「東京マグニチュード8.0」とコミックLOの意外なつながり。

 今放送している「東京マグニチュード8.0」。
 災害アニメ…という感じの珍しいジャンルで放映前から楽しみにしてたんですが、期待通りめちゃ面白いですね!
 

 
 「現代の東京都心で大地震が起こる」という身近にも起こり得そうな舞台設定がリアルでイイですねー。

 同じノイタミナ枠の「東のエデン」では『素性不明なミサイル攻撃後の東京』が描かれていましたが、そういった突拍子もない謎の事件を巡るドラマとは別の、現実に突然起こり得て誰のせいにも出来ず無力に翻弄されるしかない『大地震』というのがシンプルかつ身近な恐怖。
 特に関西に住んでいる者としては、ニュースバラエティで度々聞かされる「東南海地震が来るぞぉ〜」という警告を聞かされているので、もしや何年後かの自分もこうなるのでは…なんて思ってしまいます。
 アクのないキャラデザも、いかにも非力な一市民(ひでぇ言い草)っぽくて、より感情移入しちゃいます。 
 
 思えば災害とアニメとの組み合わせって、小・中学校時代に全校生徒が『特別集会』でうだるような暑さの体育館に集められて、そこで見た教育用ビデオ作品くらいしか思い浮かばなかったりw
 
 そんな作品に出てくる防災の知識を取り込みつつも、基本はちゃんとエンターテイメント作品となっている「マグニチュード」。
 やっぱノイタミナは一味違うなぁ。滝川クリステル出てくるし。*1
 



●スタッフロールにLO表紙デザイナーの名前が!

 ところで。
 そんな「マグニチュード」ですが、EDのスタッフクレジットを見ていると、アニメとは違う方面で良く目にする人の名前が。
 

 
 宮村和生ッ!?…コミックLO信者である自分には見逃せない名前だぜ!
 
 宮村和生先生と言えば コミックLOの表紙デザインを担当しているデザイナー・イラストレーター。
 毎号エロマンガ誌とは思えない独自のデザインを表紙に施し、たかみち先生の素朴で自然な少女のイラストと合わせて、コミックLOは他のエロマンガ雑誌にはない佇まいを作っています。
 その宮村先生が、このアニメにも参加していたとは!
 
 役職はロゴデザインということで、「マグニチュード」のタイトルロゴのデザインを担当したっぽいですね。
 

 
 重工業の現場標識を思い浮かべるというか…野太いけれどそれでいて規範に収まっている。
 そんなイメージを全体的に感じるタイトルロゴだなと。

 あと個人的に「ュー」の上の…
 

 
 この三行の英字表記とか、LOのデザインにもあるエッセンスを感じるんですが、どうでしょう。
 (単に字体が似てるだけ?)
 

 

 
 ホント、以前気になって色々調べた時に「雑誌・書籍の表紙メインなデザイナー」というイメージがあったので、そことは少し離れた場所のアニメ作品でタイトルロゴのデザインを担当されていたというのは今までわかりませんでしたw*2

 公式サイトや宮村氏ご本人のブログ等にもこれに関して載っていませんでしたし、EDのスタッフロールは隅々まで見てみると色々な発見が隠れているものですね。
 もしかしたら他のアニメ作品でもデザイン担当があったりして?

*1:番組最後の一言ニュースに毎回「それだけかよっ!」とツッコみつつ見てしまうのはなんでだろう。くやしい…ビクビクッ

*2:3話目くらいのEDでやっと気付いた感じですw