やみつきになる絵本とはコレ『Don't Let the Pigeon Drive the Bus!』

 派手さはないのだが、何とはなしに読みたくなってしまう絵本が『Don't Let the Pigeon Drive the Bus!』(邦訳『ハトにうんてんさせないで。 (にいるぶっくす)』)である。英語はシリーズでたくさん出ているけれど、中でも第1作目は娘のつぼにはまったようだ。
 バスに憧れ、運転したがっているハトの心情がストレートに、ユーモアいっぱいに描かれる。しかも、ハトの一人芝居っていうのが寄席風で、さらに笑いを誘う要因になっている。「お願い〜」とすがるように頼み、「ちぇっ、いいよ」とふてくされ、「運転させろー!!」と絶叫する表情の変化がたまらない。たった一人(一羽)でこれだけ演じてしまうのだから、このハトは大物である。この「間(ま)」って、やはりアニメーション製作にかかわっていた作者ならではの「勘」みたいなものなんだろうなあ。お笑い絵本*1なら、モーさんにはずれなしっていうところかな。わたしはいつものごとく、ハトさんの演技を見て喜ぶ娘を見て満足していた。邦訳は出たばかり。また、アマゾン・カートにポイ!「Amazonギフト券欲しい!」――。これをハトが演じてくれたら愉快だろうなあ。(asukab)

Don't Let the Pigeon Drive the Bus!

Don't Let the Pigeon Drive the Bus!