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Fatal1ty B450 Gaming-ITX/acを約1.5万円で購入し、約1年使用してのレビューです。
＊2020/11/20にRyzen 5000シリーズに対応したため追記
＊2020/12/30にRenoirを載せてみたので追記
＜総評＞
2020年8月の時点において設計の古さを感じるが、非常にバランスの整ったマザーボードで欠点が少なく、万人におすすめできます。欠点を挙げるならM.2が裏側にあるため冷却性・メンテナンス性において不利な点です。付属の無線LANがWIFI6に非対応なのも欠点ですが、後述の方法でアップグレードできました。
逆にこのマザーの強みはオンボードサウンドです。オンボードサウンドとしては最高クラスです。
約1.5万円で購入できるならば、B550と比較してもお勧めできます(ただしRyzen 4000Gシリーズを使用したい場合はB550/X570/A520でないといけない)。B550らしい性能(一部の廉価なマザーを除く)を求めるなら、Mini-ITXでは2万円を超えます。安くなってきても2万円弱でしょう。廉価版のA520だと価格は似たり寄ったりですが、明らかに音質等の性能差があり、Ryzen 3000シリーズ(Matisse)を使用するならB450の方が良いです。
Fatal1ty B450 Gaming-ITX/acは要所をおさえた、素晴らしいマザーボードです。
＊2020/11/20の追記内容
いつの間にかRyzen5000シリーズに対応していました。BIOSバージョンを4.20以上にすれば動作します。Renoir以降でサポートが打ち切られたと思っていましたが、ASRockさんがやってくれました。ありがとうございます。最近は1.2万円程でも購入できるようですのでコスパが最強のITXだと思います。その反面、A520の存在意義がRenoirだけになってもいいのかと心配になりますが…。
＊2020/12/30の追記内容
Ryzen 3 PRO 4350Gを載せてみる実験をしてみました。BIOSバージョンは4.2です。
一応起動できることは確認できましたが、不具合が多すぎてまともに使えなかったです。一時期公式サポート欄に4000Gシリーズが載っていたので期待しましたが、残念でした。素直に500シリーズのチップセットが無難です。
＜主なな特徴＞
・Mini-ITXマザーボード
・CPUの互換性（Ryzenの1000～5000番台,Athlonの200番台,3000G)
＊Ryzen 4000Gシリーズの公式サポートはされないし、起動できるがまともに動作しない。
・2つのメモリスロットと1つのPCIE×16スロット
・10Gb/sのUSB(Type-A×1個、Type-C×１個)
・5Gb/sのリア側USB Type-A×2個、フロント側2個
・USB 2.0がリア側2個、フロント側2個
・無線LAN機能（Wireless AC 3168）
・Intel製ギガビットLAN
・3.5mmオーディオジャック×5個と1個の光デジタル端子
・２つのケースファンコネクタと1つのCPUファンコネクタ
・M.2スロットが裏側に一個だけ(裏は廃熱面で不利です。このマザーの最大の弱点。)
＜詳細な評価＞
VRM周りが最新の製品と比べ貧弱な点やI/Oパネルが一体型でない、バックプレートがない等の安っぽさがあるものの必要最低限のものがそろっており、特に困る点があまりない。1.5万円ほどで購入できるため十分です。
一方オーディオチップがALC 1220に加え、ニチコン製ゴールドコンデンサで、光デジタル端子と５つの3.5mmオーディオジャック（7.1ch対応）とハードウェア面が優れていることに加え、Creative Sound Blaster Cinema 5というソフトウェアがあり、オンボードサウンドが充実しています。
付属の無線LANモジュールはWireless AC 3168ですがAmazonでWireless AX 200を購入し、交換したら問題なくWiFi6が使用できました。
方法としてはリアI/Oのアンテナ部分のねじを開けて、アンテナケーブルを外し、無線LANカードを外します。新しいLANカードにアンテナケーブルをラジオペンチで2か所はめ込み、無線LANカードを差し込んで、ふたを閉め、Wireless AX200用のドライバをインストールするだけです。手先の器用さが少し必要ですが慣れれば簡単(最初は難しかった)です。
1年以上使用してますが、安定性・耐久性において無問題です。
ただし、私は使用するつもりがないので評価していませんが、key masterというアプリを使おうとするとブルースクリーンになるバグがあるので注意したほうがいいです。
＜その他＞
元々はB550のマザーボードを購入するつもりでしたが、後続のB550 Phantom Gaming-ITX/axを見てオンボードサウンド周りが悪くなっていた(特にインターフェースが残念になった)ため、この製品をしばらく使うことにしました。無線LANさえ強化できれば安く、コスパのいい商品です。
X470とB450のマザーボードでRyzen 4000Gシリーズがサポートされないことが発表されて少し残念ですが、今でも十分いいマザーです。そのうち4000Gシリーズのサポートが追加されることを祈ります。
＜使用環境＞
OS：Windows 10 Pro 64bit (20H2)
マザーボードのBIOSバージョン：4.20
CPU：Ryzen 3 2200G
グラフィックス：内臓グラフィックス
メモリ：CMK16GX4M2B3000C15（8GB×2枚、XMPで2933MHzで使用）
電源ユニット：KRPW-TX300W/90+
無線LANモジュール：Intel Wireless AX200
＊マザーボードにあらかじめ入っていいるものはWireless AC 3168
| ブランド | ASRock |
|---|---|
| メーカー | ASRock |
| 製品サイズ | 24.4 x 24.4 x 4 cm; 500 g |
| 電池 | 1 リチウム金属 電池(付属) |
| 商品モデル番号 | B450M PRO4 |
| メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
| カラー | Micro ATX |
| フォームファクタ | Micro-ATX |
| 商品の寸法 幅 × 高さ | 24.4 x 24.4 x 4 cm |
| プリントプロセッサ・ソケット | Socket AM4 |
| プロセッサ数 | 1 |
| RAM容量 | 2 GB |
| メモリタイプ | DDR4 |
| メモリタイプ | DDR4 SDRAM |
| メモリクロック数 | 2400 MHz |
| グラフィックカードインターフェース | PCI Express |
| ワイヤレスタイプ | 802.11a |
| USB2.0用ポート数 | 2 |
| VGA出力ポート数 | 1 |
| 同梱バッテリー | はい |
| リチウム電池 | 210 ミリアンペア時間 |
| リチウム電池パック | 電池内蔵 |
| リチウム電池重量 | 0.11 グラム |
| リチウムイオン電池数 | 1 |
| リチウム金属電池数 | 1 |
| 商品の重量 | 500 g |
