歴史と地理という観点から国際情勢を解くという観点により、
英米、ドイツ、ロシア、中東、中国といった大国の掟を分析
して行きます。
各章末には、ほぼ各一点ずつの厳選されたブックガイドが掲
載されていて、食指が動きます。
第一章は英米です。
トランプ現象と英国EU離脱の共通点としての「孤立主義」へ
の回帰と、分断による不安定化を見出だします。
米国の民主主義が常に「外部」を必要とするという、エマニ
ュエル・トッド氏の説が紹介されます。
外部とは、ピューリタンにとってのネイティブ・アメリカン
や奴隷である黒人であり、それが時代によって、カトリック、
ユダヤ、イタリア系、アジア系、ヒスパニック系、イスラム
教徒と変遷して来たことが示されます。
現在の国際情勢における「山」の地政学的な優位と、それと
共に国内の分断によるシーパワーの弱体化が説かれます。
第二章はドイツです。
帝国主義下のドイツ、ナチス・ドイツ、EUの共通点として東
方への拡大が見出だされます。
人工国家ギリシャの債務危機を、対ロシア、対ISといった地
政学的観点から見放すことが出来ないと看破されます。
ドイツを封じ込める課題からスタートしたEUの統合の維持が、
ドイツのコミット次第になっているという皮肉な状況が語ら
れます。
第三章はロシアです。
プーチン大統領が地政学を多用していることが示されます。
歴史の中から「ユーラシア主義」と「緩衝地帯」を見出だし、
それらにより、プーチン大統領の外交戦略を読み解いて行き
ます。
第四章は中東です。
数千年の「流動」という構造の中の、100年程度の国境線の
歴史が示されます。
クーデター未遂以後のトルコの動向に注視されています。
中央アジアにおける第二イスラム国誕生の可能性が警告され
ます。
第五章は中国です。
「一帯一路」におけるランドパワーとシーパワーの同時展開
が解説され、大日本帝国の膨張サイクルと類比されます。
中央アジアからの「山の地政学」リスクが力説されます。
統一後の大朝鮮は韓国が概ね支配し、中国に有利に働く
との、ロバート・D・カプランの予測を紹介します。
終章は日本の課題です。
海洋国家の「行かない」選択肢として、鎖国時代における長
崎口、松前口、対馬口、琉球口という四つの外交窓口が示さ
れます。
オランダと交易した理由、ロシアと先に開国していたら、米
国南北戦争のタイミングの妙、等々を学びます。
サイバー空間における「山の地政学」の必要性が説かれます。
そして、複雑系の情勢を読み解く「知力」に加えて、物語を
生み出す人間の、論理の外にある感情を理解し、他人の気持
ちになって考えることができる「人間力」の必要性が力説さ
れています。
近年の佐藤氏の国際情勢関係の著作にみられた重要事項を
纏め上げたような、利便性の高い優れた本でした。
Kindle 価格: | ¥770 (税込) |
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大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす (NHK出版新書) Kindle版
トランプ、習近平、プーチン…… 見えざる力を暴く、 佐藤優の集大成!
大統領選後のアメリカはどうなるか? イギリス離脱後のEUのゆくえは? プーチンのユーラシア主義の本質とは? 英米からロシア、中東から中国まで。新旧政治家の比較考察から、各国に特有の論理を読み解く歴史的アプローチ。地理をふまえて各国の戦略に迫るアプローチ。双方の合わせ技で国際情勢の本質を一気に把握する。「分析家・佐藤優」の集大成!
[内容]
序 章 国際情勢への二つのアプローチ
第一章 英米を動かす掟─「トランプ現象」と「英国EU離脱」の共通点
第二章 ドイツを動かす掟─「生存圏」から「EU帝国」へ
第三章 ロシアを動かす掟─スターリンとプーチンの「ユーラシア主義」
第四章 中東を動かす掟─「サイクス・ピコ協定」から「IS」まで
第五章 中国を動かす掟─「海」と「陸」の二兎を追えるか
終 章 「歴史×地理」で考える日本の課題
大統領選後のアメリカはどうなるか? イギリス離脱後のEUのゆくえは? プーチンのユーラシア主義の本質とは? 英米からロシア、中東から中国まで。新旧政治家の比較考察から、各国に特有の論理を読み解く歴史的アプローチ。地理をふまえて各国の戦略に迫るアプローチ。双方の合わせ技で国際情勢の本質を一気に把握する。「分析家・佐藤優」の集大成!
[内容]
序 章 国際情勢への二つのアプローチ
第一章 英米を動かす掟─「トランプ現象」と「英国EU離脱」の共通点
第二章 ドイツを動かす掟─「生存圏」から「EU帝国」へ
第三章 ロシアを動かす掟─スターリンとプーチンの「ユーラシア主義」
第四章 中東を動かす掟─「サイクス・ピコ協定」から「IS」まで
第五章 中国を動かす掟─「海」と「陸」の二兎を追えるか
終 章 「歴史×地理」で考える日本の課題
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2016/11/10
- ファイルサイズ12140 KB
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- 販売: Amazon Services International LLC
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登録情報
- ASIN : B01N3PWUQ0
- 出版社 : NHK出版 (2016/11/10)
- 発売日 : 2016/11/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 12140 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 197ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 177,624位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,050位国際政治情勢
- - 1,393位政治 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 (ISBN-13:978-4838721566)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年3月22日に日本でレビュー済み
東ドイツ、ポーランド、チェコスロバキア、ハンガリーといった旧ソ連周辺国を旧ソ連は併合してしまうこともできたがそうしなかった。それは併合してしまうと旧ソ連は西側諸国と国境を接することになってしまい衝突リスクが高まるから。ロシアは敵国と直接向かいあう線の国境を望まない。それら緩衝地帯としての旧ソ連圏周辺国は旧ソ連にとっての面としての国境なのだと。ソビエト共産党が旧ソ連緩衝国には旧ソ連構成国より自由度が高い西側的要素を認めていたのは西側との軋轢を減らすためだったと佐藤氏は言います。なるほど。
だとすると、それら緩衝国を旧ソ連が度々弾圧せざるをえなくなった(がゆえにそれらの国々はソ連崩壊後一気に西欧側に入った)のは自らの緩衝国運営のやり方自体が引き起こしたジレンマだったことになりますね。そもそもソビエト共産党に都合がいい程度に抑え込める自由化など自由化の本質としてありえない。旧ソ連=ロシアが面としての国境などというわけのわからない発想にこだわる限り自由主義圏との間の緩衝国設定など必ず破綻する無理ゲーに過ぎなかった。
旧ソ連緩衝国がことごとく西欧側に入った今新たな緩衝国の役割をロシアが押し付けようとしたのがバルト三国、ベラルーシ、グルジア、そしてウクライナといった旧ソ連構成国だったわけですね。しかしバルト三国もグルジアもあっという間にロシアから離反し、ベラルーシとウクライナだけが緩衝国の役目を引き受けた。しかし、ウクライナには革命により親西欧政権が樹立され、ロシアは死活的重要性をもつセバストポリ港の利権保全のためについにクリミア併合を図るに至った。六年前の本書刊行時点までの流れは以上のようになります。
佐藤氏の以上の理解にもとづく限り、ロシアはベラルーシ同様にウクライナを属国化せずにはいられないはず。それは親西欧政権を転覆して親ロ派政権をウクライナに樹立することを意味するはず。それが軍事侵攻によって行われる必要はなかったのかもしれないが、明らかにオプションとしてはありえたはず。なぜ佐藤氏はプーチンのウクライナ全面侵攻の可能性を語らなかったのだろう?ご自身のロジックの行き着く先を見通せなかったということなのだろうか?
本書の中で取り上げられたいくつものテーマに通底する視点は宗教やイデオロギーの重要性です。ロシアの影響圏を作り出そうとするプーチンの発想の背景にあるロシアの帝国化の必然性を主張する「ユーラシア主義」思想、EU諸国内の財政破綻国におけるカトリックの精神的影響、非白人差別により国民的統合が保たれてきたアメリカ民主主義のジレンマ、イスラムの神権思想から脱却できず民主化に挫折したアラブ諸国、少数民族の中国人アイデンティティ作りに失敗し近代国家になりきれず行き詰まる中国。実に大事な視点だと思います。
だとすると、それら緩衝国を旧ソ連が度々弾圧せざるをえなくなった(がゆえにそれらの国々はソ連崩壊後一気に西欧側に入った)のは自らの緩衝国運営のやり方自体が引き起こしたジレンマだったことになりますね。そもそもソビエト共産党に都合がいい程度に抑え込める自由化など自由化の本質としてありえない。旧ソ連=ロシアが面としての国境などというわけのわからない発想にこだわる限り自由主義圏との間の緩衝国設定など必ず破綻する無理ゲーに過ぎなかった。
旧ソ連緩衝国がことごとく西欧側に入った今新たな緩衝国の役割をロシアが押し付けようとしたのがバルト三国、ベラルーシ、グルジア、そしてウクライナといった旧ソ連構成国だったわけですね。しかしバルト三国もグルジアもあっという間にロシアから離反し、ベラルーシとウクライナだけが緩衝国の役目を引き受けた。しかし、ウクライナには革命により親西欧政権が樹立され、ロシアは死活的重要性をもつセバストポリ港の利権保全のためについにクリミア併合を図るに至った。六年前の本書刊行時点までの流れは以上のようになります。
佐藤氏の以上の理解にもとづく限り、ロシアはベラルーシ同様にウクライナを属国化せずにはいられないはず。それは親西欧政権を転覆して親ロ派政権をウクライナに樹立することを意味するはず。それが軍事侵攻によって行われる必要はなかったのかもしれないが、明らかにオプションとしてはありえたはず。なぜ佐藤氏はプーチンのウクライナ全面侵攻の可能性を語らなかったのだろう?ご自身のロジックの行き着く先を見通せなかったということなのだろうか?
本書の中で取り上げられたいくつものテーマに通底する視点は宗教やイデオロギーの重要性です。ロシアの影響圏を作り出そうとするプーチンの発想の背景にあるロシアの帝国化の必然性を主張する「ユーラシア主義」思想、EU諸国内の財政破綻国におけるカトリックの精神的影響、非白人差別により国民的統合が保たれてきたアメリカ民主主義のジレンマ、イスラムの神権思想から脱却できず民主化に挫折したアラブ諸国、少数民族の中国人アイデンティティ作りに失敗し近代国家になりきれず行き詰まる中国。実に大事な視点だと思います。
2017年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日に日に混迷の度合いを増していく国際情勢。
日本も例外なく、大国による政治的な影響に晒されています。
国際情勢は決して私たちの生活に無関係ではありません。
10年後、20年後、日本はどのようになっているのか。
あるいは、どのようになっていなければならないのかを考えることは、私たち一人ひとりにとっても大変重要なものなのです。
著者の佐藤優氏は、その国際情勢を読み解くには「変わらない要素」に注目することが必須条件であるといいます。
それは、過去に生じた出来事である「歴史」と、領土という物理的な空間の「地理」の2つの要素。
この2つの要素から現下国際情勢をアナロジカルに捉えることで、今後大国がこう動くであろうと予測することができます。
英国のEU離脱、米国のトランプ現象にみる孤立主義・モンロー主義への回帰。
ドイツEUにみる領土拡大への思惑。
そしてロシアにみる緩衝地帯への永続的な執着など。
2つの変わらぬ要素から導き出されるこうした大国を動かす掟を類推し、日本の置かれている立場と今後の課題について考えることのできる一冊です。
日本も例外なく、大国による政治的な影響に晒されています。
国際情勢は決して私たちの生活に無関係ではありません。
10年後、20年後、日本はどのようになっているのか。
あるいは、どのようになっていなければならないのかを考えることは、私たち一人ひとりにとっても大変重要なものなのです。
著者の佐藤優氏は、その国際情勢を読み解くには「変わらない要素」に注目することが必須条件であるといいます。
それは、過去に生じた出来事である「歴史」と、領土という物理的な空間の「地理」の2つの要素。
この2つの要素から現下国際情勢をアナロジカルに捉えることで、今後大国がこう動くであろうと予測することができます。
英国のEU離脱、米国のトランプ現象にみる孤立主義・モンロー主義への回帰。
ドイツEUにみる領土拡大への思惑。
そしてロシアにみる緩衝地帯への永続的な執着など。
2つの変わらぬ要素から導き出されるこうした大国を動かす掟を類推し、日本の置かれている立場と今後の課題について考えることのできる一冊です。
2017年5月23日に日本でレビュー済み
右から左までメディアに超露出の才人だが、このところ少しあやしい方向へ向かっているのでは踏んでいる。結局、氏の所論はどのような使われ方をするのか、影響を与えるのか考えてみよう。娘を民進から自民に寝返えさせた鈴木宗男氏と依然とても仲良し、また安倍首相の御用達評論家とも言える宮家邦彦氏を褒めそやすのはどうしたことか。博識には脱帽するが、氏の立ち位置については沖縄問題以外はどうも納得できない。
2017年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書に出てくる世界史の知識は、本書でたびたび引用されている山川出版社の「詳説世界史」という高校の世界史の教科書に、ほぼ出ている範囲のものである。
自分はオッサンだがちょっと事情があっていま「詳説世界史」の最新版を繰り返し読んでいるのだが、そこで記述されている歴史の知識が、本書を読むことで今まさに生きている現代の世界にどのように繋がっているのかが分かる。したがって、本書を読むことで無味乾燥になりがちな世界史の勉強が生き生きとした「今を生きるための知恵」を得る勉強に変わることを実感できる(別の言い方をすると、なぜ、こんな面倒くさい勉強をしなければいけないのか、に対する答えが見つかる)と思う。
その意味で本書はビジネスパーソン向けに書かれたものであるが、いま世界史を勉強している高校生にもぜひ読んでもらいたいと思った。
ちなみに、高校生以外の方で教科書である「詳説世界史」が入手しにくい場合には、NHKアナウンサーが本の内容をそのまま全部朗読したCDが付属している、山川出版社刊「アナウンサーが読む聞く教科書詳説世界史」が全く同じ内容を収録しているので、そちらを購入されてもよいと思う(CDの分だけお高いですが)。
ついでにいうと、最近、日本史の教科書から「鎖国」という言葉がなくなることが話題になったが、それがなぜか、も本書を読むとわかると思う。
自分はオッサンだがちょっと事情があっていま「詳説世界史」の最新版を繰り返し読んでいるのだが、そこで記述されている歴史の知識が、本書を読むことで今まさに生きている現代の世界にどのように繋がっているのかが分かる。したがって、本書を読むことで無味乾燥になりがちな世界史の勉強が生き生きとした「今を生きるための知恵」を得る勉強に変わることを実感できる(別の言い方をすると、なぜ、こんな面倒くさい勉強をしなければいけないのか、に対する答えが見つかる)と思う。
その意味で本書はビジネスパーソン向けに書かれたものであるが、いま世界史を勉強している高校生にもぜひ読んでもらいたいと思った。
ちなみに、高校生以外の方で教科書である「詳説世界史」が入手しにくい場合には、NHKアナウンサーが本の内容をそのまま全部朗読したCDが付属している、山川出版社刊「アナウンサーが読む聞く教科書詳説世界史」が全く同じ内容を収録しているので、そちらを購入されてもよいと思う(CDの分だけお高いですが)。
ついでにいうと、最近、日本史の教科書から「鎖国」という言葉がなくなることが話題になったが、それがなぜか、も本書を読むとわかると思う。
2018年8月2日に日本でレビュー済み
KindleUnlimitedで読了。
大国ごとに地政学を活用して、政治的な検討を進めていく本です。
現在の力関係に行きつく展開として、世界史をちゃんと勉強しておくと、内容がよくわかると思います。
大国ごとに地政学を活用して、政治的な検討を進めていく本です。
現在の力関係に行きつく展開として、世界史をちゃんと勉強しておくと、内容がよくわかると思います。
2017年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
佐藤優氏の本は人生論や自伝的エッセイも含め多数読んでいるが今作ほど現代の世界情勢を明確に分析しているものは初めてだ。
知の巨人と呼ばれ多作でも有名だがその背景には氏の徹底的な情報収集力、そして分析力が背景にあることを改めて知らされた。
池上さんとの共作も多いがあの池上さんをすっかり凌駕してしまうほどの人だ。
日本政府は大いに耳を傾ける必要があると思う。
知の巨人と呼ばれ多作でも有名だがその背景には氏の徹底的な情報収集力、そして分析力が背景にあることを改めて知らされた。
池上さんとの共作も多いがあの池上さんをすっかり凌駕してしまうほどの人だ。
日本政府は大いに耳を傾ける必要があると思う。
2018年1月10日に日本でレビュー済み
世界情勢が立体的に読める本です。
歴史、地理、宗教を軸に各国の立場を分析していきます。
世界史の本をもう一度学び直したくなる一冊です。
歴史、地理、宗教を軸に各国の立場を分析していきます。
世界史の本をもう一度学び直したくなる一冊です。