ゲーミングキーボードと言う触れ込みで、機能的にもそういった部分を売りにした製品ですが、プロゲーマー（およびその予備軍の方々）でも無い当方の選定の決め手となったのは、
・キーキャップは日本語配列で２重成形注入
と言う点です。
ここ１０～２０年におけるＰＣキーボード環境はそれ以前から大きく変わり、「ＰＣメーカの補修部品扱いで言い値で価格が決まる高耐久品」物から「価格も耐久性もピンキリの消耗品～高耐久品」へと代わり、こと日本語刻印に限って言えば高耐久品と呼べる物は”絶滅種”に近い環境となってしまいました。
２色成形を唄う東プレの Realforce RGB（日本語配列） でも、配列（キースキャンコード）こそ日本語ですが、キートップは英数記号だけだったと思います。何より一桁ほど高価です。
以前使っていた物は量販店で７００円くらい売っていた物ですが、シルク印刷で一年も持たずにキー刻印が溶けて消え、その反省を踏まえて2000円ぐらいで購入した（直前に使っていた）レーザー刻印キーボードはノート向けのパーツをベースにしたのかキーストロークが浅すぎ、[Ctrl]キーなどの同時押しを多用するキーが隣接するキーに引っかかって戻ってこないという事案が多発、かてて加えてキーの押下圧が軽すぎて入力に不具合が生じていました。
（双方とも大手国内メーカ製です。ただしコストダウンの為か Made in China ですが）
それで一念発起して探して居たところ、当キーボードを発見、購入して一週間ほど使用いたしました。概ね満足です。
欲を言えば「あと＋１～５ｇぐらいの押下圧（理想はＨＨＫの押下圧）か、メカニカルっぽいクリック音」があれば言う事無しだったのですが、無い物をねだっても仕方ありませんし、なによりこの価格帯で言えば”安い買い物”だったと思います。
直前やその前に比べれば雲泥の差です。
ゲーミングキーボードとしてはマクロ定義キーが無い為、そういう物を求める向きの方には、あまりおすすめしませんが、一般使用のキーボードに
・キートップに日本語刻印が欲しい
・キーにそこそこの押下圧とストローク深が欲しい
・キーの刻印がそう簡単に消えて貰っては困る
・[Power On][Sleep][Wake Up]キーは邪魔
・有線接続である
と言う物を求める方にはお勧めです。
「ＬＥＤイルミネーション（明滅・多色 等）はちょっと・・・」
と言われる方は、”単色（白）・照明”のモードに切り替えて、明度もギリギリまで下げれば問題ないです。
（”ＬＥＤ ＯＦＦ”モードもありますが、逆にキー刻印が極端に見にくくなりますので、調整して使った方が良いでしょう。）
追記：ＵＳＢ→ＰＳ／２変換でのＰＳ／２コネクタでの使用は出来ませんでした（一応ＬＥＤは光りましたが、キーが効きませんでした）。諦めてＵＳＢコネクタに差して使用しましょう。
| ブランド | Siensync |
|---|---|
| メーカー | Siensync |
| 製品サイズ | 43.5 x 14 x 4.5 cm; 1 kg |
| 製造元リファレンス | SN-003GKB1J |
| メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
| カラー | ブラック |
| 商品の寸法 幅 × 高さ | 43.5 x 14 x 4.5 cm |
| 同梱バッテリー | いいえ |
| 商品の重量 | 1 Kilograms |
