他の方も書かれているが、帯の印象からもっと低レベルな本(笑)を想像し、発売当初は書店で見ても手が伸びていませんでした。
遅ればせながら読んでみると、内容が結構しっかりしていました。トランプが当選した2016年秋の大統領選よりも前に発売されているが、日本語の新聞や雑誌などにはあまり出てこない本人の血筋の話なども含めて手際よくまとめられており、「この人が実権を握って今、こんな政策をやってるんだ」と分かる。持っておいて損なしという感じです。
ジャーナリスト出身の著者だけあり、「客観的な視点を保ちつつ関心を持つ」姿勢が貫かれており、文章も一般向けで平易です。ここまでやれる人は国内でも意外と少ないのではないか。この著者の他の本もぜひ読んでみたいと思います。
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ドナルド・トランプ 劇画化するアメリカと世界の悪夢 (文春新書) Kindle版
空虚なポピュリストか? それともアメリカの歴史に残る大統領 レーガンの再来か?
現実味を帯びてきた「トランプ米大統領」の誕生。
異端視される彼の孤立主義・反知性主義も、実は米国の“国是”であることを明らかにする。
【おもな目次】
<序章 トランプとレーガン>
道化師から本命候補へ/リアリティショー/生来の演技力 など
<第1章 トランプ家創業者はドイツ貧農>
ルーツ隠し/ゴールドラッシュ/故郷に錦を飾る など
<第2章 トランプをつくった男>
上昇志向を飢え付ける/鬼気迫るケチの哲学/人種差別の系譜 など
<第3章 トランプはやはり問題児だった>
教師を殴る/軍隊式学校へ/徴兵逃れ疑惑 など
<第4章 トランプの結婚>
婚前契約/ゲレンデの決闘/夫婦間レイプ疑惑?/根底に女性不信 など
<第5章 トランプのビジネス>
命懸けの家賃取立て/親の七光り/「無視よりも悪評がよい」 など
<第6章 政治家トランプの肖像>
「死刑復活」煽る/「黒人になりたい」/選挙戦で金儲け? など
<第7章 トランプと「怒りの時代精神」>
白人の反乱/アメリカの自虐史観/「逆差別」に不満 など
<第8章 トランプの宗教戦争>
行き過ぎたPCに反感/イスラモフォビアを梃子に/日系人強制収容は正しい? など
<第9章 福音派とトランプ>
動き始めた福音派/トランプの信仰/カトリックの謎 など
<第10章 「封じ込めドクトリン」>
「ネオ棍棒外交」の一面?/「トランプ政権」を願う中国 など
<あとがきに代えて 二一世紀の「アメリカ問題」>
壁を崩す人、築く人/ヒトラーとトランプ/トランピズムの来襲 など
現実味を帯びてきた「トランプ米大統領」の誕生。
異端視される彼の孤立主義・反知性主義も、実は米国の“国是”であることを明らかにする。
【おもな目次】
<序章 トランプとレーガン>
道化師から本命候補へ/リアリティショー/生来の演技力 など
<第1章 トランプ家創業者はドイツ貧農>
ルーツ隠し/ゴールドラッシュ/故郷に錦を飾る など
<第2章 トランプをつくった男>
上昇志向を飢え付ける/鬼気迫るケチの哲学/人種差別の系譜 など
<第3章 トランプはやはり問題児だった>
教師を殴る/軍隊式学校へ/徴兵逃れ疑惑 など
<第4章 トランプの結婚>
婚前契約/ゲレンデの決闘/夫婦間レイプ疑惑?/根底に女性不信 など
<第5章 トランプのビジネス>
命懸けの家賃取立て/親の七光り/「無視よりも悪評がよい」 など
<第6章 政治家トランプの肖像>
「死刑復活」煽る/「黒人になりたい」/選挙戦で金儲け? など
<第7章 トランプと「怒りの時代精神」>
白人の反乱/アメリカの自虐史観/「逆差別」に不満 など
<第8章 トランプの宗教戦争>
行き過ぎたPCに反感/イスラモフォビアを梃子に/日系人強制収容は正しい? など
<第9章 福音派とトランプ>
動き始めた福音派/トランプの信仰/カトリックの謎 など
<第10章 「封じ込めドクトリン」>
「ネオ棍棒外交」の一面?/「トランプ政権」を願う中国 など
<あとがきに代えて 二一世紀の「アメリカ問題」>
壁を崩す人、築く人/ヒトラーとトランプ/トランピズムの来襲 など
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2016/8/20
- ファイルサイズ584 KB
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商品の説明
出版社からのコメント
移民の国で移民排斥を叫ぶ、移民三世の大統領候補は「本当に大統領になりたかったのか?」当初「予備選では二番で終わればいい」と発言しており、出馬は自分のビジネスのためだったと考えられます。そして「本当に有能なビジネスマンなのか?」実は四度も破産しています。さらに「本当に大富豪なのか?」資産は過大に自己申告しているようです。劇画コミックの主人公のように目立てばよい究極のオポチュニストで、一貫した政策などありません。祖先と伝記から、世界中を騒がせるこの男の正体に迫ります。
著者について
1960年山形県生まれ。ジャーナリスト。追手門学院大学経済学部教授。1985年、早稲田大学卒業後、時事通信社入社。1990年代はハンブルク支局、ベルリン支局でドイツ統一プロセスとその後のドイツ情勢を取材。1998年から2003年までウィーン支局に勤務し、旧ユーゴスラビア民族紛争など東欧問題を取材。2006年から2009年までのワシントン支局勤務を経て、2015年から現職。著書『世界最強の女帝 メルケルの謎』。
登録情報
- ASIN : B01KNR47SU
- 出版社 : 文藝春秋 (2016/8/20)
- 発売日 : 2016/8/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 584 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 126ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 317,710位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,128位文春新書
- - 15,327位歴史・地理 (Kindleストア)
- - 78,515位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トランプの叔父が不動産のビジネスを築き、代々引き継がれている。
元々はドイツ移民であった。
お金に関して不必要なことは1セントも無駄にはしない。
悪い噂でもゴシップを利用し、良い噂はもっと良いが、何もないよりは悪い噂の方が良い。
ホワイトハウスで誰か高貴な人がそこに住んでいるように思わせる。
嘘も言い続ければ本当になる!
3度も結婚したがトランプは浮気グセがあった。
1度目は婚姻前に離婚したときの財産分与で金額が決まっていたため、トランプからしてみれば少額で済んだ。
オバマの生まれ故郷が異なることにかなり言及し支持を集めていた。
元々はドイツ移民であった。
お金に関して不必要なことは1セントも無駄にはしない。
悪い噂でもゴシップを利用し、良い噂はもっと良いが、何もないよりは悪い噂の方が良い。
ホワイトハウスで誰か高貴な人がそこに住んでいるように思わせる。
嘘も言い続ければ本当になる!
3度も結婚したがトランプは浮気グセがあった。
1度目は婚姻前に離婚したときの財産分与で金額が決まっていたため、トランプからしてみれば少額で済んだ。
オバマの生まれ故郷が異なることにかなり言及し支持を集めていた。
2020年5月15日に日本でレビュー済み
今や大統領になったトランプですが、その発言故に知名度の割にはまともに論じた人は非常に少ないです。本書の参考文献がトランプ自身の自伝から採られているのもそのせいでしょう。
本書もトランプに対して大して掘り下げはされていないのですが、それは筆者のせいというよりトランプをまともに論じることの難しさの表れだと思われます。トランプ当選は白人のルサンチマンのせいだし、政策はメキシコの国境に壁建設など即物的なものばかりです。
ただしギャグマンガの主人公のようなトランプの言動はそれを羅列するだけで非常に面白い読み物になっています。
あらゆるものに自分の名前を付けたがり、度々ゴシップのネタになって喜ぶコミック的ナルシスト、結婚の度に離婚契約書を交わすエゴイストなどエピソードには困りません。本書も結構トランプに批判的なのですが、むしろ一種の魅力を感じる人物にも映ります。
そしてトランプを選んだ現在のアメリカ国民についても簡単ながら論じてきます。トランプ入門としてコンパクトに収まっておりお勧めです。
本書もトランプに対して大して掘り下げはされていないのですが、それは筆者のせいというよりトランプをまともに論じることの難しさの表れだと思われます。トランプ当選は白人のルサンチマンのせいだし、政策はメキシコの国境に壁建設など即物的なものばかりです。
ただしギャグマンガの主人公のようなトランプの言動はそれを羅列するだけで非常に面白い読み物になっています。
あらゆるものに自分の名前を付けたがり、度々ゴシップのネタになって喜ぶコミック的ナルシスト、結婚の度に離婚契約書を交わすエゴイストなどエピソードには困りません。本書も結構トランプに批判的なのですが、むしろ一種の魅力を感じる人物にも映ります。
そしてトランプを選んだ現在のアメリカ国民についても簡単ながら論じてきます。トランプ入門としてコンパクトに収まっておりお勧めです。
2021年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
始終、筆者の偏見による文言が続き、読むに堪えない本です。
男性、成功者として、筆者がドナルド・トランプに強烈で低俗な嫉妬を抱いているように感じました。
アメリカとドナルド・トランプについて客観的な分析を知りたかったので、とても残念です。
男性、成功者として、筆者がドナルド・トランプに強烈で低俗な嫉妬を抱いているように感じました。
アメリカとドナルド・トランプについて客観的な分析を知りたかったので、とても残念です。
2016年10月21日に日本でレビュー済み
いま話題のトランプ氏。
クリントン氏との一騎打ちに
万が一もほんとうになってしまう
はずはないと信じていても、
イギリスのユーロ離脱もあってか、
もしやもしやアメリカ人は
すごい選択をするのかもかもしれないと
11月8日の米大統領選を前に、
ならないとわかっているけど、たぶん、
はらはらどきどきしている。
そんなときに読んだのが、
この「ドナルド・トランプ」新書。
トランプのひととなりを切りながら、
現代アメリカが抱える心の闇を
鮮明に映し出してくれた。
そうかトランプはアメリカの心の闇なのだ。
軽妙な著者の語り部に
誘導されながらも
そう確信いたしました。
著者の情報力、取材力、文章力に
黒く笑える表現力が加わって、
いままさにトランプを通した、
旬の国際動向を
おもしろく読み進むことができました。
著者の筆力は破壊力あります。
個人的に読後、
11月の選挙を目の前にして
トランプが唯一主張する政策でもある
日本への防衛料取り立てに
居留守も使えない日本人としては
福音派の11月ひきこもりを
切に切に願っております。
まずは政治とは
おもしろいものだと思える、
秋の夜長に読みたい本として
おすすめしたい1冊です。
クリントン氏との一騎打ちに
万が一もほんとうになってしまう
はずはないと信じていても、
イギリスのユーロ離脱もあってか、
もしやもしやアメリカ人は
すごい選択をするのかもかもしれないと
11月8日の米大統領選を前に、
ならないとわかっているけど、たぶん、
はらはらどきどきしている。
そんなときに読んだのが、
この「ドナルド・トランプ」新書。
トランプのひととなりを切りながら、
現代アメリカが抱える心の闇を
鮮明に映し出してくれた。
そうかトランプはアメリカの心の闇なのだ。
軽妙な著者の語り部に
誘導されながらも
そう確信いたしました。
著者の情報力、取材力、文章力に
黒く笑える表現力が加わって、
いままさにトランプを通した、
旬の国際動向を
おもしろく読み進むことができました。
著者の筆力は破壊力あります。
個人的に読後、
11月の選挙を目の前にして
トランプが唯一主張する政策でもある
日本への防衛料取り立てに
居留守も使えない日本人としては
福音派の11月ひきこもりを
切に切に願っております。
まずは政治とは
おもしろいものだと思える、
秋の夜長に読みたい本として
おすすめしたい1冊です。
2017年5月10日に日本でレビュー済み
もっと俗悪で無内容な本なのかと思いながら、一応の数合わせのつもりで読んでみた本だが、存外幅広く基本的な情報がよくまとまった本であった。薄っぺらいという批判も見られるが、トランプの来歴・半生、女性関係、ビジネス、政治との関係、政治的台頭の時代的社会的背景、イスラム教との関係、キリスト教との関係、問題発言、政策方針などまで幅広く押さえている本書をそこまで貶すのは酷だろう。TVや書籍も含めて、これより遥かに薄っぺらい関連書は沢山ある。本書はかなりマシな方である。確かにそれぞれの記述は浅いと言えば浅いが、幅の広さはトランプの入門書としては価値のある長所であり、意外なほど痒い所に手が届く。
中でも個人的に感心したのは、トランプの半生が、彼の家系の詳しい情報と共にコンパクトにまとめられている事で、一章以降のかなりの分量が、トランプの小さな評伝に当てられている。トランプの個人的来歴が気になるが、自伝を読むほどの元気や興味はないという人には、ちょうど良い分量で、彼の人生がまとめられている本書は有用であると思う。ただ本書の論調や観点は全く中立的なものではなく、明らかにトランプに対して敵対的・嫌悪的であり、露骨な皮肉や嫌味がそこら中に転がっている。中立的な本や肯定的な本が読みたいという人にはあまり向いていないかもしれないが、私としては当初思ったほど、そのような著者のスタンスが、本の質を著しく落としてはいない、という印象だ。意外と正確な情報が綴られており、特にトランプが人気を得る社会的背景などに関する解説は、勿論著者は苦々しく思っているのだろうが、苦々しい現実を包み隠そうとするものではなく、それなりにありのままの事情が分かりやすく説得的に綴られていると感じる。
中でも個人的に感心したのは、トランプの半生が、彼の家系の詳しい情報と共にコンパクトにまとめられている事で、一章以降のかなりの分量が、トランプの小さな評伝に当てられている。トランプの個人的来歴が気になるが、自伝を読むほどの元気や興味はないという人には、ちょうど良い分量で、彼の人生がまとめられている本書は有用であると思う。ただ本書の論調や観点は全く中立的なものではなく、明らかにトランプに対して敵対的・嫌悪的であり、露骨な皮肉や嫌味がそこら中に転がっている。中立的な本や肯定的な本が読みたいという人にはあまり向いていないかもしれないが、私としては当初思ったほど、そのような著者のスタンスが、本の質を著しく落としてはいない、という印象だ。意外と正確な情報が綴られており、特にトランプが人気を得る社会的背景などに関する解説は、勿論著者は苦々しく思っているのだろうが、苦々しい現実を包み隠そうとするものではなく、それなりにありのままの事情が分かりやすく説得的に綴られていると感じる。
2016年10月18日に日本でレビュー済み
ドナルド・トランプ氏の批判ばかりである。非常に偏っていると感じた。
2016年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
佐藤先生の議論は合理的で理解しやすく、読んでからドナルド・トランプの影響が分かるような気がする。選挙の結果は期待している。