鈴麻呂日記

2017-01-09

2017年01月09日のつぶやき

当たり前っちゃぁ、当たり前:読書録「やり抜く力」

・やり抜く力 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

著者:アンジェラ・ダックワース 訳:神崎朗子

出版:ダイヤモンド社Kindle版


ここのところ評判の「グリット」(やり抜く力)に関する一冊。

「才能よりも、努力や継続することの方が重要」

…そりゃそうやんw。


でもその「当たり前」のことを、具体的な事例をもとに、時には研究論文の成果なんかも交えながら論じているのが本書。

「グリットテスト」で芳しい評価が得られなかった僕もw、

「なるほど、こういうところがポイントなんやなぁ」

などと頷きながら読み進めれる内容になっています。


明確に定義されたストレッチ目標

意図的な練習

すみやかで有益なフィードバック


あるいは組織に「やり抜く」文化を醸成するための、

コミュニケーションと「言葉」の重要性

なんかも考えさせられますね。


「やり抜く力」については、作者自身も言及しているように、全てが科学的に明らかになているわけではありません。

しかしながら「今」を生きる自分にとって、あるいは「これから」を生き抜いていく子供たちにとって、「解明されている」わけではないけど、「どうやら重要で役に立つことらしい」という曖昧なことでも、取り組む価値や意義はあるでしょう。

そういう方向性を指し示すのが本書の一番の意義なんじゃないかな、と思いますね。

それは「天性」のものではなくて、努力や取り組み姿勢、支援によって「伸ばせる」もののようなのですから。


<「やり抜く力」が強いということは、一歩ずつでも前に進むこと。

「やり抜く力」が強いということは、興味のある重要な目標に、粘り強く取り組むこと。

「やり抜く力」が強いということは、厳しい練習を毎日、何年間も続けること。

「やり抜く力」が強いということは、七回転んだら八回起き上がること。>


厳しいっちゃあ厳しいし、当たり前っちゃあ当たり前。

でもそれらを身につけることが人生における「幸福」につながるというのも一理あるかな、と思います。

アイルランド劇作家ジョージ・バーナード・ショーの言葉。


<人生の真の喜びは、自分自身の行動によって幸せをもたらすことである。つねに病気や不満の種に怒ってばかりいる、身勝手な愚か者に成り下がり、世の中は自分を幸せにしてくれない、などと嘆くことではない>


「自分自身の行動」

まずはそこですよね、結局は。