- いよいよ韓国でのサイエンスフェスティバル本番の日を迎えました!朝からめっちゃいいお天気で気合いが入ります!宿舎から歩いて10分ほどで会場らしきところに着きました。日本のサイエンスフェスタと違って、屋外でテントの下で行う形態でした。天気はよかったのですが、風が強くてちょっと困りました。しばらくすると、サイエンスフェスティバルの責任者の方が来られて、ごあいさつされ、私たちの実験ブースを案内してくれました。間もなく、通訳の方が来られ、現地の中学生3名も実験のサポート役として来てくれました。通訳の方を通じて中学生たちに実験の説明を行うと、彼女たちはすぐに内容を理解してくれました。サイエンスフェスティバルが始まって、実験の説明をしようとしましたが、お客さんはほとんどが小学生や幼稚園の子で英語はもちろん、ハングルの単語もまったく通じなかったので、ちょっとあせって、途中から地元の中学生にバトンタッチしました。これじゃアカンと、通訳の先生に説明に必要なハングルを教えてもらって再度チャレンジしてみました。しかし、やはりなかなか伝わらなくて、結局1日目はあまり説明に入ることができませんでした。サイエンスフェスティバル1日目終了後、宿舎に戻って夕食を食べた後、ミーティングを行いました。ミーティングでは、「せっかく韓国までやって来たんだから、思い切って、やり切りましょう!実験の説明でよく使われることばはハングルでしっかり覚えて単語で言えるようにしておこう!ハングルで最初説明してみて、それでダメだったら英語で説明してみて、それでもダメだったら日本語で説明してみて、それでもダメだったらジェスチャーでも何でもいいから何が何でもあきらめずにやりましょう!!」と、最終日に向けて気合いを入れ直しました。
- 実験内容「紙の馬を走らせよう!」
実験の説明
摩擦(まさつ)と左右のバランスで動く馬の模型を作ってみよう!紙で作った馬の模型を坂道の上に置くと、体を左右にゆらしながら、トコトコと足を交互に出して歩き出します。坂道をトコトコと歩くかわいい馬の姿にはまってしまうこと間違いなしです!しかし、なぜ、馬は上手にバランスを保ちながら坂道を歩くことができるのでしょうか?
よういするもの
工作用紙(3cm×15cm)、ハサミ、ボールペン、マジック、斜面にするための板(コルクボード)
やりかた
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- 工作用紙の左右の端から5cmの長さに2つずつ切れ込みを入れます。
- さらに、右側の真ん中に少しだけ切れ込みを入れます。
- ウマの脚と頭の部分を山折り、首としっぽを谷折りで折って、ウマの形を作ります。
- 足先の外側を少しカーブをつけてカットします。
- 安定して立つように背中の紙を折って足を広げます。
- ペンで目と鼻を描きます。からだも色づけしてやります。
- 少しかたむけた板の上に置いてみると、トコトコと歩き出します。
注意
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- 切る長さ、折り目はまっすぐ正確に!
- 歩きにくいときは、地面にまっすぐ立っているかチェックしてみる。
- スケジュール
7:00 起床
7:50 ミーティング
8:00 宿舎出発
8:40 会場到着・準備開始
9:50 実験スタート(サイエンスフェスティバル1日目開始)
10:00 開会式
12:30 昼食・お昼休み
13:30 実験再開
16:30 かたづけ(サイエンスフェスティバル1日目終了)
17:00 撤収・会場出発
17:20 宿舎着
18:00 夕食
19:40 スーパーマーケット見学
20:00 宿舎着
20:30 ミーティング
20:45 テスト勉強
23:00 就寝
ホテルの受付です。
言葉は全く通じていなかったように思うのですが、日本語で声をかけるとほほえみながら部屋の鍵を預かってくれました。
ホテルから会場までは大通りに沿って真っ直ぐの道なのでわかりやすいです。
それらしき施設に近づいていくと、パイプでできたでっかいモニュメントがありました。
さらに進んでいくと、駐車場の奥に陸上競技場のような施設が見えてきました。
サイエンスフェスティバルは屋外で行うと聞いていたので、アドバルーン目指して向かいました。
到着すると、そこにはテントがたくさん並んでいました。
まだ早いのか、あまり人の姿はありませんでした。
アドバルーンの下の垂れ幕には英語でSCIENCEと書いてあったので、会場はここだと確信しました。
まもなく主催者の先生が来られてごあいさつした後、わたしたちの実験ブースの場所を教えていただきました。
「紙のウマを走らせよう!」を英語に訳して看板としてテントに貼ってもらいました。テントの中では実験の準備をしています。
ハングルに詳しい被昇天の先生に協力していただいて実験内容をハングルで書いたプリントを学校で作成しました。約500枚ほど用意しました。
会場はとても広くて、天気もよく、解放感に満ちあふれていました。こんなところでできるってすごく幸せやな、と思いました。
となりのブースは紙飛行機の実験で、本番が始まるまでにみんなで飛ばしてみました。
サポートに入ってくれた中学生たちとお互いに自己紹介し、なかよく一緒に準備しています。
開会式では韓国国歌が流れている間、国旗に向かって全員起立でした。
議員さんや教育委員長さんなど原州のえらいさんが勢揃いだったそうです。
主催者の方が実験の内容をハングルに直して大きい紙にプリントしてテントに貼ってくれました。
開会式に出席されていた議員さんたちが私たちのブースに来て、激励してくれました。
ハッと気づくと机の上に飲食店の小さなメニューみたいなものが置いてありました。デリバリーのメニューだそうで、韓国では、野外でもどこでもデリバリーで注文できるそうです。
サポートの中学生たちも生き生きと子どもたちに説明してくれてます。
スタートから1時間ほどしてから、テレビ局が取材に来ました。インタビューにも受け答えしました。韓国のゴールデンタイムに帯で放送されている情報バラエティー番組だそうです。
実験の最後に微調整を加えて、よりスムーズにウマが歩けるようにします。
実験がうまくいくと、お客さんはみんなニッコリとほほえんでくれます。
冊子には「海外からの参加団体」として紹介されているそうです。
地元の中高生を中心に、小学生や大学生なども出展しています。私たちのように女の子だけのブースもいくつかありました。
香水作り体験させてもらいました。ていねいにわかりやすく説明してくれました。
日本でも作ってみたいけど、説明書きがハングルなので再現は難しいかな?
テレビのお天気キャスターのように天気予報解説の体験ができます。
実験再開です。早速、大人の方から質問があったので、英語でなんとかできるかぎり答えました。
午後からもう1つの日本から出展される方たちがやって来られて、さらに心強くなりました。実験内容は、こちらも紙の工作で、「メビウスの輪」です。
広場の真ん中で、液体窒素の気体への状態変化を利用した爆発実験が行われようとしています。
子どもたちに実験の内容をハングルで書いた用紙を見せながら、実験の説明をしています。
子どもたちが実験中、後ろでご覧になっている保護者の方に実験内容を書いた説明プリントを配布します。
しかし、説明を始めてすぐに、こちらもお客さんもお互い固まってしまいました。すると、すかさずサポート役の中学生が間に入って説明をしてくれました。
15時におやつがでました。菓子パンとオレンジジュースです。パンがめっちゃおいしかったです。
通訳の先生にハングルについて徹底的に教えていただきました。先生は懇切ていねいに指導してくださいました!ありがとうございました!
自分一人でもう一度説明の確認と練習をやってみました。次こそうまくいきますように!
だいぶ、日が傾いてきました。あと1時間ほどでサイエンスフェスティバル1日目が終了します。
今度はどんなことがあってもあきらめずに最後までやり切ると決めていました!
必死になって実験の説明をしてたら、お客さんもこちらの気持ちに答えてくれるように、一生懸命に実験に取り組んでくれました。最後は実験が成功して、めっちゃ笑顔で喜んでくれました。
サイエンスフェスティバル初日が終了しました。机の上とイスをチャッチャとかたづけました。
風が強く吹いていたので私たちのブースの看板は飛んでいってしまってました。
会場からの帰りは通訳の方の車に乗せていただきました。韓国の車は日本とちがって左ハンドルで右側通行でした。
煙を吸うパイプが近すぎてじゃまでしたが、そのおかげで全然煙たくありませんでした。
辛くない焼肉もあっておいしかったです。
スーパーマーケットを見学してみました。野菜や魚などの食材にお菓子など日本にないものばかりでおもしろかったです。