- 今年のサイエンスフェスタは「金魚の呼吸を調べよう!」です。実験室の水槽で飼育している金魚を用いて予備実験を行いました。水温の違いによって金魚の呼吸数も異なり、なぜそうなるのかを説明するというものです。水温が高くなればなるほど、水に溶けている酸素の量が少なくなっていくので、金魚の呼吸頻度が高くなり、頻繁に口をパクパクさせるようになります。逆に、水温が低いと、水に溶ける酸素の量が増えるので、1回の呼吸で取り入れられる酸素の量が増し、パクパクの頻度が少なくてすみます。と同時に、金魚は変温動物なので、代謝も落ちてそんなにパクパク(呼吸)しなくなるのだと思われます。金魚を試験管に入れて、冷たい水の場合とあたたかい水の場合とで比べてみました。試験管に入れるのは、できるだけ金魚の動きを少なくして観察しやすくするためです。ちょっとかわいそうなので、1匹に長時間の観察はやめてあげました。
ビオトープが睡蓮の葉っぱでおおわれています。
ペットボトルを洗って、中に水を入れて冷蔵庫で冷やします。
この水を使って水温を下げます。
落ち着かせてから実験を始めました。
目線の高さになるように箱の上にビーカーを置いて観察しました。
水温を10℃差をつけてやると明らかな反応の違いが見られました。
10℃も差があると、金魚のストレスも大きいかもと思われるので、5℃の差で実験することにしました。
チューブを用いてサイホンで試験管の中の水を抜くのにはまりました。
サイエンスフェスタで来られる海外からのお客さん用に英語での説明を考えてみました。