最初はストーリーを面白いと感じませんでした。
登場キャラが多いためそれぞれの描写が希薄。
ノーマルエンドでは、ヒロインが苦しむシーンを見ても、それに怒る主人公を見ても、感情移入が上手くできず、共感できないままにシーンが進んでいくのを眺めているだけになりました。
情報をちゃんと読めばある程度理解できるとはいえ、専門用語が並べ立てられるので、説明調の長文を読むのが嫌いな人には苦痛にすら感じるかもしれません。
しかし、トゥルーへの展開は描写もある程度なされ、共感もでき、面白いと感じられるストーリーでした。
クライマックスへの盛り上がりは非常によかったと思います。
そこまである意味で我慢できるかが楽しめるかの分かれ目になるでしょうし、我慢しなければならないのは残念だともいえると思います。
アクションパートについては、コンボを期待される方は完全にその期待を裏切られ、落胆し、酷評する傾向があるようです。
一方で、そういった期待なしに触れたときは、これはこれで面白いと感じる人も多いものであると思います。
特に動き回りながら弾をばら撒くのが好きな方は嵌れるのではないでしょうか。
敵の攻撃を回避しながら、同時にエイムをしてこちらの攻撃を当てなければなりませんので、当然のことながら、ゲームパッドを使うよりもマウスを利用した方が断然楽です。
難易度もマウスでのプレイを想定しているように思われたので、パッドでのプレイのみで低い評価をするのは尚早というべきでしょう。
もちろん、パッドでのプレイ・クリアも不可能ではありませんが、購入される際はそのことも考慮されるとよいのではないでしょうか。
まとめると、アクションとして面白い一方で、ストーリーは前半部分があと一歩に思いました。