時速100マイルの追跡。

『こうしてはいられない』-スネオヘアー。スネオのインディーズ時代のシングル。これでスネオのCDはコンプリートかな。残り数枚CCCDがあるけどさ。内向的アオハルギターポップ万歳。

因みにもうツアー終わったからネタばらしすると、以前行った川崎チッタのライブの終曲がこの「こうしてはいられない」だった。ダウナーなテンポで、スネオとベースとドラムの3ピースで轟音を響かせてシャウトを繰り返して終わったんだけども、あの光景は当面は忘れられない気がする。ヤツは「とびきり明るいの演るから」と言ってそれを演りやがった。あまりの裏切りと衝撃にただ見つめるしかなかった。ことばは信じちゃいけない。信じられるのはオトと、その存在だけだと思い知った。と言うと言い過ぎ?そこに確かに居た。何処にも行かないと、というよりかは、行けないと信じてた。オトは存在を縛り、存在は声にならない声でひとひらのオトを繰り返す。何が起こったのか理解らなかったけど、何かが残った。そんな気がする、なんとなく。

「低いとこから/気持ちが高ぶるのを/感じずにはいられない/こうしてはいられない」

さぁ行こう、と曲は締めくくられる。これも「走り出したい衝動」のひとつのカタチなんだろう。走ったとこで周囲の速度に追いつけるのかどうかは理解らないけど、たぶん向かわないよりかは目的地に向かった方が良い、と思う。そうだなぁ、例えば、からだぬぎすててうたのいくところへうたよりはやくとんでく。とかね。