人」に肉薄する!【目次】はじめに/第一章 東西対立を再燃させる男 ウラジーミル・プーチン/第二章 第二の「鉄の女」 アンゲラ・メルケル/第三章 アメリカ初の女性大統領をめざす ヒラリー・クリントン/第四章 第二の「毛沢東」か 習近平/第五章 独裁者化するレジェップ・タイイップ・エルドアン/第六章 イランの「最高指導者」 アリー・ハメネイ/権力に魅入られた実力者たち――あとがきに代えて/主要参考文献/関連年表
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登録情報
- ASIN : B01GTDVIHK
- 出版社 : 集英社 (2016/4/20)
- 発売日 : 2016/4/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1193 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 124ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 335,460位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,158位集英社新書
- - 8,070位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 85,627位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ジャーナリスト。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーに。今さら聞けないニュースの本質をズバリ解説。テレビでも大活躍中(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版 (ISBN-13: 978-4047318229 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の姿をよく見かける世界の政治家達の生い立ちや考え方のバックグラウンドが非常に分かり易く、簡潔にまとめられています。ニュースや世界の動きを理解する上での最低限の知識が得られたような気がしました。
2016年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者じゃなきゃ書けないというものではなく、むしろ調べればわかることなので★3つです。
2018年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大人でも子供でもわかりやすく、非常に理解しやすく読みやすい本でした。
2016年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池上さんのシリーズは分かりやすい説明で、助かっています。
今回は現代版エンペラーの出生から経歴、今後の展望など書かれています。
今回は現代版エンペラーの出生から経歴、今後の展望など書かれています。
2016年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の主観が加わっていることを認識して読むことをオススメします。(これは独裁なのか?疑問に思うところもありました。)
内容はわかりやすく、人選も良いと思いました。普段熱心にニュースをみないが、世界で起きていることの背景を知りたい人におすすめです。
内容はわかりやすく、人選も良いと思いました。普段熱心にニュースをみないが、世界で起きていることの背景を知りたい人におすすめです。
2016年5月23日に日本でレビュー済み
知らないと恥をかくシリーズと合わせて、こちらを読むと
更に世界情勢がよく解ります!
世界に影響力の有る、人物の経歴・生き方
がいまの世の中にかなり影響を与える事が学べます。
凄くためになりました!!
更に世界情勢がよく解ります!
世界に影響力の有る、人物の経歴・生き方
がいまの世の中にかなり影響を与える事が学べます。
凄くためになりました!!
2016年4月22日に日本でレビュー済み
本書は最近、何かと目立つ世界の政治家を数人ピックアップして論じたものですが、
あくまで、池上彰さんの解釈に基づいて語られた人物評であるということに注意して読むと良いでしょう。
例えば、ヒラリー・クリントンの評価については彼女を非難する声として
「出しゃばりやだ」という意見があると紹介されていますが、
彼女は実際には戦争屋として非難を受けているんですね。
そもそもヒラリーは軍事委員会に所属している人物です。
アラブの春の際にはリビアの元首、カダフィを殺害する部隊の編制、派遣に関与しました。
イラク戦争の時でさえ、イラクの元首サダム・フセインは裁判にかけられたことを思えば、
裁判という民主的な手続きを経ず、問答無用で殺害するというアクションは
あまりにも野蛮ではないか。テロリストとどこが違うのか。そういう批判が存在しています。
このリビアの空爆は現地のイスラム過激派と協力して行われたという非常に問題のあるもので、
実際、現在のリビアは武装勢力が衝突しているという惨憺たる状態で、
オバマ大統領もリビアの空爆は誤りだったと認めています。
これに対して、自分には責任はないと主張しているのが他ならぬヒラリーさんです。
他にも、2013年にシリアのアサド政権が化学兵器を使用したのではないかという疑惑が起きたとき、
オバマ大統領に空爆を仕掛けるように盛んに主張したのもヒラリーさんです。
この時はオバマ大統領をはじめ、他の人間の判断もあり、空爆は控えられましたが、
現在、彼女はこの時、シリアに空爆をしていれば今のように問題にならなかったのにと悔しがっています。
(なお、アメリカ人ジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏によれば、この化学兵器は反政府側が使用した模様)
こういう隙あらば他国に戦争を仕掛けようとする態度こそ、反ヒラリー派が抱いているものですが、
池上さんは、この点には全く触れておりません。女のくせに生意気だという意見であるかのように語っている。
(前回の大統領選の時は、確かに反フェミニズムの立場からの批判はあったが・・・)
他にもアメリカは中国と仲良くしたいのに
中国が南シナ海や東シナ海で「傍若無人な振る舞いをしている」という個所があります。
アメリカが完全に中立的な立場から話をしているのであれば、その通りですが、実際はどうなのでしょうか?
フィリピンやベトナムなどの対立国に自国が開発した兵器を売却したり、軍事訓練を施したり、
現地の住民が反対しているにも関わらず、米軍基地を新たに敷設していたりしています。
(沖縄を連想させる)
そればかりでなく、アメリカ領でも何でもない南シナ海で自国の軍艦を航行させています。
日本海付近で北朝鮮や韓国の軍艦が同じことをしている所を想像してみてください。
これは果たして中立的な行動でしょうか?
アメリカは非常に挑発的な行為をしている(対立国に武器を与え、軍事訓練を施し、対立を煽っている)わけです。
(中国は一応、領土問題において、係争中の国との二か国間の協議を提案している)
これは日本と無関係の話ではありません。現に、日本はアメリカ同様、これらの国に武器を売り、自衛隊を派遣しています。
アメリカが焚き付けた争いに何故か日本の自衛隊が巻き込まれている。その口実として利用されているのが
「傍若無人な中国からフィリピンやベトナムを守れ」という理屈です。
(第二次世界大戦でも似たようなことが言われました。
池上さんのちょっと怖いところは、こういう見解を入門書に平気で書いてしまうところだと思います。)
こういう実態が全く語られないまま評価が下されているわけですから、
某国家Aにとって非常に都合の良い見解になっている。加えて、これは
某国家Aと共に武力行使を行おうと躍起になっている某国家JのA政権にとっても都合の良いものでしょう。
総じていえば、本書は、現在、ゴールデンタイムに国際政治についてよく知らないファミリーにむけて
「わかりやすい」解説をしている池上さんがどういう考えを持っているのか気になる人には読む価値があるのでしょうか?
(少なくとも私にはありました。)
あくまで、池上彰さんの解釈に基づいて語られた人物評であるということに注意して読むと良いでしょう。
例えば、ヒラリー・クリントンの評価については彼女を非難する声として
「出しゃばりやだ」という意見があると紹介されていますが、
彼女は実際には戦争屋として非難を受けているんですね。
そもそもヒラリーは軍事委員会に所属している人物です。
アラブの春の際にはリビアの元首、カダフィを殺害する部隊の編制、派遣に関与しました。
イラク戦争の時でさえ、イラクの元首サダム・フセインは裁判にかけられたことを思えば、
裁判という民主的な手続きを経ず、問答無用で殺害するというアクションは
あまりにも野蛮ではないか。テロリストとどこが違うのか。そういう批判が存在しています。
このリビアの空爆は現地のイスラム過激派と協力して行われたという非常に問題のあるもので、
実際、現在のリビアは武装勢力が衝突しているという惨憺たる状態で、
オバマ大統領もリビアの空爆は誤りだったと認めています。
これに対して、自分には責任はないと主張しているのが他ならぬヒラリーさんです。
他にも、2013年にシリアのアサド政権が化学兵器を使用したのではないかという疑惑が起きたとき、
オバマ大統領に空爆を仕掛けるように盛んに主張したのもヒラリーさんです。
この時はオバマ大統領をはじめ、他の人間の判断もあり、空爆は控えられましたが、
現在、彼女はこの時、シリアに空爆をしていれば今のように問題にならなかったのにと悔しがっています。
(なお、アメリカ人ジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏によれば、この化学兵器は反政府側が使用した模様)
こういう隙あらば他国に戦争を仕掛けようとする態度こそ、反ヒラリー派が抱いているものですが、
池上さんは、この点には全く触れておりません。女のくせに生意気だという意見であるかのように語っている。
(前回の大統領選の時は、確かに反フェミニズムの立場からの批判はあったが・・・)
他にもアメリカは中国と仲良くしたいのに
中国が南シナ海や東シナ海で「傍若無人な振る舞いをしている」という個所があります。
アメリカが完全に中立的な立場から話をしているのであれば、その通りですが、実際はどうなのでしょうか?
フィリピンやベトナムなどの対立国に自国が開発した兵器を売却したり、軍事訓練を施したり、
現地の住民が反対しているにも関わらず、米軍基地を新たに敷設していたりしています。
(沖縄を連想させる)
そればかりでなく、アメリカ領でも何でもない南シナ海で自国の軍艦を航行させています。
日本海付近で北朝鮮や韓国の軍艦が同じことをしている所を想像してみてください。
これは果たして中立的な行動でしょうか?
アメリカは非常に挑発的な行為をしている(対立国に武器を与え、軍事訓練を施し、対立を煽っている)わけです。
(中国は一応、領土問題において、係争中の国との二か国間の協議を提案している)
これは日本と無関係の話ではありません。現に、日本はアメリカ同様、これらの国に武器を売り、自衛隊を派遣しています。
アメリカが焚き付けた争いに何故か日本の自衛隊が巻き込まれている。その口実として利用されているのが
「傍若無人な中国からフィリピンやベトナムを守れ」という理屈です。
(第二次世界大戦でも似たようなことが言われました。
池上さんのちょっと怖いところは、こういう見解を入門書に平気で書いてしまうところだと思います。)
こういう実態が全く語られないまま評価が下されているわけですから、
某国家Aにとって非常に都合の良い見解になっている。加えて、これは
某国家Aと共に武力行使を行おうと躍起になっている某国家JのA政権にとっても都合の良いものでしょう。
総じていえば、本書は、現在、ゴールデンタイムに国際政治についてよく知らないファミリーにむけて
「わかりやすい」解説をしている池上さんがどういう考えを持っているのか気になる人には読む価値があるのでしょうか?
(少なくとも私にはありました。)