「老人Z」でちょっと懐かしい大友コード触手と江口女子大生を楽しんだ
「河童のクゥ」ともうひとつツタヤから借りていた劇場アニメ「老人Z」を見ましたー。
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2005/04/13
- メディア: DVD
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原作・脚本・メカデザは「AKIRA」「童夢」の作者である大友克洋。
キャラデザは「ストップ!!ひばりくん!」の江口寿史。
監督は、「逆シャア」や「愛・おぼえていますか」におけるメカ作画で有名な北久保弘之です。*1
ストーリーとしては、要介護のおじいちゃんが最新鋭の高性能介護ベッドのモニターにさせられたけど、ベッドに内蔵されたコンピューターが暴走しちゃって大騒ぎ!な痛快メカアクションもの。
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見る前は「老人Z」というタイトルや大友克洋が原作ということから、意味深でテーマ性が深そうなイメージを抱いてたんですが…
んなこたーなかったのね!純然たる娯楽作だこれ!
大友克洋デザインのメカやコード触手にロボオタ心をくすぐられ、終始振り回されるかわいそうなオジイちゃんやお役人オヤジの言動に大笑いし、江口寿史デザインのエロかわいい女子大生のチチと生足に見とれる、そんな楽しい映画でした。
大友・北久保・江口といったスタッフから見ても、純粋にアニメオタクが一番楽しめる映画ですね。
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やはり一番の見所は暴走する介護ベッドメカのアクション。
垂直にそびえたつ巨大なベッドと乗せられたおジイさんというシルエットが、王の玉座かなんかを髣髴とさせてなんだか威圧的で大迫力。
大友克洋つながりで「AKIRA」のキヨコなんかをなんとなく思いだしたり。
物語終盤では大友克洋お得意のコード触手がシュルシュル動いてイイ感じです。
今まで意識したことなかったけど、自分わりとコード触手好きかも…劇場版ドラゴンボールZのメタルクウラとか。
生モノの触手はあまり好きじゃないんですが、コード触手はビシッと相手を縛りあげる感じがしてグー。一本一本が細いのでシャープな印象もあるし。
大事なのは「ヌルヌル」じゃなくて「シュルシュル」。これですな。
あと、このベッドメカって周りの機械を自分の能力として取り込む機能があるんですが、ロボオタとしてはもうちょっとそこらへんの機能を描写して欲しかったなーって思ってます。
描かれている、ベッドのコードが電話の子機を侵食してて、スピーカーとして機能させている様子とかワクワクしちゃう性分なんですよ。
ゲームですが、ムサシ伝のゲットインとかマヴカプのローグとか大好き。
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映画のもう一つの魅力といえば、江口寿史がキャラデザインの女主人公ハルコさん。
なんたって初登場シーンで、アンナミラーズの制服着ながらオンボロアパートで寝ているおじいちゃんの世話をするんですもの!
アンミラ制服女子大生と寝たきり老人のアパート…このミスマッチ感たるや…
なぜかすげー興奮しちゃうのは私だけでしょーか!?
そしてこの作品、冒頭のアンミラやタイトスカートのナース服といったボディコンな服が満載です。公開当時91年の世俗を繁栄したファッションですね。
それにつけても、物語の終始タイトスカートから伸びる生足がなんともエロい!思わず「姉ちゃんエエ足しとるのぅ〜!」と叫びたくなりますわい!
しかしそんなスカードでいながら、肝心の(?)パンチラはなかなか描かないのがまたニクいところ!
唯一確認できたのは、ヘリの中でお役人と取っ組み合いになって押し倒された*2瞬間です。
すぐに見せそうでなかなか見せないこの絶妙なカメラアングル…監督やコンテ陣はもっと評価されるべき。
さらにハルコさんの声をあてている声優さんは、「サクラ大戦」や「プリティサミー」でおなじみの横山智佐ですよ奥さん!
少女系のキャラよりは落ち着いた声の演技ながらも、明るさかわいさがにじみ出ててやっぱ萌えますな!
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この作品は19991年公開だったのですが、現在から見るとスゴい活躍をしているクリエイターがやはり多いです。
大友とともにメカデザを担当したのが、多分今年一番大好きなアニメになりそうな「電脳コイル」の監督、磯光雄。
たぶん敵メカのデザイン担当?
美術設定が、「パーフェクトブルー」「千年女優」とこれまた自分が大好きな劇場アニメの監督である、今敏。
あの生活観溢れるアパートとか、いかにもイマビンだよなー。ウンウン。
その他作画陣もロボアニメで名をはせている人を中心に、実力ある作画陣が勢ぞろい。それにより本編の作画も終始美麗なので、メカ作画大好きな人は必見ですね!