- ニワトリの解剖を行いました。解剖した後、調理して食べました。事前のリクエストから、から揚げにすることにしました。解剖が苦手な部員もいますが、から揚げはみんな楽しみにしていました。煮干しでもそうなのですが、ニワトリの解剖を通して、普段感じられないリアルな『生』を感じることができます。卒業したばかりの高3生の部員も参加してワイワイ楽しく手際よく解体作業が進みました。解体と並行して調理班がから揚げの仕込みを進めていきました。だから、短い時間でしたが、しっかり解剖・観察して、から揚げもしっかりおいしく食べることができました。解剖したニワトリを食べることで、様々な命によって支えられている自分自身の命ということも実感できます!ニワトリさんありがとう!!!
- 手順
- ニワトリの体全体を観察します。(どんな体つきなのか? 頭はどのようについているのか? 脚はどのようについているのか? 翼はどのようについているのか?)
- 内臓を観察するために、おなかを上に向けます。
- 脚を持って引っ張り、股関節を脱臼させてから、脚を背中側に折り曲げます。
- 脚を付け根からハサミで切り取ります。もも肉を切り取って、後でから揚げにして食べます。
- 総排出孔の左右約1cmの切り口のところからメスを入れ、そこからまっすぐのど元まで切り開きます。
- 総排出孔の方から、側面にメスを入れ、のど元まで切り開きます。
- むね肉とその奥にあるササミを取り去ります。これも後でから揚げにして食べます。
- 内臓を残して、骨(あばら骨と胸骨)と筋肉をハサミですべて切り取ります。
- 内臓が現れるので、各部位ごとに切り分け、別のバットに並べて観察します。
- まず大きい肝臓を確認し、次に、心臓を切り開いて心房・心室の壁を確認します。
- 食道 → そのう → 前胃 → さのう(砂肝) → 腸 の順につながっているを確認します。
- 脚の関節の部分をハサミで切断すると、白いひも状のけんが現れます。けんを引っ張ると、指が開いたり閉じたりします。
- 目の中にある透明な水晶体を取り出します。取り出した水晶体を新聞紙の文字の上に置くと、文字が拡大されます。
- 解剖の片付けをした後、もも肉、むね肉、ササミ、手羽先をから揚げにして食べました。
毛をむしって血抜きしたニワトリです。
まず、ニワトリの全体像を確認します。
一番大きいのが肝臓(レバー)です。
レバーの上に見えているのが砂肝です。
早く食べたいよー!
まだかまだかとみんなでお箸を構えて待っています。