待望のファーストソロアルバムです。
内容は、期待以上のクオリティです。
舞さんの大好きな鳥をモチーフに全編が貫かれています。
舞さん自身が全12曲中6曲を手掛けていて、彼女の心情を
ダイレクトに聞くことができます。
おはように始まり、おやすみにおわるコンセプトで、アルバム
全体が一日の起伏を表現していて、起承転結がしっかりしています。
またアップテンポな曲からメロディアスな曲までバラエティ豊かな
サウンドを楽しめます。
アレンジも多彩で、かつ自然の雨音や鳥の声なども使われていて
曲の世界観がリアルに表現されています。スタッフのこだわりと
レベルの高い仕事も見事だと思います。
舞さんの声は高く澄んで伸びやかで、本当に耳に心地よく響きます。
声優活動を始めて10年とのことですが、その多彩な活動と経験が
あったからこそ「今のこの時を生きている等身大の渕上舞」を見事に
そして鮮やかに表現されているのだと思います。
「アーチスト・渕上舞」
その存在感を強く感じることができる作品です。
素晴らしいアルバムをありがとう。