かなり複雑な内容です。
じっくり何度も読める作品です。
このシリーズではトップの内容。
それぞれ2人の女性の成長には涙しました。
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機龍警察 狼眼殺手 (ハヤカワ・ミステリワールド) Kindle版
経産省とフォン・コーポレーションが進める日中合同プロジェクト『クイアコン』に絡む一大疑獄。特捜部は捜査一課、二課と合同で捜査に着手するが何者かによって関係者が次々と殺害されていく。謎の暗殺者に翻弄される警視庁。だが事態はさらに別の様相を呈し始める。追いつめられた沖津特捜部長の下した決断とは――生々しいまでに今という時代を反映する究極の警察小説シリーズ、激闘と悲哀の第5弾。
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2017/9/15
- ファイルサイズ1800 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
出版社からのコメント
特捜部最大の秘密が明らかに!
シリーズの大きな転換点となる、最新作にして最高傑作。
一大疑獄を巡る関係者の連続死、
謎の暗殺者との死闘の果て、
追いつめられた沖津特捜部長は、
ある重大な決断を下す――
冒険、謀略、集団捜査、ツイスト……あらゆるミステリの粋が望みうる最高の形で結実した、吉川英治文学新人賞受賞の警察小説シリーズ第5作
シリーズの大きな転換点となる、最新作にして最高傑作。
一大疑獄を巡る関係者の連続死、
謎の暗殺者との死闘の果て、
追いつめられた沖津特捜部長は、
ある重大な決断を下す――
冒険、謀略、集団捜査、ツイスト……あらゆるミステリの粋が望みうる最高の形で結実した、吉川英治文学新人賞受賞の警察小説シリーズ第5作
著者について
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に本作『機龍警察 自爆条項』(以上ハヤカワ文庫JA)で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』(ハヤカワ・ミステリワールド刊)で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』(文春文庫)で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』(幻冬舎文庫)で第68回日本推理作家協会賞を受賞。 公式サイトは、〈月村了衛の月録〉。 http://d.hatena.ne.jp/ryoue/
登録情報
- ASIN : B075GNXQJ2
- 出版社 : 早川書房 (2017/9/15)
- 発売日 : 2017/9/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1800 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 566ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 138,648位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
と言っても過言ではない。
ここまでのシリーズ、一作品につき一人の主要登場人物をその巻の主人公に据えて徹底的に内面を掘り下げてきた。
この巻は誰だろうなと思って読み始めるとどうだ。全員じゃないか。今までの既刊を踏まえ、有機的に重層的に主要人物達が動き回る。
素晴らしい。そして悟る。なるほど今までのはあくまで準備の巻だったのかと。そうして展開される本作の物語。間違いなくシリーズ最高傑作だ。間違いない。
特に、終盤、ある二人の対照的な人物の決闘がある。ここがヤバイ。大変だ。読めないのだ。心が痛い。先が気になる!
でもあまりに痛々しく哀しい戦いにもう駄目なのだ。ページがめくれない。でも読んじゃう。手が震えてしまう。
こんな強烈な読書体験そうそう出来るものではないと思う。
一つだけ不満があるとすれば、この巻では龍機兵が出てこないのだ。きっと狼眼殺手も相当な使い手だったろうに
機甲兵装戦が描かれなかったのは残念だ。
様々な思惑を抱え、ようやく物語は本格的に走り始めたと思う。さて、次の巻はいつになるのだろうか。物語はどこに向かうのだろうか。
きっとこれからも最新作が出る度に最高傑作が更新されるのだろうという予感と期待がある。
作者にとっては大変なプレッシャーだと思うが、どうかどうか素晴らしい作品を書き続けてほしい。
機龍警察シリーズ未読の方は是非1巻から。今、この日本でこれだけの熱量を持った小説はそうそうない。読んでないという事はそれだけで損していることだと思う。それだけの作品ですよ。
ここまでのシリーズ、一作品につき一人の主要登場人物をその巻の主人公に据えて徹底的に内面を掘り下げてきた。
この巻は誰だろうなと思って読み始めるとどうだ。全員じゃないか。今までの既刊を踏まえ、有機的に重層的に主要人物達が動き回る。
素晴らしい。そして悟る。なるほど今までのはあくまで準備の巻だったのかと。そうして展開される本作の物語。間違いなくシリーズ最高傑作だ。間違いない。
特に、終盤、ある二人の対照的な人物の決闘がある。ここがヤバイ。大変だ。読めないのだ。心が痛い。先が気になる!
でもあまりに痛々しく哀しい戦いにもう駄目なのだ。ページがめくれない。でも読んじゃう。手が震えてしまう。
こんな強烈な読書体験そうそう出来るものではないと思う。
一つだけ不満があるとすれば、この巻では龍機兵が出てこないのだ。きっと狼眼殺手も相当な使い手だったろうに
機甲兵装戦が描かれなかったのは残念だ。
様々な思惑を抱え、ようやく物語は本格的に走り始めたと思う。さて、次の巻はいつになるのだろうか。物語はどこに向かうのだろうか。
きっとこれからも最新作が出る度に最高傑作が更新されるのだろうという予感と期待がある。
作者にとっては大変なプレッシャーだと思うが、どうかどうか素晴らしい作品を書き続けてほしい。
機龍警察シリーズ未読の方は是非1巻から。今、この日本でこれだけの熱量を持った小説はそうそうない。読んでないという事はそれだけで損していることだと思う。それだけの作品ですよ。
2017年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日中合同プロジェクト『クイアコン』に絡む一大疑獄。特捜部は捜査一課、二課と合同で捜査に着手するが何者かによって関係者が次々と殺害されていく。謎の暗殺者に翻弄される警視庁。だが事態はさらに別の様相を呈し始める。追いつめられた沖津特捜部長の下した決断とは――。
このミス2017で第3位にランクインしていたので手にとってみた。
実に骨太で重厚。狼眼殺手なる凄腕の暗殺者、連続殺人事件の裏で絡み合う思惑と駆け引き。登場人物が多いがどの人物も存在感がある。何と言っても特捜部長の沖津が格好良い。読み応え十分の内容。
このミス2017で第3位にランクインしていたので手にとってみた。
実に骨太で重厚。狼眼殺手なる凄腕の暗殺者、連続殺人事件の裏で絡み合う思惑と駆け引き。登場人物が多いがどの人物も存在感がある。何と言っても特捜部長の沖津が格好良い。読み応え十分の内容。
2017年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回の「狼眼殺手」は機甲兵装の出番が「捜査二課」の活躍に
取って代わられた感がありますね。ただ、この捜査二課の働きぶりは
機甲兵装のバトルシーンの抜けた穴を十分に埋めるほどの面白さがあります。
これ以上色々書くとネタバレが過ぎそうになるので、話を変えますが、
今回の物語の中で今までの色々な謎の一部に輪郭程度ですが見えてきた
所があります。それに伴い、今後は単なる対テロとの戦いだけではなく、
今までになく龍機兵や特捜の根幹を揺るがす様な展開が待ち受けている
のではないかと・・・そういう意味でも、次回作はきっと凄い事になるんじゃ
なかろうか?と、今からそんな気がしてなりません。
取って代わられた感がありますね。ただ、この捜査二課の働きぶりは
機甲兵装のバトルシーンの抜けた穴を十分に埋めるほどの面白さがあります。
これ以上色々書くとネタバレが過ぎそうになるので、話を変えますが、
今回の物語の中で今までの色々な謎の一部に輪郭程度ですが見えてきた
所があります。それに伴い、今後は単なる対テロとの戦いだけではなく、
今までになく龍機兵や特捜の根幹を揺るがす様な展開が待ち受けている
のではないかと・・・そういう意味でも、次回作はきっと凄い事になるんじゃ
なかろうか?と、今からそんな気がしてなりません。
2017年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
機龍警察は、完全版の読み直しも含め全て読んでいるほどの愛読シリーズです。
冒頭からの散りばめられた伏線の回収、人物描写、警察といえど権力争いの官僚闘争、最後は次回作に流れる安定の繋ぎなど、いつもどおりの安定作です。キモノの出番が無い、と不満をもたれる方もいるとは思いますが、今作は花は無くともその実は熟す、のごとく円熟した第5作と言えます。
少しづつ敵にせまり、龍の真相に近づいていく今後の展開に、次回作が待ち遠しいです。
冒頭からの散りばめられた伏線の回収、人物描写、警察といえど権力争いの官僚闘争、最後は次回作に流れる安定の繋ぎなど、いつもどおりの安定作です。キモノの出番が無い、と不満をもたれる方もいるとは思いますが、今作は花は無くともその実は熟す、のごとく円熟した第5作と言えます。
少しづつ敵にせまり、龍の真相に近づいていく今後の展開に、次回作が待ち遠しいです。
2017年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このシリーズは巻を重ねるごとに傑作度が際限なくアップしていくのは一体どういうわけなのか。
他のレビュアーが言及しているとおり、今作はシリーズ中でアクション要素が最も少ない。しかし膨大なページを一瞬たりとも飽きさせることなく緊迫感MAXのまま最後まで読ませる著者の手腕には、戦慄さえ覚えた。しかも、殺伐を極めた物語の最後を締めくくるのが予想外の感涙ラスト・・・今作は星10個がふさわしい。
他のレビュアーが言及しているとおり、今作はシリーズ中でアクション要素が最も少ない。しかし膨大なページを一瞬たりとも飽きさせることなく緊迫感MAXのまま最後まで読ませる著者の手腕には、戦慄さえ覚えた。しかも、殺伐を極めた物語の最後を締めくくるのが予想外の感涙ラスト・・・今作は星10個がふさわしい。
2017年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み終えて唯一不満があるとすれば今続きが読めないということ。
2017年12月18日に日本でレビュー済み
本格警察ミステリと近未来SF要素が高次元で融合した唯一無二の国内エンターテイメント小説シリーズの最新作。
本筋となるのは、シリーズ通しての物言わぬ主役である超兵器・龍機兵の謎に繋がる次世代テクノロジーの利権にまつわる巨大疑獄と諜報戦。そしてもう一つの筋は、シリーズ第2作『自爆条項』で明らかになったライザ・ラードナー警部と鈴石緑技術主任を結ぶ過去の因縁の続編です。前者に関しては序章の提示、後者についてはある程度の決着をつけたという印象の巻でした。
また賛否両論を呼びそうな白眉は、何と言っても「毎回の見せ場」である龍機兵の活劇シーンが一切出てこないことでしょう。自分も後半、いつ出てくるんだろうかと期待と不安を覚えつつページをめくっていました。
ところで著者の月村了衛氏は、ピカレスク時代劇「必殺シリーズ」のマニアとしても知られています。
必殺では「毎回の見せ場」としてクライマックスの殺しのシーンがあり、それがシリーズ最大の売りともなっているのですが、長大なシリーズの中にはその見せ場である殺しのシーンがない異色回というのが幾つか存在しました。『必殺必中仕事屋稼業』の『負けて勝負』や『必殺からくり人』の『佐渡からお中元をどうぞ』などがそれに当たります。特に前者は、悪人を殺さないがゆえの異色回として通常エピソードを凌ぐ人気とインパクトを誇っています。
もしかしたら月村氏の中での本巻の狙いは、そうした必殺シリーズにおける「殺しのない回」的な異色感の演出だったのでは・・・というのは単なる妄想ですが、本巻独特の重苦しい曇り空に見える薄明かりめいた読後感(ほぼ全編が梅雨時という印象効果も大きい)は、ご存知物としての「毎回の見せ場」の爽快感をあえて封印したことで生まれたものであるように思えます。
遅々として勝利に近づけない、先の長い絶望的な闘いを予感させるヘビーな巻ですが、王道ミステリのような予告連続殺人のエンタメ感や、ライザと緑の関係とそれぞれの精神的成長という人間ドラマも盛り込まれた傑作エピソードです。
本筋となるのは、シリーズ通しての物言わぬ主役である超兵器・龍機兵の謎に繋がる次世代テクノロジーの利権にまつわる巨大疑獄と諜報戦。そしてもう一つの筋は、シリーズ第2作『自爆条項』で明らかになったライザ・ラードナー警部と鈴石緑技術主任を結ぶ過去の因縁の続編です。前者に関しては序章の提示、後者についてはある程度の決着をつけたという印象の巻でした。
また賛否両論を呼びそうな白眉は、何と言っても「毎回の見せ場」である龍機兵の活劇シーンが一切出てこないことでしょう。自分も後半、いつ出てくるんだろうかと期待と不安を覚えつつページをめくっていました。
ところで著者の月村了衛氏は、ピカレスク時代劇「必殺シリーズ」のマニアとしても知られています。
必殺では「毎回の見せ場」としてクライマックスの殺しのシーンがあり、それがシリーズ最大の売りともなっているのですが、長大なシリーズの中にはその見せ場である殺しのシーンがない異色回というのが幾つか存在しました。『必殺必中仕事屋稼業』の『負けて勝負』や『必殺からくり人』の『佐渡からお中元をどうぞ』などがそれに当たります。特に前者は、悪人を殺さないがゆえの異色回として通常エピソードを凌ぐ人気とインパクトを誇っています。
もしかしたら月村氏の中での本巻の狙いは、そうした必殺シリーズにおける「殺しのない回」的な異色感の演出だったのでは・・・というのは単なる妄想ですが、本巻独特の重苦しい曇り空に見える薄明かりめいた読後感(ほぼ全編が梅雨時という印象効果も大きい)は、ご存知物としての「毎回の見せ場」の爽快感をあえて封印したことで生まれたものであるように思えます。
遅々として勝利に近づけない、先の長い絶望的な闘いを予感させるヘビーな巻ですが、王道ミステリのような予告連続殺人のエンタメ感や、ライザと緑の関係とそれぞれの精神的成長という人間ドラマも盛り込まれた傑作エピソードです。