壇蜜さんの文章のファンです。
食べ物エッセイという体のこの本ですが、食通の蘊蓄ものではもちろんなく、ただただ淡々と、壇蜜さんの食べ物との関わりの描写が続きます。
食べ物に関係のない連想や妄想があちこちに飛び、全体の統一感もさほどないのですが、短くまとめられた少し物足りないくらいの文量が腹八分めって感じで、さらっと読むのにちょうどいいです。
(このひと、基本的にそんなに食べ物に対して執着ないんだろうな…)という著者の姿勢がほどよくて(自分もそうなので)、読んでいていい感じにリラックスできます。
とはいえ、自分の密やかな楽しみ、ごほうびとしての食をしっかりと自分であつらえているらしき描写からは、自立する女性としての強かさを感じます。また、好きなものをひとりでじっくりと、密かに楽しむ姿には、どことなく背徳感やエロスが漂っています。
これがこの方の文章の旨味というか、癖になるところですね。
今後のエッセイも楽しみにしています。
Kindle 価格: | ¥713 (税込) |
獲得ポイント: | 7ポイント (1%) |
を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
「メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
エラーが発生しました。 エラーのため、お客様の定期購読を処理できませんでした。更新してもう一度やり直してください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
たべたいの(新潮新書) Kindle版
生ハムは、ピザやパスタにトッピングされ、オーブンに入れられてもまだ「生」なのか。ラブホテルで頼むピザのサイズはSMLどれが正解なのか。賞味期限切れの牛乳はいつまで「チャレンジ」できるのか。謎めく才女の脳裏に食を巡る疑問、懸念、記憶の数々が渦巻き続ける。自分の納豆の食べ方は普通ではないのか。イメージDVDにつきものの魚肉ソーセージとはどうつきあうべきか。「食べ物」が壇蜜を語り出す――。
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2017/11/17
- ファイルサイズ24588 KB
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
だん・みつ 1980(昭和五十五)年、秋田県生まれ。タレント。東京の某有名小中高大一貫女子校を卒業し、日本舞踊師範、調理師など数々の資格を取得、多彩な職種を経験後に、二十九歳でグラビアデビュー。以後、テレビや映画などで幅広く活躍する。著書に『蜜の味』『壇蜜日記』など。
登録情報
- ASIN : B076ZF9GJX
- 出版社 : 新潮社 (2017/11/17)
- 発売日 : 2017/11/17
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 24588 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 184ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 392,670位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,386位新潮新書
- - 10,073位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 97,336位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年12月3日に日本でレビュー済み
テーマである食べ物に関するエッセイの出だしは、五・七・五で始まる。この俳句と本文が違和感なく繋がる
ことは別として、単なるエッセイの体裁に変化をつけているのは確かだ。こんな話が展開するのではという想像
は、壇蜜のファン程膨らむだろう。加えて、添えられたイラストと自筆のコメントが壇蜜の「生」を伝えてくる。
このような編集が、「壇蜜」自体を語り出している。
ことは別として、単なるエッセイの体裁に変化をつけているのは確かだ。こんな話が展開するのではという想像
は、壇蜜のファン程膨らむだろう。加えて、添えられたイラストと自筆のコメントが壇蜜の「生」を伝えてくる。
このような編集が、「壇蜜」自体を語り出している。
2018年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一つ一つのエッセーがとてもWitのきいたものになっておりとても面白かったです。
壇蜜さんのほかの書籍も読んでみようかなと思いました。
壇蜜さんのほかの書籍も読んでみようかなと思いました。
2018年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
週間新潮連載中から面白く読ませていただいていました。壇蜜さんは、多才な人だなぁと感心させられます。一話ごとの俳句も、ちょっとしたイラストもなかなかいいですね。食にまつわるエピソードも一捻り、二ひねりしてあって眼の付け所がいいというか、着想がいいです、面白いですね。
2018年1月3日に日本でレビュー済み
壇蜜さんは、文才があると思う。
自作の俳句と、イラストが添えられたエッセイ集。
機知に富んだ文章、広がせていく彼女独特の展開の仕方も楽しめる。
他の人にはない着眼点と、それにまつわる思い出など壇蜜の世界の素晴らしさ。
イラストもいい。
自作の俳句と、イラストが添えられたエッセイ集。
機知に富んだ文章、広がせていく彼女独特の展開の仕方も楽しめる。
他の人にはない着眼点と、それにまつわる思い出など壇蜜の世界の素晴らしさ。
イラストもいい。
2017年11月17日に日本でレビュー済み
”本書は、『週刊新潮』の連載「だんだん蜜味」(2015年5月7•14日号〜2016年8月25日号)を書籍化にあたって再編集したものです。”
待ちに待った書籍化。
ウチの子を標榜させていただく身としては、誠にありがたい限りです。
いわゆるタレント本といえばそれまでかもしれませんが、意外とイケます。
どのお題も週刊誌1ページ分で完結するので、どこから読んでも良し。
著者自らの手によるイラストも味わいがあります。
ハンディな新書なので、気軽に持ち歩きできるのも魅力的です。
電車の中での暇つぶしなど、電子書籍で読むのにも向いています。
日々の些細な食にまつわる語り口は、相変わらず独特の感性を想わせますが、
共感できる箇所も少なくないのではないでしょうか。
さらなる続編を期待します。
待ちに待った書籍化。
ウチの子を標榜させていただく身としては、誠にありがたい限りです。
いわゆるタレント本といえばそれまでかもしれませんが、意外とイケます。
どのお題も週刊誌1ページ分で完結するので、どこから読んでも良し。
著者自らの手によるイラストも味わいがあります。
ハンディな新書なので、気軽に持ち歩きできるのも魅力的です。
電車の中での暇つぶしなど、電子書籍で読むのにも向いています。
日々の些細な食にまつわる語り口は、相変わらず独特の感性を想わせますが、
共感できる箇所も少なくないのではないでしょうか。
さらなる続編を期待します。
2017年12月8日に日本でレビュー済み
「週刊新潮」に連載中のエッセイ「だんだん蜜味」を新書化したもの。
毎週、お題の食べものについて、文章と、俳句、イラストで巧みにまとめられています。
ほんと、このひと、才能あるわ。食べものに関する言葉や触感、味覚について、品を落とさず、ぎりぎりのところで勝負。
本名、齋藤支靜加(しずか)。育ちの良さと教養の豊かさが見え隠れします。
とは言え、彼女の本をレジに持って行くことが、けっこう恥ずかしかったのは私だけでしょうか。
毎週、お題の食べものについて、文章と、俳句、イラストで巧みにまとめられています。
ほんと、このひと、才能あるわ。食べものに関する言葉や触感、味覚について、品を落とさず、ぎりぎりのところで勝負。
本名、齋藤支靜加(しずか)。育ちの良さと教養の豊かさが見え隠れします。
とは言え、彼女の本をレジに持って行くことが、けっこう恥ずかしかったのは私だけでしょうか。