多次元交差点でお茶づけを。
- 作者: 本保智,かわく
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 文庫
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ただ猛然とした感情が胸のうちに噴き上げて、気がついた時には叫んでいた。
「私も、学校も、修学旅行も全部――『関係ない』 から、あんな態度だったんでしょ? そんなあんたが私のことを叱るなんてお笑いだわ! ホテルの人手が減るのが心配なの? 壊れたらあの懐中時計で、時間を撒き戻せばいいじゃない!」
時狭間学園。その地下には異次元世界が行き交う
うーん、まあ、面白くないわけじゃないけど。
なんというか、こう、いまひとつキャラの口調や会話が馴染んでこないので、テンポが悪かったように思います。例えば、「やよぉ!」 が口癖(というか訛り?) のキャラがいたり、ヒロインが主人公を呼ぶときの呼称が「この未払い寝ぼすけ勘違い支配人 ! !」 のように、2,3個の言葉をくっつけて呼んでたり。両方とも、どうにも脳内再生しにくい台詞なんですよね……。私だけかもしれませんが。とにかく、なかなか頭に入ってこないのです。これは致命的。
まあ、上の引用文辺りなんかは盛り上がってきたり(結局消化不良な感じですけど)、緑と赤のうちの赤い毛むくじゃらの方が出てきたり、更には中の人が……とか、ところどころ面白かったりはするんです。ですが……。相性という奴でしょうか。なんだかいまいちパッとしません。
イラストは好きなほう。2巻は秋発売だそうですが、どうしましょうか……。