輪環の魔導師 2 旅の終わりの森

輪環の魔導師 (2) 旅の終わりの森 (電撃文庫 わ 4-26)

輪環の魔導師 (2) 旅の終わりの森 (電撃文庫 わ 4-26)

読了。表紙、オビのあるスペースがとことん浮いてますね……。

すたすたと階下へ降りて行くアルカインの足音を聞きながら、セロは慌てて寝台の乱れを直しはじめた。
フィノも一応はそれを手伝いながら、小声で耳元に囁く。
「……セロ、本当は、、、起きてなかった?」
「朝まで寝てたよ!」

黒猫アルカインと共に旅立ったセロたちは、彼の仲間と合流すべく、辺境の都市ロンバルドを訪れる。はじめて目にする大きな街。物珍しげに歩くセロに、一人の不思議な少女が姿を見せた。


面白かった。
今回は四六時中一緒にいるせいか、フィノのデレっぷりが異常です。もはや籠の中の鳥状態なセロ。99頁「"人を見たら泥棒猫と思え" って言うでしょ」 をまさに実践中ですよ。正直うらやましい。
そしてアルカインがかっこいい。さすが猫。爪は四本まであるみたいだけど、相変わらず選択肢は三つだね!


奇をてらった展開でもないので、あまり書くこともないんですが……まあ、読んでいて楽しめるのは確実なので、次も楽しみにしています。