カッコイイ漆黒の表紙に、銀で書かれた『ブレードランナー』の文字。
この表紙を見ただけで即購入を決めましたが、
内容に関しても大満足でした。
なによりも脚本家ハンプトン・ファンチャーの独占インタビューがよかったです。
ファンチャーによる『ブレードランナー』製作裏話は
いままで読んだことのない話が盛りだくさんで、
非常に興味深い内容でした。
論者もバラエティ豊かで、特に内田樹さんの
レプリカントを通して「人間らしさとは何か」について書かれた記事には
とても考えさせられました。
これだけでも十分、買う価値があると思います。
『ブレードランナー』研究の集大成といっていい出来栄えで、
ファンはもちろん、映画を1度しか観ていないという人でも
満足できる内容でした。
これを読むと『ブレードランナー』を、もう一度見返したくなります!
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kotoba(コトバ) 2018年 春号 雑誌 – 2018/3/6
特集
ブレードランナー 2019-2049
美しくも退廃的な映像美で独自の未来を創造した『ブレードランナー』。
その正統な続編として、新たな才能と技術の粋を結集し、昨年、世に放たれた『ブレードランナー 2049』。
SFというカテゴリーにとどまらず、「人間とは何か?」という根源的な問いを投げかけてきたこの映画を
日本を代表する哲学者、映画監督、作家、科学者たちが、新たな視点で読み解く。
原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を見出し、
映画化へと導いた脚本家ハンプトン・ファンチャーへの独占インタビューも敢行し、
これまで作品について語られてきた伝説の真実にもせまる。
パートI ブレードランナーを読み解く
内田 樹 レプリカントの人間性について
渡辺信一郎 『ブラックアウト2022』は、いかにして生まれたのか
ハンプトン・ファンチャー独占インタビュー 創造主が語るブレードランナー秘話
荒木飛呂彦 ブレードランナーに見る、融合と境界
中条省平 メビウスから『ブレードランナー』へ―
樋口真嗣 せめぎ合う才能と合力の結晶
長谷川町蔵 ドゥニ・ヴィルヌーヴ――人間の妄執を描く男
塩澤快浩 サイバーパンクの源流
添野知生 ブレードランナー年譜
パートII ブレードランナーを科学する
松原 仁×池上高志 科学は「人の似姿」を生み出せるのか?
倉谷 滋 「ブレードランナー世界」に住めない生物学者の苦悩
吉川浩満 レプリカントに人間を学ぶ
藤原帰一 『ブレードランナー』のアメリカ
パートIII フィリップ・K・ディックの作品の魅力を探る
清水直樹 ディックの作品は、なぜ古びないのか
小川 哲 伊藤計劃とフィリップ・K・ディック
阿部重夫 レイチェル「妊娠」考
大森 望 『ブレードランナー』を観た後に読みたいフィリップ・K・ディック作品ガイド
[新訳]フィリップ・K・ディック 「彼女が望んだ世界」
[対談]
布施祐仁×三浦英之 ジャーナリストはどのように『日報隠蔽』に斬り込んだのか
亀渕昭信×鈴木敏夫 ぼくたちはどのように働いてきたか
[インタビュー]
堀内進之介 人工知能時代に私たちはどう生きるのか?
[連載]
大岡 玲 写真を読む
山下裕二 美を凝視する
高坂はる香 インドはオペラを歌う~西洋クラシック音楽で大国を読む
井出 明 ダークツーリズムと世界遺産
泉賢太郎 生痕化石を探せ! 地層ブラブラ
池澤夏樹 理科のレッスン
浜 矩子 通貨という不思議
井手英策 新自由主義と僕たちの自由
高野秀行×清水克行 世界の名著とハードボイルド読書会
四方田犬彦 女王の肖像
松本 修 方言分布図でたどる日本の心
川添善行 空間を再考しよう
鹿島 茂 テンプル騎士団の遺産
久世番子 文豪カフェーめぐり
[kotoba倶楽部]
著者インタビュー 平野 晋『ロボット法――AIとヒトの共生にむけて』
大村次郷 悠久のコトバ
山口 進 人は何を食べてきたか
町山智浩 映画の台詞
ブレードランナー 2019-2049
美しくも退廃的な映像美で独自の未来を創造した『ブレードランナー』。
その正統な続編として、新たな才能と技術の粋を結集し、昨年、世に放たれた『ブレードランナー 2049』。
SFというカテゴリーにとどまらず、「人間とは何か?」という根源的な問いを投げかけてきたこの映画を
日本を代表する哲学者、映画監督、作家、科学者たちが、新たな視点で読み解く。
原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を見出し、
映画化へと導いた脚本家ハンプトン・ファンチャーへの独占インタビューも敢行し、
これまで作品について語られてきた伝説の真実にもせまる。
パートI ブレードランナーを読み解く
内田 樹 レプリカントの人間性について
渡辺信一郎 『ブラックアウト2022』は、いかにして生まれたのか
ハンプトン・ファンチャー独占インタビュー 創造主が語るブレードランナー秘話
荒木飛呂彦 ブレードランナーに見る、融合と境界
中条省平 メビウスから『ブレードランナー』へ―
樋口真嗣 せめぎ合う才能と合力の結晶
長谷川町蔵 ドゥニ・ヴィルヌーヴ――人間の妄執を描く男
塩澤快浩 サイバーパンクの源流
添野知生 ブレードランナー年譜
パートII ブレードランナーを科学する
松原 仁×池上高志 科学は「人の似姿」を生み出せるのか?
倉谷 滋 「ブレードランナー世界」に住めない生物学者の苦悩
吉川浩満 レプリカントに人間を学ぶ
藤原帰一 『ブレードランナー』のアメリカ
パートIII フィリップ・K・ディックの作品の魅力を探る
清水直樹 ディックの作品は、なぜ古びないのか
小川 哲 伊藤計劃とフィリップ・K・ディック
阿部重夫 レイチェル「妊娠」考
大森 望 『ブレードランナー』を観た後に読みたいフィリップ・K・ディック作品ガイド
[新訳]フィリップ・K・ディック 「彼女が望んだ世界」
[対談]
布施祐仁×三浦英之 ジャーナリストはどのように『日報隠蔽』に斬り込んだのか
亀渕昭信×鈴木敏夫 ぼくたちはどのように働いてきたか
[インタビュー]
堀内進之介 人工知能時代に私たちはどう生きるのか?
[連載]
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山下裕二 美を凝視する
高坂はる香 インドはオペラを歌う~西洋クラシック音楽で大国を読む
井出 明 ダークツーリズムと世界遺産
泉賢太郎 生痕化石を探せ! 地層ブラブラ
池澤夏樹 理科のレッスン
浜 矩子 通貨という不思議
井手英策 新自由主義と僕たちの自由
高野秀行×清水克行 世界の名著とハードボイルド読書会
四方田犬彦 女王の肖像
松本 修 方言分布図でたどる日本の心
川添善行 空間を再考しよう
鹿島 茂 テンプル騎士団の遺産
久世番子 文豪カフェーめぐり
[kotoba倶楽部]
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登録情報
- ASIN : B079PDJS6V
- 出版社 : 集英社 (2018/3/6)
- 発売日 : 2018/3/6
- 言語 : 日本語
- Amazon 売れ筋ランキング: - 865位文芸・総合の雑誌
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブレードランナーについての評論(映画の解釈学)は35年間でなんにも進歩しなかった、という見本のような特集。
2018年4月15日に日本でレビュー済み
228ページの冊子(次号予告がP226)で、
P10〜P77がブレードランナーについての記事。
P78〜P113がフィリップ・K・ディックの記事。
P114P115は2049のモノクロ写真。
そのうち
読んで面白かったのは
P24〜P31のハンプトン・フィンチャーのインタビューのみ。
他はアニメ監督の撮影見学のお話、
特撮監督やジョジョの漫画家の感想。
ファンであれば楽しめるかも。
思想家やライターの感想文は退屈。
メビウスの名をタイトルに使用した文学者の記事は
ポール・M.サモン の「メイキング・オブ・ブレードランナー」の引用を
使っただけの残念なテキストで
こんなんで金とるなと思いました。
ハンプトン・フィンチャーのインタビューは面白かったけれど、
それ以外は
1,440円支払って
映画本編に関わった人の「言葉」でない、
映画を見ただけの人の「感想」を読まされる感じの雑誌でした。
P10〜P77がブレードランナーについての記事。
P78〜P113がフィリップ・K・ディックの記事。
P114P115は2049のモノクロ写真。
そのうち
読んで面白かったのは
P24〜P31のハンプトン・フィンチャーのインタビューのみ。
他はアニメ監督の撮影見学のお話、
特撮監督やジョジョの漫画家の感想。
ファンであれば楽しめるかも。
思想家やライターの感想文は退屈。
メビウスの名をタイトルに使用した文学者の記事は
ポール・M.サモン の「メイキング・オブ・ブレードランナー」の引用を
使っただけの残念なテキストで
こんなんで金とるなと思いました。
ハンプトン・フィンチャーのインタビューは面白かったけれど、
それ以外は
1,440円支払って
映画本編に関わった人の「言葉」でない、
映画を見ただけの人の「感想」を読まされる感じの雑誌でした。
2018年3月18日に日本でレビュー済み
『kotoba』の2018年春号(31巻)は「ブレードランナー」特集である。
2017年に公開された『ブレードランナー2049』を受けてのものだが、最初の『ブレードランナー』についてもたっぷりと語られている。
思想家の内田樹が「ブレードランナーの人間性について」とメインテーマについて論じたり、脚本のハンプトン・フェンチャーの独占インタビューが載っていたり、荒木飛呂彦が熱く語っていたり、松原仁と池上高志が科学が「人の似姿」を生み出せるか議論したり。盛りだくさんである。
いずれの論者も『ブレードランナー』への熱い思いをもっており、また真剣に論じているのがおもしろい。
ブレードランナー以外の記事も充実しており、高坂はる香「インドはオペラを歌う」として知られざるインドのクラシック音楽界を紹介したもの、井出明「ダークツーリズムと世界遺産」として今後の流行を予測したものなど、魅力的なラインナップだ。
2017年に公開された『ブレードランナー2049』を受けてのものだが、最初の『ブレードランナー』についてもたっぷりと語られている。
思想家の内田樹が「ブレードランナーの人間性について」とメインテーマについて論じたり、脚本のハンプトン・フェンチャーの独占インタビューが載っていたり、荒木飛呂彦が熱く語っていたり、松原仁と池上高志が科学が「人の似姿」を生み出せるか議論したり。盛りだくさんである。
いずれの論者も『ブレードランナー』への熱い思いをもっており、また真剣に論じているのがおもしろい。
ブレードランナー以外の記事も充実しており、高坂はる香「インドはオペラを歌う」として知られざるインドのクラシック音楽界を紹介したもの、井出明「ダークツーリズムと世界遺産」として今後の流行を予測したものなど、魅力的なラインナップだ。
2018年3月7日に日本でレビュー済み
「ブレードランナー」は、学生のときにハマッて以来、何度も見た。もちろん新作の「ブレードランナー2049」も見た。そして、また「謎」が増えた。
パンフを買い、ユーチューブで町山氏のコメントを聞き、でも「謎」は解けぬどころか、「思えばあのシーンは何のメタファーなんだ?」と増えていくばかり。
この雑誌、「2019」も「2049」も書いてあるということで買ってみた。
人工知能研究者の松原仁氏と人工生命学者の池上高志氏の対談は、あるシーンの読み解きなどもあり「ああ、あの動物はそういうことか」と納得。
脚本家のファンチャーのインタビューは変人感満載、「ブラックアウト2022」の渡辺信一郎監督のインタビューは制作裏話が盛りだくさんで面白かった。
ほかは映画そのものの紹介というより、著名人がそれぞれ自分なりの「ブレードランナー考」を披露している。
みな「ブレードランナー愛」に溢れた記事で、ディストピアというより、ファンとしては「ユートピア」な感じである。
パンフを買い、ユーチューブで町山氏のコメントを聞き、でも「謎」は解けぬどころか、「思えばあのシーンは何のメタファーなんだ?」と増えていくばかり。
この雑誌、「2019」も「2049」も書いてあるということで買ってみた。
人工知能研究者の松原仁氏と人工生命学者の池上高志氏の対談は、あるシーンの読み解きなどもあり「ああ、あの動物はそういうことか」と納得。
脚本家のファンチャーのインタビューは変人感満載、「ブラックアウト2022」の渡辺信一郎監督のインタビューは制作裏話が盛りだくさんで面白かった。
ほかは映画そのものの紹介というより、著名人がそれぞれ自分なりの「ブレードランナー考」を披露している。
みな「ブレードランナー愛」に溢れた記事で、ディストピアというより、ファンとしては「ユートピア」な感じである。
2018年3月11日に日本でレビュー済み
『ブレードランナー2049』が公開されて初めて出た本格的な『ブレードランナー』特集。
執筆陣の名前を見て購入しました。
内田樹や藤原帰一、吉川浩満の深い考察には、目を見開かされる思いでした。
倉谷滋の生物学的な視点も、そこを観るか、と虚をつかれた感じです。
しかし、なんと言っても驚いたのはハンプトン・ファンチャーのインタビューがあったこと。
前作『ブレードランナー』と『ブレードランナー2049』両方の脚本に携わったキーマンですが、今まで彼が本音で語ったこのようなインタビューを読んだことがありませんでした。
『ブレードランナー』史に太字で刻まれるインタビューだと思います。
大森望の、フィリップ・K・ディック短編新訳もなかなかの趣。
永久保存版になるかと。
執筆陣の名前を見て購入しました。
内田樹や藤原帰一、吉川浩満の深い考察には、目を見開かされる思いでした。
倉谷滋の生物学的な視点も、そこを観るか、と虚をつかれた感じです。
しかし、なんと言っても驚いたのはハンプトン・ファンチャーのインタビューがあったこと。
前作『ブレードランナー』と『ブレードランナー2049』両方の脚本に携わったキーマンですが、今まで彼が本音で語ったこのようなインタビューを読んだことがありませんでした。
『ブレードランナー』史に太字で刻まれるインタビューだと思います。
大森望の、フィリップ・K・ディック短編新訳もなかなかの趣。
永久保存版になるかと。
2018年3月7日に日本でレビュー済み
シンプルな表紙は内容に自信があるためか。
ブレードランナー2049をふまえて、シリーズの世界観、テーマを掘り下げた特集。
とくに私の購買欲をかき立てたのはゴジラ論の倉谷滋氏のブレードランナー世界の発生学論とフィリップ・K・ディックの文庫未収録作品の新訳、そしてハンプトン・ファンチャーのインタビュー。
ファンチャーのインタビューは一体どれだけのお金がかかっているのだろう。
ブレードランナー好きは是非買うべき一冊だ。
ブレードランナー2049をふまえて、シリーズの世界観、テーマを掘り下げた特集。
とくに私の購買欲をかき立てたのはゴジラ論の倉谷滋氏のブレードランナー世界の発生学論とフィリップ・K・ディックの文庫未収録作品の新訳、そしてハンプトン・ファンチャーのインタビュー。
ファンチャーのインタビューは一体どれだけのお金がかかっているのだろう。
ブレードランナー好きは是非買うべき一冊だ。
2018年3月8日に日本でレビュー済み
2019だけではなく、2049も網羅した内容なので、総復習のつもりで購入。個人的には、原案者ファンチャーのインタビューがぶっ飛んでて気に入った。
作品の暗いトーンに合わせたビジュアルも、映画の余韻を味わえて良いかも。
作品の暗いトーンに合わせたビジュアルも、映画の余韻を味わえて良いかも。