とらドラ7!

とらドラ!〈7〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈7〉 (電撃文庫)

読了。

こんなふうに背を抱いてくれる腕が、今までにあっただろうか?
信じて預けたこの心を裏切らない腕が、他にあるだろうか?

停学が明け、大河が学校に戻ってくる。だがクリスマスを前に、何故か”いい子バージョン” になってしまう大河。不気味に感じるも、それはそれでいいことだと竜児は納得しかけるが……。


なんじゃこれ……。うぇ。
ひどい胸焼けが*1。文化祭で盛大にハジけた青春の5巻、ブチギレ大河で壮大に震わせてくれた6巻と続き、さて7巻なんですが……。なんでこんなにキツいんですか! かなりの虚脱感。ズモモッと元気が吸い取られていきましたよ。まあこんなのを面白いと言うんですが。
キャラクタを掘り下げる、とか言いますが、もうそんな次元じゃありません。どんどん肥大化していくキャラクタの、その圧倒的な”存在” 感。ここに展開される「とらドラ! ワールド」 に、誇張無しで、引きずり込まれてしまったようです。うあ。
以下はそんなアレなところ以外。56頁「あれあれ……亜美ちゃんてやっぱり、優しいのよねえ……」 そういや前回の生徒手帳のアレがありました。85頁「なんとなく背負ってみた母親の軽さに老いを感じ、ショックを受けました」 あるあるw 113頁「コマンド →にげる」 逃げてええええええええ!!!!


というわけで、異常なほどに針を振り切る面白さ、なこのシリーズ。8巻マダー? なんて思わずに、どれだけ8巻刊行が遅れてもいいように、今の気分は凍結させておきましょう。

*1:さっき食べた焼肉のせいではないはずです。