ベーシックインカムは、非常に興味のあるテーマだけれど、なかなか良質な本が少ないのよね
○技術的失業の痛みや混乱を伴うとしても、それでも経済は成長するし労働者は生き残る。
○機会は人間の手を借りないだけでなく、人間の仕事を無用にしていく
○人工知能や、ニュートラルネットワークや、機械学習というテクノロジーは、機械に自己修練の力を与えた
○社会の大多数を巻き込む雇用不安の問題には、もはや困窮者を限定的に救う政策ではなく、大衆全体を守るという視点の福祉政策で立ち向かわなければならない
○売り手独占または買い手独占のパワーをもつ企業が影響力を強め、それに伴って市場競争の縮小が進んでいる
○新しいパラダイムにおけるUBIとは、破綻した経済に対する進歩的な修復策ではなく、賃金労働の資本主義体制から抜け出す架け橋
etc.
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みんなにお金を配ったら――ベーシックインカムは世界でどう議論されているか? Kindle版
「想像してみてほしい。銀行口座への入金で、毎月お金が届けられる。それで生活は維持できるが、あくまでぎりぎりという金額だ…[この]シンプルで、ラディカルで、エレガントな提案には名前がある。ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)だ。…ここ数年ほどは、[この提案は]驚くほどの存在感をもち始め、一部ではほぼ現実の話として語られるようになった…わたしはUBIについて知れば知るほど、夢中になる気持ちを抑えられなくなった。UBIは現代の経済と政治について実に興味深い問いを投げかけるからだ。インドの経済学者と、シリコンバレーのテクノロジー企業を牛耳る者が同じことを望むなど、ありえるのだろうか。1日60セントで暮らすケニアの村人たちに適した政策が、スイスで最も裕福な州の市民にも等しく適しているなど、そんなことがあるだろうか。本書は、このような問いに答えを出したいという思いで執筆を決意したものだ」(はじめに)
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日2019/10/10
- ファイルサイズ853 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
出版社からのコメント
著者について
アニー・ローリー Annie Lowrey
The Atlantic誌の寄稿編集者。New York Times、the New York Times Magazine、Slateなどにも寄稿している。CNN、NPRなどにも出演多数。
上原裕美子(うえはら・ゆみこ)
翻訳家。訳書 ローリー『みんなにお金を配ったら』(みすず書房、2019)オルター『僕らはそれに抵抗できない』(ダイヤモンド社、2019)ヴォ―ゲル『日本経済のマーケットデザイン』(日本経済新聞出版社、2018)コーエン/デロング『アメリカ経済政策入門』(みすず書房、2017)デスーザ他『「無知」の技法 Not Knowing』(日本実業出版社、2015)バーグマン他『反転授業』(オデッセイコミュニケーションズ、2014)パートノイ『すべては「先送り」でうまくいく』(ダイヤモンド社、2013)ほか。
The Atlantic誌の寄稿編集者。New York Times、the New York Times Magazine、Slateなどにも寄稿している。CNN、NPRなどにも出演多数。
上原裕美子(うえはら・ゆみこ)
翻訳家。訳書 ローリー『みんなにお金を配ったら』(みすず書房、2019)オルター『僕らはそれに抵抗できない』(ダイヤモンド社、2019)ヴォ―ゲル『日本経済のマーケットデザイン』(日本経済新聞出版社、2018)コーエン/デロング『アメリカ経済政策入門』(みすず書房、2017)デスーザ他『「無知」の技法 Not Knowing』(日本実業出版社、2015)バーグマン他『反転授業』(オデッセイコミュニケーションズ、2014)パートノイ『すべては「先送り」でうまくいく』(ダイヤモンド社、2013)ほか。
登録情報
- ASIN : B07YG24NWS
- 出版社 : みすず書房 (2019/10/10)
- 発売日 : 2019/10/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 853 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 299ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 435,060位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 53,738位ビジネス・経済 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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3 星
UBIベーシックインカムの現状が知れる。
アフリカの話、インドの話、アメリカの話、日本語に翻訳する意味が少しみえてきませんでした。ただ世界のUBIが実験的に行われている現状を知るためだけで、26歳の僕が50歳を迎えたときがこの本からは想像できませんでした。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年12月22日に日本でレビュー済み
ベーシックインカムの可能性について。
多子化に、AI等で労働の形が変わりつつある現在、労働と賃金の関係性は変わるべきだと思う。変なことに使ってしまう、みんな働かなるということが誤解であることも様々な実証から示されている。
ただ、財源論などが薄いのは気になった。まあ確かにやる気さえあればそこは何とかなるのかもしれないが。。。
多子化に、AI等で労働の形が変わりつつある現在、労働と賃金の関係性は変わるべきだと思う。変なことに使ってしまう、みんな働かなるということが誤解であることも様々な実証から示されている。
ただ、財源論などが薄いのは気になった。まあ確かにやる気さえあればそこは何とかなるのかもしれないが。。。
2021年1月20日に日本でレビュー済み
図書館本 良書
原題
Give people money: How a Universal Basic Income would end poverty. Revolutionize work, and remake the World. 2018
ユニバーサル・ベイシック・インカム(UBI)を包括的に綴っていて世界の流れが分かり易い。
理想論、現実、問題点そして未来へという感じです。
非常に多くの参考文献等も付記されている。
UBIに興味がない方には読み難いかもしれません。
AIや自動化が進み、労働、貨幣、時間という考え方がパラダイムシフトして貧困や格差が無くなることがUBIの大きな役割だと感じる。
ルトガーブレグマンの「隷属なき道」(本書ではドイツのジャーナリストとされているが、オランダ人歴史家、ジャーナリストとするべきでしょう)を読んでいる方には、これからの社会の在り方を考える上で本書は多くの現金給付の例やその背景にある文化や歴史的な問題などにも現場を訪問してその光景を綴っていて興味深い。
備忘録的メモ
UBIは21世紀の労働組合的な働き
労働市場への影響は軽微 怠け者や放蕩者を生み出すわけではない
現物支給より現金の方が受給者に価値が高い
アメリカでの個人主義、自助努力礼讃主義による冷酷な線引き(救済か非救済か)
無給労働者(女性の家事、育児)への貢献 家庭支出の決定権の欠如
原題
Give people money: How a Universal Basic Income would end poverty. Revolutionize work, and remake the World. 2018
ユニバーサル・ベイシック・インカム(UBI)を包括的に綴っていて世界の流れが分かり易い。
理想論、現実、問題点そして未来へという感じです。
非常に多くの参考文献等も付記されている。
UBIに興味がない方には読み難いかもしれません。
AIや自動化が進み、労働、貨幣、時間という考え方がパラダイムシフトして貧困や格差が無くなることがUBIの大きな役割だと感じる。
ルトガーブレグマンの「隷属なき道」(本書ではドイツのジャーナリストとされているが、オランダ人歴史家、ジャーナリストとするべきでしょう)を読んでいる方には、これからの社会の在り方を考える上で本書は多くの現金給付の例やその背景にある文化や歴史的な問題などにも現場を訪問してその光景を綴っていて興味深い。
備忘録的メモ
UBIは21世紀の労働組合的な働き
労働市場への影響は軽微 怠け者や放蕩者を生み出すわけではない
現物支給より現金の方が受給者に価値が高い
アメリカでの個人主義、自助努力礼讃主義による冷酷な線引き(救済か非救済か)
無給労働者(女性の家事、育児)への貢献 家庭支出の決定権の欠如
2019年10月31日に日本でレビュー済み
アフリカの話、インドの話、アメリカの話、日本語に翻訳する意味が少しみえてきませんでした。
ただ世界のUBIが実験的に行われている現状を知るためだけで、26歳の僕が50歳を迎えたときがこの本からは想像できませんでした。
ただ世界のUBIが実験的に行われている現状を知るためだけで、26歳の僕が50歳を迎えたときがこの本からは想像できませんでした。

アフリカの話、インドの話、アメリカの話、日本語に翻訳する意味が少しみえてきませんでした。
ただ世界のUBIが実験的に行われている現状を知るためだけで、26歳の僕が50歳を迎えたときがこの本からは想像できませんでした。
ただ世界のUBIが実験的に行われている現状を知るためだけで、26歳の僕が50歳を迎えたときがこの本からは想像できませんでした。
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2021年2月26日に日本でレビュー済み
10章構成のうち、実に9章を使って、今後のAI時代の失業からUBI(ユニバーサルベーシックインカム)の必要性を説く。予想される貧困を根拠づける出典と調査結果は驚くほど大量に集めてある。
だが、そこからUBIを導く論理は大変に危うい。ではなぜUBIなのか、に結びつかないのである。
最後の第10章で最も重要な財源について触れているが、論調は先の9章と変わらない。
引用する。
「しかし、何らかの形でUBIを導入することに対するワンパターンな反論-高すぎる、非現実すぎるという反射的な否定-は、どちらかといえば感情に端を発しているように感じられる。月1000ドルを給付するに必要な財源を確保するというのは、算数の問題というより、そうする意欲があるかどうかの問題なのだ。」(p190-)
(感情論にしているのは筆者ではないのか?)
だから、BIについて知りたい向きにはこの本は不向き、というより読まない方がよい。これは一種のアジテーション本である。
これを読むくらいなら、ゲッツ・W. ヴェルナーの「すべての人にベーシック・インカムを―基本的人権としての所得保障について」「ベーシック・インカム―基本所得のある社会へ」を読むことをお勧めする。貧困対策だけでなく、BIのもたらすあらゆる可能性に触れた良書である。
だが、そこからUBIを導く論理は大変に危うい。ではなぜUBIなのか、に結びつかないのである。
最後の第10章で最も重要な財源について触れているが、論調は先の9章と変わらない。
引用する。
「しかし、何らかの形でUBIを導入することに対するワンパターンな反論-高すぎる、非現実すぎるという反射的な否定-は、どちらかといえば感情に端を発しているように感じられる。月1000ドルを給付するに必要な財源を確保するというのは、算数の問題というより、そうする意欲があるかどうかの問題なのだ。」(p190-)
(感情論にしているのは筆者ではないのか?)
だから、BIについて知りたい向きにはこの本は不向き、というより読まない方がよい。これは一種のアジテーション本である。
これを読むくらいなら、ゲッツ・W. ヴェルナーの「すべての人にベーシック・インカムを―基本的人権としての所得保障について」「ベーシック・インカム―基本所得のある社会へ」を読むことをお勧めする。貧困対策だけでなく、BIのもたらすあらゆる可能性に触れた良書である。