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Money In The Pocket

4.5 5つ星のうち4.5 4個の評価

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新品 中古品
CD [CD]
¥849 ¥425
CD, 限定版, 2012/4/25 限定版
¥4,380 ¥698

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登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.2 x 12.4 x 1 cm; 80 g
  • EAN ‏ : ‎ 4515778000689
  • ASIN ‏ : ‎ B07MPP5BHM
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 4個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
4グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャノンボール・アダレイなんかとやっていた頃のザビヌルの曲やプレイも好きです。
2012年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャノンボールアダレィと一緒にピアノ奏者ジョーザビエル最高のリズム名曲です。人生で一度は聞く価値あり。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月14日に日本でレビュー済み
1966年2月、New York 録音 L:Atlantic

ジョー・ザビヌルがウィーンからアメリカに来たのが1959年。2年後にはキャノンボール・
アダレイのバンドに入り、「マーシー、マーシー、マーシー」のヒットを飛ばすのが1967年。
1969年にマイルス・コンボに加入し、1970年にウェザーリポート結成という流れ。

こういうアルバムを聞くと、ミュージシャンの個性ということを考えないわけにはいかない。
ここに収められている音楽に何を聴くか。ザビヌルはウィーンに生まれて、7歳の時から
ウィーン音楽院で学び、長じてはクラシックもジャズも演奏するバンドでアコーディオンを弾く。

アメリカに来てからは、ベン・ウェブスターと同居し、連名でアルバム『Soul Mates』も
レコーディングしている。だが彼のアイドルはデューク・エリントンだった。それはエリントンの
レコーディング現場に、トラで呼ばれたナット・アダレイと一緒に行った時のエピソードで
示されている。ザビヌルはこの時、エリントンの前で「Come Sunday」を弾いた。この曲は、
ザビヌルがキャノンボール・アダレイのコンボに入ってからもレパートリーとなり、ザビヌルの
長いソロで曲は始まる。
『Money in the pocket』でも、ウェザーリポートでも、ザビヌルが追求したのは、彼なりの
ジャングル・ミュージックで、エリントンの音楽に響いていた楽園性だったのかもしれない。
『Money in the pocket』からは、彼がジャズシーンに登場した頃に興隆したモード・ジャズや
フリーの方へは、ほとんど見向きもしない彼の姿勢、音楽性が伝わってくる。

アルバムのバンド構成としては、ソロピアノ(M3)、ピアノトリオ(M6,8)、クインテット(M1)、
3管セクステット(M2,4,5,7)、リズム・セクションはM1を除いて、サム・ジョーンズとルイ・
ヘイズのキャノンボール・コンボ・チーム。セクステットではペッパー・アダムスがバリトン・
サックスを吹いていて、いい味を出している。

M3では、ザビヌルがソロで、スタンダード「My One and Only Love」を演奏する。これは最初に
シナトラが取り上げ、コルトレーンとジョニー・ハートマンも録音し、オスカー・ピーターソンも
『We got requests』に収録しているが、「Come Sunday」を思わせるリリカルで温かな名演。

ラストM8は、ベースのサム・ジョーンズの曲だが、陽気でリズミカルなラテン風味。こういう
ピアノを聴いていると、のちにMichel Camiloが「Tropical Jam」などが披露することになる
ピアノを思い出す。

M1「Money in the Pocket」、M2「If」(Joe Henderson) 、M3「My One and Only Love」
(Guy Wood, Robert Mellin)、M4「Midnight Mood」、M5「Some More of Dat」
(Sam Jones)、M6「Sharon's Waltz」(Rudy Stevenson) 、M7「Riverbed」、
M8「Del Sasser」(Jones)
2013年3月16日に日本でレビュー済み
1966年ジョー・ザビヌルのリーダー作。

しかし三管編成とは非常に変わった編成だ、そして楽曲も非常に考え抜かれている。
ザビヌルにっとてジャズの基本的なお約束事は、ことごとく破られていて、誰が聞いても本作はジャズとしては虚を突いたような作品に仕上がっている。

発表当時はどのように受け止められたのであろうか。

メロディーや演奏が変だというのでは決してない、むしろ素晴らしいメンバーによるしっかりした演奏が際立つ。
それゆえにアレンジや編成の不思議さがなおさら際立つ。
考えてみれば70年台はウェザー・リポートという歴史的なバンドを率いることになるのだが、WRの活動を知っていると本作の面白さがよく分かることだろう。

ジャズに詳しいような人にこそ、本作を是非とも聞いてみて欲しいと思う。
ザビヌルによる「脱ジャズ」の方向性が明確に出た作品であると当時に、傑作であるといってもいいだろう。

ちなみに「4. ミッドナイト・ムード」はビル・エヴァンスもよく演奏したザビヌルの名曲である。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート