アベノミクスを代表するリフレ派と呼ばれる方々の主張の反論を学びたく購入しました。
主張が適当すぎて、東大卒大蔵官僚はやはりすごいと再認識しました。
『第5章物価の下落は望ましい』より、リフレ派との考え方の違いを考察。
著者の主張によると、
日本経済は、工業製品の価格が下落する一方、サービスの価格が上昇。
相対価格が大きく変化し、これはすべての物価が下落する「デフレ」とは異なる現象。
とのことです。
「工業製品は、80年代以降著しい下落を示しています。(中略)「工業製品の価格低下」という現象は、90年代から現在まで続く長期的な傾向です。」P.101
4行くらいの間で支離滅裂に、、、
「水道工事費は12倍以上に、家事サービスは5倍以上になりました」P.102
設備屋のおっさんがこの本読むことはないからって、
適当なことを書きすぎですね。
著者ご本人がお書きになったのだはないかと思いますが、
アベノミクス、現在の日銀政策を応援したくなる書物として、お勧めです。
Kindle 価格: | ¥655 (税込) |
獲得ポイント: | 7ポイント (1%) |
を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
「メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
エラーが発生しました。 エラーのため、お客様の定期購読を処理できませんでした。更新してもう一度やり直してください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
日本経済入門 (講談社現代新書) Kindle版
日本経済は構造的問題を抱えている。1990年代以降、多くの指標が長期にわたる日本経済の低迷を示してきたが、抜本的な改革には手をつけられることはなく、25年以上が浪費した。数年来、大規模な金融の量的緩和が問題を解決するような錯覚を与えているが、幻想にすぎない。事実、株価こそ上がったもの、実態経済が回復する兆しは見えない。危機的な状況にある日本経済のリアルな実態とはいかなるものか。
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/3/15
- ファイルサイズ15031 KB
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
野口 悠紀雄
一九四〇年東京生まれ。六三年東京大学工学部卒業、六四年大蔵省入省、七二年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、二〇一一年年四月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。著書に『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞政治・経済部門)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中公新書)、近著に『変わった世界 変わらない日本』(講談社)、『戦後経済史』(東洋経済新報社)など
一九四〇年東京生まれ。六三年東京大学工学部卒業、六四年大蔵省入省、七二年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、二〇一一年年四月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。著書に『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞政治・経済部門)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中公新書)、近著に『変わった世界 変わらない日本』(講談社)、『戦後経済史』(東洋経済新報社)など
登録情報
- ASIN : B06XDKPXRJ
- 出版社 : 講談社 (2017/3/15)
- 発売日 : 2017/3/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 15031 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 221ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 247,926位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,491位講談社現代新書
- - 30,735位ビジネス・経済 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。
一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。
〈主要著書〉
『情報の経済理論』(東洋経済新報社、1974年、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、1980年、サントリー学芸賞)、『土地の経済学』(日本経済新聞社、1989年、東京海上各務財団優秀図書賞、不動産学会賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、1992年、吉野作造賞)、『1940年体制(新版)』(東洋経済新報社、2002年)、『資本開国論』(ダイヤモンド社、2007年)、『世界経済危機 日本の罪と罰』(ダイヤモンド社、2008年)、『未曾有の経済危機 克服の処方箋』(ダイヤモンド社、2009年)、『経済危機のルーツ』(東洋経済新報社、2010年)、『世界経済が回復するなか、なぜ日本だけが取り残されるのか』(ダイヤモンド社、2010年)等多数。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年5月8日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2023年10月15日に日本でレビュー済み
いろいろな評価があるようですが,私にとって残念なのは,アベノミクス・日銀大規模緩和政策が,本書でかなりはっきりと政策的に間違いであると指摘されているにもかかわらず,著者のような立場の経済学者やメディア関係者が多数派とはならなかったこと,そしてアベノミクスが誰によっても中断されることなく最後まで進められ,結果として日本の貧困化を決定づけたこと,です.
例えば第5章で「円安=日本人の貧困化」という基本主張が展開されていますが,2023年現在,(残念ながら)著者の見立ては正しかったことがわかります.
経済学なんて単純です.経済官僚や御用学者・御用メディアが(現実をごまかすために振り回す)ジャーゴンなど理解していなくても,現実の生活の肌感覚はあまり間違っていないと思われます.本書はこうした思いを強めてくれました.
本書に注文を付けるとすれば,最終章の今後の日本経済への処方箋が,数ページで終わる(「地方の創意工夫が重要だ」など)ほど漠然としたものでしかないのが残念,ということでしょうか.未来の具体的な処方がそんなに簡単にできれば,たしかに苦労はしませんが.
また,仮に日本が経済的に縮小してゆく中,日本人の生活がどう変わっていくと予想されるかも,具体的に知りたいです.これも本書の範囲外と言ってしまえばその通りですが….
例えば第5章で「円安=日本人の貧困化」という基本主張が展開されていますが,2023年現在,(残念ながら)著者の見立ては正しかったことがわかります.
経済学なんて単純です.経済官僚や御用学者・御用メディアが(現実をごまかすために振り回す)ジャーゴンなど理解していなくても,現実の生活の肌感覚はあまり間違っていないと思われます.本書はこうした思いを強めてくれました.
本書に注文を付けるとすれば,最終章の今後の日本経済への処方箋が,数ページで終わる(「地方の創意工夫が重要だ」など)ほど漠然としたものでしかないのが残念,ということでしょうか.未来の具体的な処方がそんなに簡単にできれば,たしかに苦労はしませんが.
また,仮に日本が経済的に縮小してゆく中,日本人の生活がどう変わっていくと予想されるかも,具体的に知りたいです.これも本書の範囲外と言ってしまえばその通りですが….
2017年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本経済の抱える諸問題を再認識するのに役立ちました。
日本ではいわゆるリフレ派という人達が金融政策の実権を握っていて、未だに期待インフレ率を上げて実質金利を下げればデフレから脱却出来るという共同幻想をあきらめないため、国民全体に財政の持続性に対する危機感が希薄です。
デフレ脱却は既得権者の支持もあり与党の"プラセボ戦略"となっているが、団塊世代が後期高齢者になる2025年問題、4人に1人が医療・介護に従事する恐れがあるという2040年問題への対応はどうなるのだろか。
5月、経産省の若手官僚たちが、「不安な個人、立ちすくむ国家」というテーマの勉強会の成果をまとめて発表した。
その提言は、一律に年齢で「高齢者=弱者」とみなす社会保障制度をやめて、働ける限り貢献する社会を目指し、子供や教育への投資を財政における最優先課題にするという内容である。
わたしは個人的には主旨に賛同するが、時間的なリミットがある条件下で、どこまで国民の理解と賛同を得られる実効性のある政策に落とし込めるか注目していきたいが・・・
日本ではいわゆるリフレ派という人達が金融政策の実権を握っていて、未だに期待インフレ率を上げて実質金利を下げればデフレから脱却出来るという共同幻想をあきらめないため、国民全体に財政の持続性に対する危機感が希薄です。
デフレ脱却は既得権者の支持もあり与党の"プラセボ戦略"となっているが、団塊世代が後期高齢者になる2025年問題、4人に1人が医療・介護に従事する恐れがあるという2040年問題への対応はどうなるのだろか。
5月、経産省の若手官僚たちが、「不安な個人、立ちすくむ国家」というテーマの勉強会の成果をまとめて発表した。
その提言は、一律に年齢で「高齢者=弱者」とみなす社会保障制度をやめて、働ける限り貢献する社会を目指し、子供や教育への投資を財政における最優先課題にするという内容である。
わたしは個人的には主旨に賛同するが、時間的なリミットがある条件下で、どこまで国民の理解と賛同を得られる実効性のある政策に落とし込めるか注目していきたいが・・・
2017年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校で使うので 購入しました。直ぐに届くので 便利です。書店で探す手間が省けます。
2017年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異次元金融緩和の問題点
社会保障制度の問題点
年金制度の問題点
更に的外れな地方創生論と規制緩和論等についても大枠を理解することができる良書だと思います。
日本経済の再生は待ったなしの状態。
特に国会議員は憲法改正なんかより先に注力すべき課題が山積していることを再認識すべきだと思います。
社会保障制度の問題点
年金制度の問題点
更に的外れな地方創生論と規制緩和論等についても大枠を理解することができる良書だと思います。
日本経済の再生は待ったなしの状態。
特に国会議員は憲法改正なんかより先に注力すべき課題が山積していることを再認識すべきだと思います。
2017年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「アベノミクス景気は戦後3番目の長さになった」
と新聞の記事に載っていた。
はたして景気って、何だろう。
「円安で企業の利益は増加した」ものの
「日本の労働者を貧しくした」と著者は語る。
これが好景気だろうか。
いや、実体経済の成長が望めなければ違うだろう。
「日本経済の成長のため政府がなすべき課題は、
新しい技術の利用を可能とするような規制緩和だ」
著者は、進行中の異次元金融緩和政策ではないという。
確かにドローン利用の規制を緩やかにすると、
人手不足の農業を大規模化することが出来る。
多くの休耕地(資源)を持つ日本が、
オランダのように農業大国になれるのである。
食物は人が生きるのに必須だ。
そろそろ泡から目を覚ます時期かもしれない。
と新聞の記事に載っていた。
はたして景気って、何だろう。
「円安で企業の利益は増加した」ものの
「日本の労働者を貧しくした」と著者は語る。
これが好景気だろうか。
いや、実体経済の成長が望めなければ違うだろう。
「日本経済の成長のため政府がなすべき課題は、
新しい技術の利用を可能とするような規制緩和だ」
著者は、進行中の異次元金融緩和政策ではないという。
確かにドローン利用の規制を緩やかにすると、
人手不足の農業を大規模化することが出来る。
多くの休耕地(資源)を持つ日本が、
オランダのように農業大国になれるのである。
食物は人が生きるのに必須だ。
そろそろ泡から目を覚ます時期かもしれない。
2021年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本経済の現在の問題について明晰な指摘で非常に面白かった。ただではどのように対応したらいいのかというところになると途端にぼんやりとしたは”日本もGAFAのようなユニコーン企業を輩出する国にならなければならない、そのために日本の古いエンジニアではなく新しいエンジニアを育てなければならない”という内容となりこれくらいなら書かなかったほうが良かった。
2017年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
GDPから見た現在の日本経済の姿から始まり、高度成長期からの産業構造の変化や、物価と金融政策、高齢化と社会保障の問題まで、著者が考える現在の日本経済の問題点に関するトピックがわかりやすく説明されている。
1つ1つのトピックを議論する際に官公庁などから発表されているデータを引きながら説明されているので、日本経済が今置かれている現状について、ふわっとした印象論ではなく、数字をもとに理解することができる。例えば「日本は製造業中心の輸出立国であり~」といった普段からよく耳にする言説が、一つ一つデータを見てみると現状とは異なっていることなどがこの本では説明されている。
同じデータに対してもその数字が生じた原因をどう考えるかは人によって大きく違う。例えば物価が下がったといったデータをどう解釈するかはその人がよって立つ経済理論や実証分析の手法などによって異なるが、この本での著者の説明も説得力のあるものであり、政府の説明以外にもこうした見方があるというのを知っておくのは良いことだと思う。
1つ1つのトピックを議論する際に官公庁などから発表されているデータを引きながら説明されているので、日本経済が今置かれている現状について、ふわっとした印象論ではなく、数字をもとに理解することができる。例えば「日本は製造業中心の輸出立国であり~」といった普段からよく耳にする言説が、一つ一つデータを見てみると現状とは異なっていることなどがこの本では説明されている。
同じデータに対してもその数字が生じた原因をどう考えるかは人によって大きく違う。例えば物価が下がったといったデータをどう解釈するかはその人がよって立つ経済理論や実証分析の手法などによって異なるが、この本での著者の説明も説得力のあるものであり、政府の説明以外にもこうした見方があるというのを知っておくのは良いことだと思う。