フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン, 字幕付き |
コントリビュータ | イリアス・サルマン, イラクリ・サムシア, マリアム・ブトゥリシュヴィリ, ギオルギ・オヴァシュヴィリ |
稼働時間 | 1 時間 42 分 |
2014年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀作品賞受賞、他世界の映画祭で数多くの受賞に輝いたジョージア映画。
大自然と人間の営み、戦争を描く寓話的傑作。
★ジョージア(グルジア)の近年を代表する傑作!
戦火の中での人間の営みを描き戦争の不条理、愚かさを伝える本作は、紛争により経済も文化も低迷していた状況下から甦ったジョージア映画の新たな世代を象徴する作品として、世界的にも評価を得た。
★35ミリフィルムに収められたこだわりの映像。
人工島を作り、季節に合わせたとうもろこしの植え替えを行い、洪水シーンもCGを使用せず全て手作業で行い完成された映画は、少ない台詞ながら雄弁な映像作品となっている。
★世界中の映画祭で賞賛に包まれる!
・2015年ゴールデングローブ賞外国語映画賞ジョージア代表。
・2014年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀作品賞・エキュメニカル審査員賞他、多数の賞を受賞。
[内容解説]
川の両岸で敵同士が銃を向けあうなか、老人と少女は、中州に種を蒔いて苗を育てる。
森と大河の流れ、ときおり聞こえる銃声―大自然と人間の営み、戦争を描く珠玉の作品。
<あらすじ>
ジョージア(グルジア)と、ジョージアからの独立を主張するアブハジアは、1992年以降、激しい戦争状態にあった。
両者の間にはエングリ川が悠々と流れている。
この川は春の雪解けとともにコーカサス山脈から肥沃な土を運び、中州をつくる。
両岸で敵同士がにらみ合い、銃弾が飛び交う中、今年も、アブハズ人の老人は孫娘をともなって、昔からの風習のとおり、中州に小舟で渡り、小屋を建てて、土を耕し、とうもろこしの種を蒔いて、苗を育てる。
しかし戦闘が激しくなり、ある日、彼らはとうもろこし畑で傷を負った若いジョージア兵を発見する…。
深い森と大河の悠々とした流れ、ときおり聞こえる銃声、とうもろこしを黙々と育てる老人、祖父との生活を余儀なくされた孫娘の成長――
セリフを極力抑えて、大自然のめぐりと人間の営みを対比させ、戦争の意味を問う寓話的な傑作。
【アブハジア紛争】
コーカサスの南にある国ジョージア(グルジア)で、1991年のソ連邦解体をはさんで激化した紛争。
[特殊内容/特典]
オリジナル予告編、日本版予告編
(日本版予告は岩波ホールで併映された『みかんの丘』『とうもろこしの島』2作品合わせての予告編となります。)
※仕様、特典内容や名称は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
[スタッフキャスト]
【CAST】
老人:イリアス・サルマン
少女:マリアム・ブトゥリシュヴィリ
ジョージア兵:イラクリ・サムシア
【STAFF】
監督:ギオルギ・オヴァシュヴィリ
脚本:ヌグザル・シャタイゼ、ギオルギ・オヴァシュヴィリ、ルロフ・ジャン・ミンボー
撮影監督:エレメル・ラガリ
美術:アリアンサイチャン・ダワーチュ
編集:キム・スンミン
音楽:ヨセブ・バルダナシュヴィリ
プロデューサー:ニノ・デヴダリアニ、エイケ・ゴレチ/イリアス・サルマン、
マリアム・ブトゥリシュヴィリ、イラクリ・サムシア、タマル・レヴェント
[発売元]ハーク