3曲の内、最後の「しゅがーれす」は今までになかったサウンドです。そして今までの甘い世界観から一転、夜のイメージで男を虜にする魔力のある女性が主人公です。甘い毒リンゴよろしくFake candyを勧める所は、裏ドールの様です。願わくは、どれ程主人公が魅力があるのか知りたいところ。それによって、より抜け出せない蟻地獄感が出たかも知れないですね。興味があるのは、この曲の振り付けです。ぜひ見てみたいです。
最初の2曲は、既に発表されたアルバム「Doll Magic」や「私たちいつも君の味方だよ、Doll Elementsです!」に収録された曲とほぼ変わらないです。既に知っている曲の印象になってしまうので新譜なのは最後の1曲だけな感じになってしまいました、私には。これはとても残念です。
何も悪くない最初の「エクレア」と「Dress up girl」ですが、前作と似ているを通り越して同じ曲の様で。これなら新作と言っても意味がないのではないでしょうか?辛口になってしまいましたが「今度はどんな!」と期待したから拍子抜けになってしまったというのが私の正直なところです。もち論歌う人が楽しくて、お客さんが嬉しいなら十分です。けれど私には「おっ!」という驚きが楽しいので、と書いておきます。でも私はどるえれの朝の目覚めに良い様な雰囲気が大好きです。
《追記》2016年12月19日。解散発表に接して正直、勿体ない心境です。いい曲、歌が沢山あります。アルバムも良くて。人生訓ソングで溢れかえる今の日本に、そんな流行に迎合しないでポップな楽しい歌や応援ソングで上手に私の肩を揉んでくれていました。美形でハートもいい、どう見ても「売れる」メンバーもいます。
アルバムも良く、ビジュアルもハートも良くてライブも幸せな空間を作っているのに、なぜ全国と言わずとも東名阪ライブが半年に1度くらいしかないのかずっと謎でした。最新CD「エクレア」も過去曲とそっくり。ダンスは誰かは腕も千切れる程振るのに、そうでない人もいるばらつき感。これらから思うのは「ちゃんと見る人がいない」プロダクションなのではないかという事です。
だから希望するのは、もし5人にまだ自分たちのこの素晴らしいオリジナル曲を歌い伝えたいなら、別のプロダクションに移ってはどうかという事です。新しい事務所に移って従来の歌も歌う歌手はいっぱいいます。それとも権利は今の事務所だけにあるのでしょうか。
誰も歌わなくなるには勿体ない曲たちばかりです。十分にライブをするだけの曲数があるから、Juice=Juiceの様にあらゆる所で精力的にライブをしてみて欲しいです。それは楽しそうです。Zepp Tokyoだけでなく、時間をおいてでも、その後のパート2のドールエレメンツと楽曲の再開を切に望みます!