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平山 優
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真田信之　父の知略に勝った決断力 PHP新書 Kindle版

平山 優 (著) 形式: Kindle版
4.1 5つ星のうち4.1 34個の評価
すべての形式と版を表示
戦国時代を代表する知将・真田昌幸の嫡男真田信之は、父や弟・信繁と別れて徳川側につき、真田家を守り抜いた男として知られる。「実直なお兄ちゃん」というイメージが強いが、若い頃は戦（いくさ）において、昌幸の制止を無視して無茶をしたこともあったようだ。その後紆余曲折あり、父子の別れの場面である「犬伏の別れ」では見事な決断力を発揮する。この決断力は晩年の「真田騒動」でも発揮された。関ケ原の合戦後、信之は相次ぐ浅間山噴火や戦災で荒廃した領国の復興に取り組む一方、上田の城下町や沼田の城下町の整備をすすめた。その後徳川家にとって重要な藩であった松代藩に転封。やがて「天下の飾り」と呼ばれ、徳川将軍三代家光や、四代家綱が隠居を許さない存在となった。義を重んじた男の九十三年にわたる生きざまを、真田家研究の第一人者（大河ドラマの時代考証担当者）が綴る決定版。
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  1. 本の長さ
    316ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 付箋メモ
    Kindle Scribeで
  4. 出版社
    PHP研究所
  5. 発売日
    2016/9/15
  6. ファイルサイズ
    14327 KB
  7. Page Flip
    有効
  8. Word Wise
    有効にされていません
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商品の説明

出版社からのコメント

はじめに

第1章 信之の生い立ちと家族の群像
信之の生い立ちと元服
信之の妻たち
信之の子女

第2章 武田氏滅亡の衝撃と天正壬午の乱
武田勝頼の滅亡と真田一族
本能寺の変と天正壬午の乱

第3章 真田昌幸と信之の飛翔
上田築城
第一次上田合戦と信之
真田氏、秀頼に従属

第4章 信之の決断
秀吉の死と揺らぐ豊臣体制
石田三成の挙兵と真田父子
第二次上田合戦と信之

第5章 苦難の連続だった信之の内政
上田城の破却と相次ぐ天災
荒廃した村々
沼田・吾妻領の整備

第6章 大坂の陣と信之
父昌幸の死
信之の苦悩と真田軍の出陣
大坂冬の陣と真田信吉・信政兄弟

第7章 上田から松代へ
江戸幕府への奉公
信之、上田へ
松代転封

第8章 「土呑み裁判」からキリシタン対策まで―もめごと、さまざま
上田領時代
松代領時代
急増するキリスタン

第9章 相次ぐ不幸
人心安定せず
相次ぐ不幸

第10章 信之、最後の戦い
信之の隠居
真田騒動

あとがき

著者について

歴史学者、高校教諭

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B01LX5ZO1H
  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2016/9/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/9/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 14327 KB
  • Text-to-Speech（テキスト読み上げ機能） ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 316ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 34個の評価

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平山 優

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上位レビュー、対象国： 日本

ritchie_star
5つ星のうち5.0 第五章の「苦難の連続だった信之の内政」が本書の肝
2020年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黒田 基樹氏の「真田信之　真田家を継いだ男の半生」を
引き合いに出している箇所も多いので、黒田氏の本を先に読んだ方が理解しやすいかもしれない。
黒田氏の本には無かった沼田のキリシタン関連の記述も充実している。

資料に関しては全文が載っている箇所は少ないが、出典の巻・ページ番号、文書番号まで記載されているので探しやすい。
特にウェブで無料閲覧可能な信濃史料はこの番号のおかげで、原文の確認が簡単にできて良かった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
パプハナ
5つ星のうち3.0 資料５点・物語１点
2017年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
資料としてはきっと5点なんだと思います。
物語的要素を期待して買ったのでその部分は1でした。
私の勘違いもいけないでしょうね・・。
内政の話から読むのをやめてしまいました（汗。

2017年8月8日追記
頑張って読み切りました。
私にはとにかく第5章「苦難の連続だった信之の内政」がきつかった・・。
それ以外は、概ね満足することが出来ました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
ひまわり
5つ星のうち5.0 真田信之の人生の半分以上の信繁死亡後の功績が語られた良書
2016年9月28日に日本でレビュー済み
日本人は敗けるとわかった逃げ道のない死にざまに美徳を感じる国民。
信之の弟の信繁は、江戸時代から講談を通じて、その「英雄」として語られ続け、
大正時代には、真田十勇士なるフィクション小説なるものは、現在も日本人の心をつかんで離さない。

だが、その信繁、昌幸の活動を支え、その死後も徳川から改易を防いで「耐えて耐えて耐え抜いてきた」のは、
真田信之である。
信之がいたからこそ、信繁の活躍や現在の評価もあったし、何より真田が続くことができた。

だが、信之関連の書籍は、大坂の陣の信繁死亡で終わるものが大半。
九度山時代の昌幸、信繁への資金援助を語られたら、信之の人生は終わってるかの如くである。
信之は信繁死亡後、42年も生きており、それが語られない書籍に、信之関連書とするのはおかしなもの。
この書籍は、信繁死後のことについても語られていることは、そんな意味でも意義が大きい。

また、あえて信繁の存在を度外視した論調にも好感が持てる。
信之の人生やその功労は、「昌幸、信繁」の補佐ではないという視点で、もっと論評されるべきと思う。
32人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
Ｔｓｕｋｕｔａｈｉｔｏ
5つ星のうち5.0 戦国以後の戦乱の無い時代の治政という戦いに挑んだ男
2016年11月19日に日本でレビュー済み
真田信之。戦国の世を「表裏比興の者」と言われながら生き抜いた父昌幸。
大阪の陣で豊臣方について徳川家康を追い詰め、「日の本一の兵」といわれた弟幸村。
有名な父弟と比較すると、存在感が低いことは否めない。
が、間違いなく彼もまた一流の武将であり、彼のおかげで真田は家名を保つことが可能
だったことも事実である。
その信之の９３年の生き様を、豊富な史料をもとに丁寧に綴っているのが本書だ。内容
は、その苦労と苦悩に満ちた治政が中心であるが、それこそが正しく偉大な政治家とし
ての信之の実力を示している。やがて「天下の飾り」と呼ばれ、德川将軍三代家光や、四
代家綱が隠居を許さない存在となる信之の生涯を、ここまで詳しく示しいる書籍はなかな
かあるまい。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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うみ
5つ星のうち5.0 『真田丸』で描かれた信之の苦労は、まだまだ序の口だった！
2017年4月24日に日本でレビュー済み
真田丸で、その『苦労』が描かれた真田信之。
だが、その苦労はまだまだ序の口だった！
これだけ苦労して、寿命が縮んじゃうだろ！＜むしろ息子や孫が先に死んでます！
大坂の陣が終わって、平和な時代になれば！＜度重なる天災。特に浅間山が爆発しまくる！
もう歳だし、そろそろ隠居しよう＜幕府に隠居願いを出すも、許可が下りない！

もう言葉が出てこないレベルの苦労に苦労の連続…頭が下がります。

そして、沼田にキリシタンが居たとは！（それも大物が！これは全く知らなかったので、更なる研究に期待）
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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Cyrus Harding42
5つ星のうち5.0 真田信之。真田昌幸や真田信繁の影となって真田一族を支えた謎の男。
2023年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
真田信繫こと幸村。武田信玄から寵愛を受けていた武藤喜兵衛昌幸。のちの真田昌幸。二人の名声の影に隠れていた真田信之の生涯を伝えてくれる貴重な資料です。上田城から北に聳え立つ浅間山の大噴火。徳川家にも被災地、被災者への資金援助。無くなられた人たちの共同墓地を建立された、いつまでも後世に名を残すべき人物だとか敬愛してやまない人物ですね。
役に立った
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