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男子劣化社会 Kindle版

4.0 5つ星のうち4.0 87個の評価

ゲーム中毒、引きこもり、ニート……いまや記録的な数の男たちが、社会からはじかれている。学業では女子に敵わず、女性との付き合いや性関係でしくじり、正規の職に就くことができない。世界的な不況や、社会構造の変化、そしてネットの普及が、彼らをより窮地に追い込み、ゲームやネットポルノの中に縛り付けている。 本書は、行動心理学、社会学、生理学の成果などを駆使しながら、今、若者たち、特に男性にどんな変化が起きているのかを検証。さらその原因が解明していく。社会の変化によって、「男らしさ」や「男の役割」も変更を迫られている。 先進国共通の男子の問題に、解決策はあるのか?

商品の説明

メディア掲載レビューほか

ゲームやポルノにへばりつき、“劣化"する男たち

常日頃から、私はブツブツ言っている。女といっても今時嫁入り修行だけをしていては尊敬されないし、かといって職場に残れば今でもお局負け犬売れ残りのレッテルを免れないし、そもそも女性で順調に出世というのもやや非現実的なままである。

米心理学者による本書は、そんな私の文句に対して、男の方がさらに深刻な状況にあると示唆する。性から、あるいはもっと広く社会から自分を遠ざけ、ゲームやポルノにへばりついたまま社会生活を循環させてしまう。そもそもなぜ男が情けなく劣化の途を辿っているのか。その原因について、米の臨床現場における薬物療法の現状やポルノによる生殖機能が鈍る作用などトリビアルな研究結果を網羅的に紹介し、解決策を提案するまでが本書の主題である。

ユニークなのはゲーム、学校、ポルノ、ネット、などの劣化加速装置の列挙に続いて「女性の隆盛?」という章が設けられていることだ。確かにかつての男らしさは女に代替可能であることが証明され、特権は乗っ取られ、役割が曖昧になり、しかしいまだ女性は攻撃的な俳優にドキッとしたまま、当然デート代の割り勘にも否定的である。男女双方に染み付いた家父長制の匂いと、正しく優しくあろうとする今時の男の相性が悪いのは当然で、長くこの世を窮屈だと思っていた女性としてはその身の置き場のなさはちょっとわかる。

窮屈な男らしさや女らしさからの解放が私たちにありえないほどの選択肢を用意したのは間違いないが、その先にあったのが、寄りかかるものをなくしてひたすらスマホの中に逃げ込む男の姿であったとしたら、それはちょっと笑えない。こちらも色々とアンビバレンツな方向に突き進むのに忙しいので、救ってあげようなんて思わないが、終章の一文はとても刺さる。「男性が女性たちの問題に無関心だったように、今、勢いづいている女性たちが男性たちの問題に無関心なら、それは進歩とは言えない」。

評者:鈴木涼美

(週刊文春 2017.09.14号掲載)

著者について

フィリップ・ジンバルドー(Philip Zombardo) スタンフォード大学心理学名誉教授。エール大学、ニューヨーク大学、コロンビア大学でも教鞭をとる。米国心理学会会長、スタンフォード対テロリズム総合政策教育研究センター所長を歴任。『ルシファー・エフェクト』(2015年、海と月社、ウィリアム・ジェイムズ・ブック賞)、『迷いの晴れる時間術』(2009年、ポプラ社)などがある。 ニキータ・クーロン(Nikita D. Coulombe) ファインアートと心理学をコロラド大学で学んだあと、ジンバルドーのもとでアシスタントとして働き、ジンバルドーとともに様々なプロジェクトに参加している。同じくジンバルドーとの共著"The Demise of Guys"では多くのインタビューを手掛けている。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B078K8BR3P
  • 出版社 ‏ : ‎ 晶文社 (2017/7/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/7/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 4011 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 341ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 87個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
87グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代男性の魅力が育たなくなった社会を知ることで、自分も魅力的な男性になろうと奮起させる本。
2023年11月10日に日本でレビュー済み
喫緊の課題ではある。女友達は大学の中で候補が一つだけあるがいつ会えるかわからない。メンターは正直、気の合う友達と出会うのとほぼ同じなのでハードルが高すぎて飛べない。
2021年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
興味のある方は冒頭だけでも読む価値はあります。

現代社会の私達を取り巻く環境はポルノとゲームや肥満といったものに
アクセスし易く依存症や嗜好症に陥り易い構造となっており、特に男性は
熱中し易く、それらを介して社会的不適応になり易く、真の人生を歩む道を
回避して成熟していく道を自ら閉ざしがちであります。結果的に旧態依然の
古き良き安定したライフスタイルの方が生活にマッチしているという逆説的
な皮肉にもなっております。テクノロジーを発展、進化させ続けた結果、
人間に易しく無い社会が出来上がりまして特に男性にとって生きづらい世の中
になっております。なんだかんだで男性が稼いで女性をリードして保護して
家族を持つという家父長制の幻影が支配的なような気もしますし、親や世間から
の期待も大きいように思いました。ネットやポルノで山田昌弘『希望格差社会』の
いうところのパイプラインに亀裂が生じてしまい這い上がれなくなってしまう現象
が生じているのだと思います。またドロップアウトと『反逆の神話』の関係性も
想起されます。またマクルーハンのメディア論とも相性が良いと感じました。

STEM系の高給取りが取り沙汰されていますが、子供の進学コストを考えると
無理も無いのかも…。今でもダグラス・サーク監督の『天が許し給うすべて』
な分断した愛になってしまうとなると…。男性性は都合が良い時にしか必要と
されなくなるのかも…。どこでも成熟への道は険しいみたいです。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男子劣化社会という和名タイトル通りどこの国と比べて〜、何年前と比べて〜と色々な比較をしながら現代の男性の落ちぶれ具合を説明してその点女性は昔と変わらないばかりかより進化していて〜とわかりやすい内容。

話は面白いので空いた時間にスラスラと読み進められるが何と比較しているのかよくわからないまま%ばかり羅列される文章と表グラフがないところがわかりにくいポイントであった。

例)アメリカのA社では女性の社会進出が著しく正社員の男女比率は3:7である。これは男性が10年前と比べてインターネットやゲームばかりしているからである。1日に13時間これを毎日行っているというから驚きだ。その行為によるドーパミンの異常放出で仕事や恋愛、QOLの低下を起こし果ては少子化に繋がる。これはこの会社だけの話ではなく日本のB社とフランスのC社にも同様のことが起こっており、これはまさに男子が弱くなって女子が強くなったからだ。(会社=病院、ナースは現在も女性のほうが多い)みたいな内容。

※この例が書籍にあるわけではないが終始こんな感じの内容。

内容をそのまま鵜呑みにするのは危ういが参考程度に覚えておくのは有りだと思います。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フェミニストが書いたフェミニズムの教科書のような本
男性の正常な発育を自分たちに都合の良いようになればいいなという妄想で書いてる感じ
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぜひ沢山の人に読んでもらいたい
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月27日に日本でレビュー済み
タイトルがキャッチー(過激的な意味で)だったので、気になって購入してみました。

内容はツッコみたいところもありましたが、
感情的な男性批判ではなく、社会的な要因をあげて説明していたのが読んでいて好きでした。

例えば、どうして草食系男子が増えたのか?(マイルドに言うと)にたいして、離婚率上昇で母子家庭が増えていることで、男性のロールモデルが原因であることなどをあげていて、個人的には説得力ありました。

ただ他のかたのレビューにもあるとおり、タイトルに悪意があるので、その分マイナスですかね。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
劣化の原因はこれだ!と簡単に要約すると表面的な理解しか得られないので、直接読んで見ることをお勧めしたいです。
広く捉えると現代の病的な事も感じました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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