おじさんアニメ祭り
最近なぜだか、アニメを連発してみている。
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グレンラガンは終わり、
今世界系ネクストみたいな作品を2つ同時に見ている。
ガンダムageは現在における子どもと社会についての評論や解釈が施されているかと思ったが、
まるでそうでなかったので、がっかりしていて、
やはり、こっそり指を指しているアニメは、
まどマギとかだろうと、劇場版の流れを感じてレンタルしてみた。
ピングドラムとまどマギを比べると、
なんとなくピングドラムが物語の作り方や演出の幅で好みだ。
近年の「目が大きい」アニメではあるけれど、
それぞれ少し観れば「女子への妄想あるある」ではなくて、
なんらか文脈を模索している気がする。
ピングドラムは、
日常ドラマへどうやって影を落とすかというリズム、へのたくらみをまずは楽しむ。
個人的には、
道具としてのピングドラムとは何なのか、という謎解きが横軸になるような気もしていた。
その模索こそがなんらかの比喩となり、楽しげな家族の核心が垣間見えていく、とかを妄想していたけれど、
ストーリーに仕掛けがあるようでもあり、ちょっと残念。
「実は」という話は気持ちが良いだけな感じがするのです。
ただ、見れば見るほどなんだか頭が混乱してくる感じは良いかな。
まどマギは、
とにかく絵柄と筋立てによる混沌がホラーみたく感じさせて、
やはりホラーって関心が高まるよなと思う。
これってなんだろうと思って考えたのは、
例えば、人間をすくうとかいいながら特に人間に危害が加わっている描写がほとんど無い。
葛藤の根本がすべて主人公らにしかみえない。(先生がまるで生徒と関わることのできないステロタイプなもの、という扱いは面白いと思った)
登場人物の家はやたら豪華で立派。学校もガラズ貼りと最先端な感じ、つまり貧困とか社会問題の無い世界という説明みたい。
つまり、
本当に深刻な悩みや問題があるわけで無い世界で、自分の意思にもとづいた(と見せかける)変身物語って、
新興宗教入信物語もしくは自己開発セミナー新人物語、ってことなのでは、と解釈できると考えた。
まあ話途中なので、解釈でしかないのだけれど、
物語の筋は、もう誰も興味が無いと思うから、
この二つの作品が観ている人とどういう関係を結びたいのかってことを
気にしながら観ていきたいと思う。
エヴァンゲリオンはその辺で、
惹かれるわけだよなあ。