2009-10-31
■[就職活動]低偏差値、無資格、文系が内定をとる方法
http://anond.hatelabo.jp/20091024225545
http://d.hatena.ne.jp/L-Abschied/20091025
http://d.hatena.ne.jp/kagakaoru/20091027/1256615803
http://anond.hatelabo.jp/20091106164046
これらを見て、2010年卒の現役就活生としていくつか書き残しておく。
はじめに
10月より就職情報サイトがグランドオープンし、多くの企業ではエントリーを開始し、2011年卒の方々はいよいよ就職活動がはじまったと焦り始めた頃ではないでしょうか。日本全国に数多と存在している低偏差値大学かつ在学中に遊び呆けていた人、コミュニケーション能力の低い人でも何とか内定をとるための方法として参考にしていただければ光栄に思う。また、有名大学でコミュニケーション能力が高く、就職偏差値が高い企業に入社されたい方は参考にならないと思う。
今、何をすればいいか
2011年卒の皆さん、まだあわてるような時間じゃない。昨今の雇用情勢からみると11年卒はもっと厳しくなるだろうから、何か行動をしなければと思い、合同説明会に参加したり、企業が開催している自己分析や模擬面接セミナーに予約されている方も多いかと思う。就職への意欲を高めることは大事だが、無理をしない程度の活動に留めておくことを勧める。
1月の終わりになれば、嫌でも1日に2社、多ければ3社と企業説明会、筆記試験、面接を受けることになる。くたくたで帰宅すると提出期限が間近のエントリーシート、次の日に持っていく履歴書を書きあげなければならず、企業研究をする時間さえなくなる。
そうなる前に、SPI2やCAB等の筆記試験対策を済ませておき、自分が志望する業界、職種がある場合は簡単な知識を本で読むなり身につけておくといいでしょう。志望業界が見つからない場合は
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読みやすい文庫本があるので、それを眺めながら、興味のある業界をひとつふたつ挙げてみる程度でいい。
それよりもゼミや学部で専攻をしていることを勉強をすること。「大学でどんな勉強をしたか」「ゼミではどのようなことを研究しているか」「卒業論文のテーマは何か」は面接で高確率で訊かれる。ろくすっぽ勉強をしていないような文系学生は面接官に掘り下げて訊かれると、頓珍漢な答えをしてしまい、大学で何も学んでいないのを見抜かれてしまう。時間がある今のうちに専攻している分野に関係性がある本を2,3冊は読んでおきましょう。内定がとれたとしても卒業論文を落として留年になれば目も当てられないので、早くに専攻分野を勉強しておくことは就職にも卒論にも都合がいい。
履歴書の書き方
出来るだけ就活本を見ずに出来るだけ自分の言葉で書くこと。その履歴書をもって、合同説明会には必ず就職活動相談のブースがあるので、そこで履歴書を差し出し、「どこが悪いのか教えてください」ではなく、「どうすればもっと良くなるのでしょうか」と訊くと参考になるアドバイスがもらえることが多い。他にディスコという新卒就職斡旋サービスがなかなか優れていて、登録すると都合のいい日時を訊かれ、ディスコの担当者と1時間程度の面談を用意してくれる。履歴書の添削はもちろんのこと、就活の相談であったり、どこが弱点であるのかを的確に指摘してくれるのでお勧めしておく。
友人と相談をしながら書くというのも悪いことではないが、学生同士が良いと考える履歴書が人事担当者にとっても良いかどうか疑問であるし、就職を斡旋して金を稼いでいるプロの視点のほうがいいと感じた。何より、僕の場合は就活に関して相談できる友人がいなかったので、この手段をとるしかなかった。
企業説明会に参加
年も明けて、就活が本格化してくると企業説明会ラッシュとなる。人事担当者や若手社員の話を訊いて、真面目にメモをとって「本日はありがとうございました」とペコりと頭を下げて帰るだけではもったいない。企業説明会には必ず、質問コーナーが設けられており、挙手制で行われる。最初に手を挙げるのは今まで消極的な生き方をしてきた我々にとってはかなり難易度が高い。でも、2番目か3番目くらいならと頑張って質問をしましょう。そのときに、「○○大学の□□△△です」と必ず大学名と氏名を名乗って積極性を見せて人事、運がよければ役員もいたりするので顔と名前を覚えてもらいましょう。Fランク大学だから恥ずかしい?会場には貴方と同じような地元の人くらいしか知らない大学の人がたくさんいて、貴方が大学名を言い質問をすることで彼らも安心することでしょう。どうぞ、有名大学であるように堂々と大学名を言うといい。
面接の受け方
書籍、サイト、ブログ等で面接で面接官が投げかけた質問を理解し、的確に解答をするようにと書かれている。そんなことは自分には出来ないと思ったでしょう?その通り、貴方には出来ないだろうからそれはスッパリと忘れてしまったほうがいい。何せ、我々は非コミュだったり、今まで苦しいことから逃げてきた人間なのだから、そんな高レベルなことを今すぐに出来るわけがないと開き直りましょう。面接を数こなして慣れたり、グループ面接で他の学生のうまい受け答えを盗んだりするとだんだんと話せるようになるのだから今はまだ焦ることはない。
論理的会話がダメならば、話している雰囲気をよくすることに力を注ぐことだ。これは意識すれば誰にでもできることで、まずは明るく元気に話すことだ。面接で緊張をすると途端に声が小さくなる人が多い。緊張をしないのは無理だが、緊張をしても声が張れるように意識することが大事である。
もう1つは、ゆっくりと話すことだ。面接で想像もし得ない質問をされると、焦るあまりに面接官をまくし立てるようになってしまうのを何度も見た。自分でもゆっくりすぎるかな?と思うぐらいの速度で話すくらいが面接官にとっては訊きとやすい。ゆっくりと話せば自信がありそうで、しっかりとした印象を面接官に持ってもらいやすい。
明るく、ゆっくりと話すのは当たり前に思うでしょう?でも、4回生の10月を過ぎ、1年以上就職活動をして、70社以上も面接を受けている人でも案外出来ていなかったりする。むしろ、出来ていないから、今まで落ち続けているといえるのかもしれない。明るく、ゆっくりと話すことは野球でいうとキャッチボールみたいなもので、キャッチボールが出来ないのに、それ以上に高レベルなノックを受けたりしても上達の速度は著しく低くなる。まずはきっちりと基礎を固める。鏡の前で口を縦に広げて話すことや、ボイスレコーダーで録音しながらゆっくりと話す練習は誰にでも出来ることだと思う。
面接で嘘をつくべきかどうか
永遠の課題である面接で嘘をついていいのか。これは正しくもあり間違いでもある。面接で訊かれた質問に咄嗟にリアリティのある嘘をつける人間は確かにいる。こういう人間ほど早くに内定が出るのもまた事実である。しかし、これはもって生まれた才能の部分もあるので、嘘をうまくつけない星の下に生まれた人間は死ぬまで出来ない。では、生まれながらに正直すぎる人間はどのようにして質問をかわすか。「嘘をつく」のではなく、「本当のことを言わない」ことだ。
たとえば、面接で「スポーツの経験はありますか?」と訊かれるが体育の授業以外でまともにスポーツをしたことがない。ならば、家の周りを1周くらい走ることだ。これでジョギングをしてきたことにできるし、事実、ジョギングをしている。「はい、大学生からなのですが、ジョギングを始めました。」「体力をつけることや健康であることは仕事をすることにおいても基本であり、社会人になっても体力を維持してしっかりと働きたいです。」とでも言っておく。「3日前からジョギングを始めた」や、「まだ1回しか走っていない」などと余計な事実を言わなければいい。
どんな企業を受ければいいのか
2月になると面接を行う企業が増えてくる。さて、どんな業種を受ければいいのか。最初は本命は避けたほうがいい。というか絶対に避けるべきだ。力を出し切れずに落ちて、ショックを受けることになる。練習に受ける業界のお勧めは2つあって、1つは倉庫を持つ小さめの物流会社だ。陸運業者でも海運業者でもどちらでもいいが、倉庫での営業所所長候補を求めているところならばなおいい。トラックの運転手であったり、現業社員といったブルーカラーと遣り合えるだけのタフさや気の強さを求められることが多いので元気よく受け答えしていればちょっとくらい論理的に問題があろうとも1次面接ぐらいならば受かったりする。
次に親会社から降ってくる仕事の多いユーザー系*1のIT企業を勧める。これにはツッコみどころがあるかもしれないが、他業種や独立系IT企業に比べれば余裕があって選考に進みやすいと感じた。一部のIT企業を除けば、学歴に大きく左右され難いというのもあって、僕が最終選考にまで進む回数が一番多かったのもユーザー系のIT企業だった。まずは一次面接に受かること。ずっと落ち続けると自信を喪失していく。就職活動は肉体的にも辛いが、不採用が続いたときの精神にかかる負荷のほうがもっと深刻だ。どんな企業でも面接に受かれば、自分を認めてもらえたと思えるので自信が少しずつついてくる。
ストレスへの対処法
溜め込まずに愚痴りましょう。僕のゼミでは就職活動の話をしないのが暗黙の了解になっており、大学の友人と就活の話をすることができなかった。そのため、twitterで愚痴を言い、慰められることばかりだった。特に氷河期世代の方々や同じ就活生から励まされることが多かった。さらに、サバイブSNSに登録しておくとなおいい。今の状況をプロフィールに書き込み、就職活動の状況経過を日記に書くと、就職氷河期を生き抜いてきた方々からアドバイスをいただけるので活用してみてはと思う。
最後に
後日、書き足らないことや、秋採用の生き残り方は書こうと思う。今年の秋採用は驚くほど厳しく、追加で募集をかけている企業は少なかった。高学歴でも無い内定の学生が多く、社員数170人ほどの中小企業に430人もの学生が押しかけ、採用数が3人と笑えない状況がいくつもあった。春採用がハードモードなら、秋採用はベリーハードを通り越して、ナイトメアモードだった。2011年卒の皆さん、秋採用まで来ると壊れだす人間が出てきますので何とか春採用で内定を得てください。そうして、就職活動を笑い話にできるようになっていればと思います。これが2010年卒の僕の願いです。