Hatena::ブログ(Diary)

明日とロボット このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-09-23

読書の記録(2011年8月)

★★★☆☆ 誰からも「気がきく」と言われる45の習慣


人間関係の中でごく当たり前に行われているべきであることのまとめ。要するに相手の気持ちになって考えようって言う基本に繋がる。読みながら改めてもう少し意識しよう。と思えた点も幾つがあり、いい機会にはなった。

★★★★★ アントキノイノチ [単行本]


命の大切さをテーマに展開されるごくごく普通の日常風景。様々な社会問題を物語に取り入れ、とても深い一冊となっている。とてもいい本。

★★★★★ 国難に克つ 論戦2011


菅直人が首相になることに始まり、中国との尖閣諸島における対立、震災などといった数多くの国難を抱えたこの年。いかに今の政府が危ういか、いかに今の日本の情勢が緊迫しているかと言うことを指摘する。日本の今の政治情勢、国際情勢を、中立に学び理解する上で、とても素晴らしい一冊。

★★★★☆ 新幹線をつくった男 島秀雄物語 (Lapita Books)


この本を通じて、島秀雄という人をしった。信念を持って、愚直に努力を続け、ヒーローになることをしない彼の姿に心を動かされた。戦後日本の技術者達のプライドとそれを支えた底力がひしひしと伝わってきた。本書では、技術的な解説も度々入り鉄道界の雰囲気は伝わってきたが、その部分がどうしても文章の中で浮いてしまっている気もした。

★★★★☆MADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)―わが体験的国際戦略 (朝日文庫)


ソニーの創業者、盛田昭夫を知る上でおそらく最もふさわしい本。彼の生い立ちに始まり、ソニーの理念、発展がとても事細かに記されている。戦後、焼け野原からソニーが世界のソニーになり得た所以がわかる。国際人であると共に、日本人であることの誇りを常に持ち、挑戦し続けてきた彼らの姿が手に取るように分かる。

★★☆☆☆ソニー ドリーム・キッズの伝説


盛田昭夫氏が1990年に書いたMade in Japanと比較し、アメリカ人視点によるこの書は個人的にあまり読んでいて心地の良い物ではなかった。ソニーが戦後の焼け野原から世界の大企業にのし上がった過程にあった、日本人としてのプライドの扱い方が少しぞんざいに感じた。読むのであれば古くはあるがMade in Japanを強く推したいところ。

★★★☆☆人生心得帖


松下幸之助が人生を通じて学んだ様々なことを章ごとにまとめて書いている。とてもおおらかな彼の人格がよく伝わってくる一冊。自分の成功を鼻にかけず、常に感謝と共にいる姿が宮沢賢治のアメニモマケズを彷彿させる。

★★★★☆大義の末 (角川文庫 緑 310-8) [文庫]


戦時中、「大義」を心の底から信じ、国のために命を尽くそうと誓った少年達。終戦後に便宜上の形としてだけ残った「天皇」という存在に対して葛藤する。愛国心を語る人ほどとても軽く、本当の意味で「天皇」を敬愛したかつての少年達はその変化に動揺する。戦後の日本全体の左翼への傾倒ぶりは当然問題であるが、それと同じように「皇太子様」などとワイドショーネタにされるそのあり方や、何も考えずに極度な右翼に走ろうとする近年の一部の傾向に対して改めて疑問を呈する機会となった。

2011-08-18

読書の記録(2011年7月)

★★★★☆ オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫)


悲観主義者、楽観主義者を実験を通じて解き明かす。あらかじめ、自分の力で自体を変えられることを学んでいれば、無力感に陥らずにすむ。人生の早い段階でこれを学べば学ぶほど、無力に対して有効な免疫力をつけることができる。ということを立証。本書では動物の無気力学習に始まり、現代病とも言われる鬱の根本的な対処法に迫る。単なる自己啓発本に終わらず、様々なデータに基づいた解説が興味深かった。

★★★☆☆ イチローの哲学―一流選手は何を考え、何をしているのか


オリックス時代、イチロー選手の専属打撃投手であった奥村氏の目線から語られるイチロー像。そして、そこから多くの影響を受けた、彼自身の人生や考え方が書かれていた。良かったが、「イチローの哲学」と題する割には少し中途半端な印象。

★★★☆☆ 思考する機械コンピュータ (サイエンス・マスターズ)


amazonの評価が良くて購入。残念ながら、大学レベルの勉強をした人に取ったらあまり読み応えはないだろう。ただ、コンピュータ科学や情報工学の入門書には丁度良いと感じた。簡単すぎず、深入りもしすぎず、大まかな全体像をつかめるだろう。コンピュータとは何か。どんなことを学ぶのか。そんなことを知りたい人にお勧め。

★☆☆☆☆ アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者


アップルとグーグルという2大IT企業の個性に焦点を当てている点は良いが、こじつけがましく、あまりにも無理矢理な結論が目立ち、気分良く読み進めることができなかった。なんとなく、この二つの会社がどんなものか適当に知りたいだけの人、或いは“信者”などと言われるような人たちにはには面白く映るかもしれないが、正直得た物は無かった。

★★☆☆☆ 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義


評判が良かったから読んでみたものの、正直自分には価値が分からなかった。"Thinking outside the box"なんてことはどの分野でも当然のごとく言われていること。様々な分野から実例を元に、主張をサポートしている点は評価できるが、その話の殆どはある程度最新の話題に目を通している人にすれば真新しさに欠る。また「有名な実験映像」と紹介されたバスケットボールの錯覚の話も、Daniel Simonsのオリジナルの実験を知っているが故に今更感や、「熊?」などと疑問を覚えたりもした。しかし確かにタイトルの示すように、10代の人が読む分には、読みやすくもあり、なかなかの良書ではあるのかもしれないと思った。

★★★★☆ イチロー式 集中力


イチローの発言をベースにしたイチロー式集中力の解説本。15分もあれば一通り目を通せるような本。しかしそれは悪い意味ではなく、しっかりとポイントの整理がなされ、結論も明解にまとめられているという意味。それぞれの結論を表現する図もよかった。

★★★★☆ この一言が人生を変えるイチロー思考―夢をかなえる一番の方法 (知的生きかた文庫)


この本がというよりも、様々なイチローの発言がイチロー像を強く目に浮かばせる。
「もがいても、もがいても、何を考えても、何トライしてもダメなときが人生にはあると思うんですけど、そういうときこそ、自分に重荷を課すということが、必要だと思うんです。自分はできないかもしれないけど、それをあえてやるぞっていうことは、すごく大事なことだって、最近思いますね。」(イチロー

★★★☆☆ 常識として知っておきたい日本の三大宗教―神道・儒教・日本仏教 (KAWADE夢文庫)


三大宗教の歴史的背景やしきたりなど、さらっとおさらいする感じ。タイトルにもあるように「常識として知っておきたい」ことを連ねる教科書的な位置づけ。個人的にはもう少しテーマ性を持った流れでまとめられていたらよかったと感じた。

★★★☆☆ ザ・グーグルウェイ グーグルを成功へ導いた型破りな戦略


googleの手法をビジネス的視点から分析してまとめた本。常識にとらわれないgoogleのやり方に、エンジニア心がワクワクさせられた。