この版を探していました。
一度は手元にあったのに、、、の本が再度戻ってきたような気分です。
稲垣潤一さんの解説が読みたくて本に出会えて良かったです。
これを機に15歳から聴いていた稲垣潤一さんファンとしても復活です。
西村賢太さんのご冥福をお祈り申し上げて読ませていただきます。
Kindle 価格: | ¥576 (税込) |
獲得ポイント: | 136ポイント (24%) |
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どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫) Kindle版
大正時代に極貧の生活を赤裸々に描いた長篇小説『根津權現裏』が賞賛されながら、無頼ゆえに非業の死を遂げた藤澤清造。その生き方に相通じるものを感じ、歿後弟子を名乗って全集刊行を心に誓いつつ、一緒に暮らす女に暴力を振るう男の、捨て身とひらき直りの日々。平成の世に突如現れた純粋無垢の私小説。
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/1/15
- ファイルサイズ1317 KB
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商品の説明
著者について
●西村 賢太:1967年東京都江戸川区生まれ。中卒。2007年『暗渠の宿』で野間文芸新人賞、11年『苦役列車』で芥川賞を受賞。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『芝公園六角堂跡』『夢魔去りぬ』『夜更けの川に落葉は流れて』『羅針盤は壊れても』等がある。
登録情報
- ASIN : B07B3P2KJX
- 出版社 : 講談社 (2009/1/15)
- 発売日 : 2009/1/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1317 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 159ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 93,817位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【前置き】
西村賢太について、芥川賞受賞の映像で初めて知った新参者です。私小説についてもふんわり自身の生活を赤裸々に綴り、作品として世に出す程度の理解しかしておりませんでした。芥川賞受賞時の一言がかなり強烈だったので、いつか読みたいと思いつつそのままになってたのを、私生活で色々あってやさぐれていたタイミングで思い立って購入、読了。
【レビュー】
バラエティ番組で見ていた姿からは想像できないすっきり簡潔な文体でリズム良く読み進めることができる。当方無知なためわからない単語も出てくるが、調べながらでもサクサク読める。私小説だろうがSF小説だろうが基本となる文章が大事なのだろう。同居女性への暴力、藤澤清造(清の字が変換で出なかった…)への偏執、自身の感情の変化が生々しく語られ、一切無駄の無い文章の畳み掛けもあり、胸につっかえを感じながらも一気に読んでしまった。全て実話なのかは分からないが、どうにもこの小説の「私」を追いかけたくなってしまう。作品が発表された時系列順に、引き続き読んでいきたい。
【星の数について】
内容が理不尽な(ように私は感じる)暴力、所謂小説の終わりで一区切りがつくような作品ではなく、そういった世界とはまるで別軸なのもあって、万人受けしないだろうし星4かなとか考えてました。しかし、そもそも万人受けする必要あるのか?自分が読んで衝撃を受けたのは事実だし、などなど考えて、シンプルに未読の方には勧めたいなと思い、星5にしました。まあこんな私のレビューを参考にする方がおられるか疑問ですが。
西村賢太について、芥川賞受賞の映像で初めて知った新参者です。私小説についてもふんわり自身の生活を赤裸々に綴り、作品として世に出す程度の理解しかしておりませんでした。芥川賞受賞時の一言がかなり強烈だったので、いつか読みたいと思いつつそのままになってたのを、私生活で色々あってやさぐれていたタイミングで思い立って購入、読了。
【レビュー】
バラエティ番組で見ていた姿からは想像できないすっきり簡潔な文体でリズム良く読み進めることができる。当方無知なためわからない単語も出てくるが、調べながらでもサクサク読める。私小説だろうがSF小説だろうが基本となる文章が大事なのだろう。同居女性への暴力、藤澤清造(清の字が変換で出なかった…)への偏執、自身の感情の変化が生々しく語られ、一切無駄の無い文章の畳み掛けもあり、胸につっかえを感じながらも一気に読んでしまった。全て実話なのかは分からないが、どうにもこの小説の「私」を追いかけたくなってしまう。作品が発表された時系列順に、引き続き読んでいきたい。
【星の数について】
内容が理不尽な(ように私は感じる)暴力、所謂小説の終わりで一区切りがつくような作品ではなく、そういった世界とはまるで別軸なのもあって、万人受けしないだろうし星4かなとか考えてました。しかし、そもそも万人受けする必要あるのか?自分が読んで衝撃を受けたのは事実だし、などなど考えて、シンプルに未読の方には勧めたいなと思い、星5にしました。まあこんな私のレビューを参考にする方がおられるか疑問ですが。
2015年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西村氏の下種ぶりが非常に面白かったです。
良し悪しはわかりませんが・・・
泥臭い作品だと思います。
高尚なことを考えながら下種な行動をしたり
また下種なことを考えながら、高尚な行いをする
身勝手な理由で女を殴る。
最低最悪ですが(笑)
人間臭い作品でした
良し悪しはわかりませんが・・・
泥臭い作品だと思います。
高尚なことを考えながら下種な行動をしたり
また下種なことを考えながら、高尚な行いをする
身勝手な理由で女を殴る。
最低最悪ですが(笑)
人間臭い作品でした
2022年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の早逝が悔しくてなりません。
2022年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『墓前生活』(2003年)『どうで死ぬ身の一踊り』『一夜』(いずれも2005年)の三篇。
いずれも主人公「私」による一人称。
超傑作『焼却炉行き赤ん坊』(『小銭を数える』に伴録)が秋恵と同棲して2か月の頃の話でしたが、『どうで死ぬ身の一踊り』『一夜』はそれよりも少し後、同棲4か月くらいの頃のお話。
私は、西村賢太作品における「私」と「秋恵」との何気ない普段の会話が大好きで、「私」が爆発に至るまでの、自分勝手な屁理屈全開の会話(それでいてどこか文学的)が可笑しくかつリアルな生活そのものであるがため、『焼却炉行き赤ん坊』や『小銭を数える』での「私」のブチ切れも作品として非常に面白く読めたのですが、主人公の怒りが彼女の大切にしているぬいぐるみに向かった『焼却炉行き赤ん坊』と違い、本作では直接秋恵に暴力が振るわれ、かつ自分の保身で頭がいっぱいの「私」の態度たるや、さすがに引きます。
「私」が頻繁に通っていた中華レストランで働いていた彼女。
「私」の「藤澤清造」愛を熱く語っても、嫌がらずうんうんと聞いてくれた彼女。
数千万人に一人の女を得た思いで狂喜乱舞した「私」。
ママゴトのような照れ笑いの絶えぬ毎日。
そんな蜜月も日が立つうちによろこびが慢性化してゆき、お互いの嫌なところが目にも鼻にもつきだしてくる。
そして、最後はどうしても険悪なことになってしまう彼女との関係を思い、どうしていつもこうなるのだろうと思いながらも、やはりこうなってしまう。
そのたび「もうこの女に一切嫌な思いはさせまい」と決意を固めるも、再び自分を制御できなくなる。
ただ、このカツカレー事件直後のお話もあるようで、そちらも気になります。
やはり読まずにおれない。
それが西村賢太作品の魅力か。
一方『墓前生活』はもともと同人誌に発表された作品で、とにかく作者の「藤澤清造」愛が満載の作品であり、『どうで死ぬ身の一踊り』のイントロダクション的立ち位置として読め、これ一作だけだと、西村賢太の面白さが爆発する前の雌伏の作品のように感じます。
いずれも主人公「私」による一人称。
超傑作『焼却炉行き赤ん坊』(『小銭を数える』に伴録)が秋恵と同棲して2か月の頃の話でしたが、『どうで死ぬ身の一踊り』『一夜』はそれよりも少し後、同棲4か月くらいの頃のお話。
私は、西村賢太作品における「私」と「秋恵」との何気ない普段の会話が大好きで、「私」が爆発に至るまでの、自分勝手な屁理屈全開の会話(それでいてどこか文学的)が可笑しくかつリアルな生活そのものであるがため、『焼却炉行き赤ん坊』や『小銭を数える』での「私」のブチ切れも作品として非常に面白く読めたのですが、主人公の怒りが彼女の大切にしているぬいぐるみに向かった『焼却炉行き赤ん坊』と違い、本作では直接秋恵に暴力が振るわれ、かつ自分の保身で頭がいっぱいの「私」の態度たるや、さすがに引きます。
「私」が頻繁に通っていた中華レストランで働いていた彼女。
「私」の「藤澤清造」愛を熱く語っても、嫌がらずうんうんと聞いてくれた彼女。
数千万人に一人の女を得た思いで狂喜乱舞した「私」。
ママゴトのような照れ笑いの絶えぬ毎日。
そんな蜜月も日が立つうちによろこびが慢性化してゆき、お互いの嫌なところが目にも鼻にもつきだしてくる。
そして、最後はどうしても険悪なことになってしまう彼女との関係を思い、どうしていつもこうなるのだろうと思いながらも、やはりこうなってしまう。
そのたび「もうこの女に一切嫌な思いはさせまい」と決意を固めるも、再び自分を制御できなくなる。
ただ、このカツカレー事件直後のお話もあるようで、そちらも気になります。
やはり読まずにおれない。
それが西村賢太作品の魅力か。
一方『墓前生活』はもともと同人誌に発表された作品で、とにかく作者の「藤澤清造」愛が満載の作品であり、『どうで死ぬ身の一踊り』のイントロダクション的立ち位置として読め、これ一作だけだと、西村賢太の面白さが爆発する前の雌伏の作品のように感じます。
2022年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もちろんお察しの通り読む人を選ぶが、様々な意味で私にとっては衝撃的で、新鮮だった。なお、話は途中で終わったので、続編があるのかな
2022年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
理不尽に暴力的で最後まで読んだが、最悪な気分。評価される方は評価するのかもとは思うが。私的には好みではない。