恋の微分方程式

「○○の方程式」という言葉がある。
例えば、
「勝利の方程式」
「合格の方程式」
「利益の方程式」
などだ。

ニュアンスとしては、方程式を解く際、必要な値を代入すれば解が得られるように、
AとBとCをやれば○○を確実に成功させることができる。
という感じだろうか。
しかし、ひとくちに方程式と言っても色々あると思う。
ここでは、「恋の方程式」を例にとって考えてみよう。

恋の方程式

解は「恋愛の成功」。
未知数は、対象、状況、環境などに依存している。
代入は慎重に。

恋の連立方程式

変数の数と方程式の数を比べる。
変数の数のほうが多いと、解が1つに定まらない。
方程式の数のほうが多いと、解が存在しない。
優柔不断な相手には、明確なアタック方法がないということ?

恋の判別式

ただしイケメンに限る

恋の微分方程式

解を得るためには積分が必要である。
すなわち、この際に次元が1つ上がる。
例:2次元→3次元。

恋の偏微分方程式

解析的に解くことができるものはほとんどない。
よって、差分方程式に持ち込んで、シミュレーションにより近似解を求める。
実践を繰り返し、近似解を求めるしかない。

恋の法定意識

法によって定められている意識などなく、
いくら理不尽だと叫んでも状況は変わらない。
あるいは、恋は盲目。

恋のNavier-Stokes方程式

原理的には解くことができるが、一般解は見つかっていない。
そもそも、一般解は存在するのか?
これはよく現象をモデル化しているね。

結論

「○○の方程式」と言われても、これで成功できる!と思ってはいけない。
解がなかったり、解くことが困難だったり、解の存在が疑われていたりする。
ちなみに、僕は非モテです。