プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
永い言い訳 [Blu-ray]
詳細はこちら
購入オプションとあわせ買い
コントリビュータ | 本木雅弘, 藤田健心, 白鳥玉季, 山田真歩, 堀内敬子, 黒木華, 深津絵里, 西川美和, 池松壮亮, 竹原ピストル |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 7 分 |
よく一緒に購入されている商品
![永い言い訳 [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61KjAHLpbPL._AC_UL116_SR116,116_.jpg)
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
メーカーによる説明
![]() |
![]() |
|
---|---|---|
永い言い訳 [Blu-ray] | 永い言い訳 [DVD] | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
39
|
5つ星のうち4.2
39
|
価格 | ¥4,581¥4,581 | ¥3,382¥3,382 |
製品仕様 | Blu-ray | DVD |
発売日 | 2017/4/21 | 2017/4/21 |
商品の説明
第71回毎日映画コンクール監督賞(西川美和)・男優主演賞(本木雅弘)受賞!
『おくりびと』以来7年ぶり、待望の本木雅弘映画主演作!
『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が、自著の原作小説を映画化!
妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。
◎仕様◎
【特典】
■特典ディスク(DVD)
(1)メイキング[88分]
約9ヵ月の長期撮影を追った貴重な制作現場映像を収録
(2)未公開シーン集~編集室の永い言い訳~[22分]
西川美和監督・宮島竜治(編集)・広瀬奈々子(監督助手)による解説トーク付き
(3)名場面集[5分]
NGシーンやテスト撮影映像などを詰め込んだスペシャル映像
(4)劇中アニメ「ちゃぷちゃぷローリー」完尺版(アフレコ用線画シーン含む)[11分]
■ライナーノーツ
「ラブレター」(著:西川美和)<読まれることのないままに湖の底に沈んだ妻・夏子からの一通の手紙>
【映像特典】
特報・予告・TVスポット
【他、仕様】
聴覚障害者対応日本語字幕・英語字幕付(ON・OFF可能)
◎内容◎
【収録内容】
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。
その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。
そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。
保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。
子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・。
◎キャスト◎
本木雅弘
竹原ピストル/藤田健心/白鳥玉季/堀内敬子
池松壮亮/黒木 華/山田真歩
松岡依都美/岩井秀人/康 すおん/戸次重幸/淵上泰史/ジジ・ぶぅ/小林勝也
深津絵里
登録情報
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 120 g
- EAN : 4934569360540
- バリアフリー音声ガイド: : 日本語
- 監督 : 西川美和
- 時間 : 2 時間 7 分
- 発売日 : 2017/4/21
- 出演 : 本木雅弘, 竹原ピストル, 藤田健心, 白鳥玉季, 堀内敬子
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B01N26P8PP
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 56,694位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,585位ブルーレイ 日本映画
- - 2,870位日本のドラマ映画
- - 5,759位ブルーレイ アニメ
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
「人間失格」を書いた太宰治、
「堕落論」を書いた坂口安吾、
妻を交換しあった谷崎潤一郎と佐藤春雄。
作家(文子)の端くれで文化人である本木雅弘の演じる津村啓。
その津村にも作家のDNAは脈々と流れ受け継がれている。
津村の本名は鉄人・衣笠祥雄と同姓同名で妻・夏子(深津絵里)から、
サチオ君と呼ばれている。
その呼び名に子供じみたイチャモンをつける津村。
本木雅弘がよく引き受けたと思うほど、サチオは最低の男である。
冒頭の妻との会話。
あまりの難癖の付けように、
妻とはこれほど人間性を否定されても、夫に我慢して尽くすものか?
唖然とする。
(後半明かされる夏子の衝撃的なスマホへの書き込み。本音。)
愛人(黒木華)と妻のベッドで睦み合う津村。
その最中に留守電が鳴る。
「妻の交通事故」を知らせる山梨県警からのメッセージ。
そして山梨県で荼毘にする津村。
そして事故で一緒に亡くなった夏子の親友・大宮ゆきの夫・大宮陽一
(竹原ピストル)から、泣いてる留守電を受ける。
そして電話を掛けて会う決断をする津村。
その後の行動は屑男を返上する美談なのだ。
大宮の電車一本で着くというマンションに週二回通うサチオ君。
大宮の息子の真兵の中学受験のサポートだ。
息子(藤田健心)は小6。
灯(あかり=天才子役の白鳥玉季)は来春・小1になる年齢。
そして子供のいない津田は、真兵と灯とのシーンは、
擬似親子のままごと的で心暖まる。
(西川美和が話していたが、未婚の西川が叔母の立場になり甥とか姪を
持った事が本作に色濃く投影した・・・と、)
津村の編集者の岸本(池松壮亮)は、子供たちの世話をすることで
癒される津村に、
「逃避ですか?」
「子供は免罪符」と自分の幼い子らの待ち受け写真を見せる。
そうなのだ。
津村は子供・・・子供のない夫婦の夫は幼稚である・・・
などと書くと差別発言と叱られるが、
子を持つことは「忍耐を学ぶこと」
結婚することも同じく「他者」を受け入れて自分の一部として
認める寛容を必要とする。
前置きが長くなったが、妻を突然亡くした2人の男。
一人は不倫中で“妻の死を本心から悲しまず、泣けない男“津村。
と、泣き崩れ悲しみに押しつぶされる親友の夫・大宮(竹原ピストル)
西川美和の人間描写が凄まじい。
会話の妙。
津村と真兵と灯そして陽一の睦まじい日々に喜びを感じる津村。
そこに割り込んでくる幼稚園教師の優子(山田真歩)
あんなに泣いて、苦しんだ陽一が、
「今泣いたカラスがもう笑った」みたいに優子との再婚もアリ・・・
みたいに立ち直りつつある。
そこに自分を除け者にされたと感じる津村の子供じみた嫉妬。
(会話を100%書き写したくなるけれど、そこは自重します)
《人間が描けている=心の機微が痛いほど迫ってくる》
竹原ピストルが実に上手い。
儲け役かもしれない・・・けれど長距離バスの運転手・・・
その仕事をする男の妻を亡くした悲しみを、ここまで生身の同情出来る男
として演じる竹原ピストルは凄い(歌手としても、好きです、特に歌詞がいい)
そして3子の父親でありながらその事実を微塵も感じさせることなく、
欠陥人間、文化人の嫌らしさ、不幸も書いて出版して飯の種にする・・・
作家の性(さが)。
本木雅弘のリアリティある演技も凄い。
「おくりびと」(2008年が実に良かった)
仕事を選ぶし、働かない(義母樹木希林の言葉)本木雅弘が、
久しぶりに演じたいと感じた役は屑男の再生・・・だった。
子供たち(福田健心と白鳥玉季)が実にイキイキして可愛い。
格好いい津村と父親を比べて、父親(竹原ピストル)が劣って感じ、
なじる真兵・・・
それもこれも人の心・・・
竹原ピストルが妻(堀内敬子)からのバス中から残した最後の留守電。
繰り返し聞いていたそれを消去するシーン。
(凄すぎるシーンだ)
2017年キネマ旬報ベスト・テンの第5位。
キネマ旬報・助演男優賞(竹原ピストル)
毎日映画コンクール・男優主演賞(本木雅弘)
原作「永い言い訳」は山本周五郎賞を受賞。
直木賞の候補作にも選ばれた。
大人の観る日本映画の傑作・・・
「ゆれる」と共にまたしても西川美和には、驚かされる。
特典映像が観たくてこちらを購入しました。(特典はDVD)
見応えがあり良かったです。
すぐまた本編を観たくなっちゃいましたが。
ここじゃないと落ち着いて観られないから。うーん。
家族と気軽に楽しむ趣の話でないと思うし。うーん。
軽薄なモックンに相対するのが竹原ピストルというのは良い。
子どもがいる家族と交流したから人間性を取り戻したなんて話だったらつまらなかっただろう。「贖罪ですよね」なんて若い編集者の言葉でこの映画はそれをすぐさまそれを否定する。主人公が妻を失った作家というドキュメンタリーに出演を決めたことがメタだが、この話は常に虚構と欺瞞が出てくる。忘れることも忘れないことも違う。確かに、喪失を受け入れるということは綺麗に一度しっかり悲しんで前を向くなんてことではなく、ある種の虚構と欺瞞を抱えて歩いていくことなのかもしれない。東浩紀の『訂正する力』が頭に浮かんだ。
2度見てもまた感動しました。
物語の解釈に自分自身の生き方が投影され、また時間が経ってから観るのも楽しみです。
後日談)
他の方のレビューを読んでいて気付いたのですが、Blu-rayですと映像特典が豊富についていたのですね。
ショック。メイキングと密着映像と未公開シーン、とても見たかったです。泣
主演、ワキ役、子役、キャストも
皆さん良かったです。元木さん
がまさにはまり役でした。
終始寂しさを表現した映像が続きます。あまり楽しくないですw
結婚しても子供が増えても、孤独は消えない・・
そんな事を伝えたかったんだろうと推測されます。
少し尺が長いです、言い訳は簡潔にお願いしたい。
あの父親の不思議な間は何なんすかね?
そこだけ釈然としないですw
言い訳ばっかり饒舌に語って、そんな自分にいい気持ちになって、でも言えば言うほど空しくて、苦しくて。そんな経験は誰にでも多かれ少なかれあるのだろう。そんな空虚な人生を歩まないためにも、人と人とのふれあい、あたたかみのあるコミュニケーションが重要な意味を持つのだろう。
そうとはわかっていながら、優しくできない…。いなくなって初めてその価値がわかって後悔するのなら「今からできることもあるんじゃない」と作品が語りかけているようで心の奥が疼く。
「後悔先に立たず」というのが作品のテーマの一つだろうが、『わかってはいても「やるべきこと」をちゃんとできないのが人間』というのも、テーマの一つなのかもしれない。
小説家衣笠幸夫は、バスの事故で妻夏子とその友人大宮ゆきを喪う。この事故がきっかけで大宮ゆきの夫である大宮陽一とその子供たち新平、灯(あかり)の生活に、身を投じることになって行く。
自分では家族を持つことを避けてきた彼が、この家族との関わりの中で変化、成長していく(子どもの目を通して新しい世界が見えてくる)
本木雅弘演じる衣笠幸夫は、どうしょうもない男だという印象をもたされるシーンが初めから続けて表現されていく。妻(深津絵里)にまるで子供のように、我を出す振舞いをし、彼女の死後には自分の世間的評価を気にしてエゴサーチをしまくる姿、出版社のメンバーとのお花見の席での暴言、きわめつけは大宮陽一の家で、今まで仲良く生活していた子供たちを前にして「子どもはいないほうが幸せかもしれない」と語る姿。こんな輩が人の心に響く小説など書けるはずがない。(出版社の社員が言っていた通りだ)
たしかに、妻を喪った悲しみや、実は妻の愛が自分にはひとかけらも向けられていなかったという事実を突きつけられることは辛いことかもしれない。でもそれがそう言った彼の振舞いを助長していくことの「言い訳」にはならない。
だが、この衣笠幸夫の振舞い表現を許してしまうほどに、ラストの彼の言葉が私の心を打った。
大宮新平の父が地方で事故を起こしたというので、その父を迎えに向かう電車の中で、新平に語る言葉だ。この言葉は、幸夫自身の心から湧き上がってくる言葉だけど、父を蔑んだ目で見つめていた新平にとっても突き刺さる言葉だった。
『自分を大事に思ってくれている人を手放しちゃいけない。
見くびったり、貶めちゃいけない。
そうしないと僕みたいになる、僕みたいに愛していいはずの人が誰もいない人生になる。
簡単に離れるわけないと思っていたのに
離れるときは一瞬だ。』
このシーンの前に新平が父陽一に蔑みの言葉を投げつけるシーンがあるが、ここは自分の心がヒリヒリした。
〜〜自分にも同じ経験があるからだ、学校で学ぶことがままならなかった父に向かって放たれた蔑みの言葉は、父に私の将来に期待していたものをまったく予想もしていなかった奇形の異物として映してしまったことだろう。「あぁなんてことをしてしまったんだ」〜〜
それまでは、親子であっても普段一緒にいて面倒を見てやれない大宮陽一、そこには交われない薄い壁が存在していて、心から叱ったり、感情を吐露したりすることができないでいたが、このとき初めて、陽一は親父になれた瞬間でもあった。
最後に衣笠幸夫は何故ひとりトラックとは反対方向に歩いて、電車に乗ったのだろう。いろいろなことが想像される。
衣笠幸夫
夏子
大宮陽一
ゆき
新平
灯
2017/06/07