鈴麻呂日記

2017-05-23

2017年05月23日のつぶやき

連載誌が個人的には「…」ですがw:読書録「日本再生は、生産性向上しかない!」

・日本再生は、生産性向上しかない!

著者:デービッド・アトキンソン

出版:飛鳥新社


個人的には最近の「働き方変革」「生産性向上」に関する著作としては、アトキンソン氏の「新・所得倍増論」、伊賀雅代氏の「生産性」の2作が、ポイントを押さえていて、非常に参考になりました。

「新・所得倍増論」は、前作の「新・観光立国論」を踏まえて観光サービス業の可能性に触れつつ、日本のサービス産業の生産性の低さとその原因、そこから生産性向上のための方策を論じた好著だったと思います。

出版したらいろんなところから反発があったことが本書では述べられてますが、僕自身は分析から対策まで、「おっしゃる通り」って感じでしたね。

「女性の活躍推進・生産性向上」が大きなキーとなるが、同時に「どういう仕事・業務をするか」が最大ポイント(「生産性の高い役割」を女性が担うべき)という指摘には膝を打つ思いでした。

だからこその「難しさ」があることも、実感していますが…。


本書は「月刊WILL」「月刊Hanada」に連載された記事をまとめたもの。

「新・観光立国論」「新・所得倍増論」と被ってますから、内容としては改めて読む必要性はないでしょう。確か「新・所得倍増論」で作者自身が自身が「主張したいことは全部書いた」みたいなことを言ってましたが、その通りなんでしょうね。

僕はロジカルな作者の論調が好きなので、それを改めて読みたかったのと、少し時間が経ったので、作者の主張を再確認…というつもりで読ませてもらいました。

その目的は果たせたかな。


しかし「WILL」と「Hanada」に連載してたんですね

二階氏との対談が本作には収められてますが、そこらへんの流れもあるのかなぁ。まあ、「政策」として実現するためには、政府与党との連携は不可欠。アトキンソン氏ならプラグマティズムの立場から、ここら辺の抜かりはないでしょう。

一方で前作に対する批判なんかは、多分この雑誌の読者層に一番多いのではないか、と。

書く側も書かせる側も、それは分かってて…の大人の対応なんでしょうか?w

今の政府の大きな動きが、少なからず作者の主張に沿った方向に向かってる…ってのは間違いないですしね。(僕はその点については「賛成」です)


その流れが世界の「格差」を是認するものであり(富裕層を呼び込むというのが作者の観光戦略です)、少なからずその影響が日本社会にも出てくるリスクがあることは間違いありませんが…。

でも、それは「あと」で考えてもいい話(再配分論ですからね)。

まずは「配分」できるだけのものを生み出すようにならなきゃ行けない…というのが僕の立場です。


ここら辺のスタンスが整理されてないのが、(日本の)リベラル勢力への不満なんですけどねぇ。

2017-05-22

2017年05月22日のつぶやき

2017-05-21

2017年05月21日のつぶやき

自業自得と言えば、自業自得:読書録「暗殺者の正義」

暗殺者の正義

著者:マーク・グリーニー 訳:伏見威蕃

出版:ハヤカワ文庫


息子に一作目「暗殺者グレイマン」を読ませたら、「無茶苦茶面白かった!」と言っていたので、二作目も買ってみました。渡す前に自分が「確認」w。


まあ、ドンパチですなw。

畳み掛けるアクションの連続はドライブ感満載ですし、後半、立場を入れ替えながらの戦闘・アクション・脱出行の連続は、まさにジェットコースター。

息つく間のない展開に、ちょっと疲れるくらいですw。


しかし主人公が陥る「危機」の一番の原因は、主人公自身の行動なんですよね。

独特の「正義感」を持ってることが主人公のキャラの特徴なんですが(ジャック・リーチャーに似てるっちゃあ、似てます)、それ故の「選択」が自分を危機に陥れ、そのことにぶちぶち言いながら、どんどんボロボロになって、それでもラストは…というマッチポンプ構造w。

前作もそうだったんですが、本作は更にそれがグレードアップしています。


冒険小説の場合、主人公のスタイルや信条ってのは結構重要だと思いますが(「譲れない線が何なのか?」ってこと)、「ちょっと底が浅くないか?」ってのが「グレイマン」への不満かな?

アクション展開には全く不満はないし、面白いのは面白いんですけど。


三作目、どうするかなぁ。

息子が読むのは止めないですけどね。

2017-05-20

2017年05月20日のつぶやき

僕の「映画を観る目」を変えたのは:映画評「ヒッチコック/トリュフォー」

僕の映画を観る目を一変させたのが、「映画術」。

読んだのは大学の時かなぁ。

その後、レンタルビデオでヒッチコック作品を探しまくりました。(ハリウッド時代は全部観てるはず)


ヒッチコック/トリュフォー [DVD]

ヒッチコック/トリュフォー [DVD]

ヒッチコック/トリュフォー


今も僕の「映画観」の少なからずの部分はこの本の影響下にあると思ってますが、このドキュメンタリーを見て、再確認させられました。

スコセッシやフィンチャーが改めて語る「めまい」「サイコ」「鳥」たちの鮮烈さ、「新しさ」!

まじ、「サイコ」のシャワーシーン、怖いっす。


時代はヒッチコックからトリュフォーに移り、そのトリュフォーヒッチコックを追いかけるように世を去りました。

ハリウッドも映画も大きく変わっています。

しかし根本にあるものは変わらない。

「大衆を喜ばせる」

ことに工夫を凝らしたヒッチコック精神は、例えば海外ドラマや一連のシリーズ映画に、装いを新たにして、見えるようにも思います。


久しぶりに、「サイコ」が観たくなったなぁ。

2017-05-19

2017年05月19日のつぶやき