アストロノト! 2

アストロノト!〈2〉 (MF文庫J)

アストロノト!〈2〉 (MF文庫J)

読了。

「ふわぁー。ガキだなー、そんなに行きたいのかよ」
「そうは言ってません」
アクビ混じりにノトが言うと、ラキザミはちょっとカチンときたように反論する。
そして、レンビアにちょっと似た吊り目でじぃーっとこっちをのぞき込んできた。
「……」
「……」

月面踏破を果たし、無事帰還したノト。火星行きの話も断り、ふたたびノト屋を営む日々に戻ったが……ある日、店の前で行き倒れの少女を見つける。その少女・ラキザミは「空が落ちてくる」 と謎の発言をして――。


まあ、予想通り。
つまり、前回のような性急な展開ではなくなり、世界観の説明もある程度済んでいるおかげか、普通のラブコメになっています。さらに少女が一人加わり……という展開で、まあそれはそれでラブコメが強調されて面白いんですが、流石に1巻のインパクトには負けますね。今回は、その少女の持つ謎とは……? というところが話のポイントです。
1巻のような大量の伏線張りもなく、一度だけ”ルージーンの呪い” のところは「おお」 と思いましたが、そこ以外は平坦に進んでいった印象。あと最後の真相は”タイムパラドックス” になっていますが、最初はどうしたんでしょう。ナキアミかレンビアがやったとかしか思いつきませんが。


ひそかに腹黒キャラが定着してきたナキアミが、日の目を見る場面はあるのか。というかまだ続きは出るのか。どちらにせよ、また違う展開がほしいところです。




余談。
(∩ ゚д゚) アーアーキコエナーイ