SH@PPLE ―しゃっぷる― 3

SH@PPLE―しゃっぷる―(3) (富士見ファンタジア文庫)

SH@PPLE―しゃっぷる―(3) (富士見ファンタジア文庫)

読了。ZWEI IIをぶっ通しでやってたのでネットすら全然見てませんでした。

「淡谷弟もな、こんなところで兄貴に――姉さんにかばわれることなど望んではおらんよ」
「かばうなんて」
「たぶん見栄でもなんでもな。自分でどうにかせねばならん時というのが、男にはあるのだよ。困った話だがな」

「若光の君、男性だった ! ?」 新聞部に生着替え(♂) をすっぱ抜かれた雪国。入れ替わっていた双子は元の学校に戻ることに。だが戻った先ではそれぞれに難題が降りかかるのだった――。


面白いよね。
やっぱこのノリ好きなんですよねー。111頁「腰巻きはうちのおばあちゃんのだ!」 の一連の会話とか、124頁「「くそっ、外道め!」」 とか、古葉と雪国の意味不明な問答とか。なんかこの問題を唐突に出し合う(ここでは一方的ですが) ような関係って好きです*1。まあ蜜は蜜で、いつも以上に可愛いんですが! 104頁「チョコは、味が二種類あるんです……」 とか悶え死にするよ!
上巻のようで、今回はあまりイベントに進展がないままですが、267頁「今、はじめて、スタートラインに立った気がした」 は良かったですね。正直今までは、雪国が正体を脈絡なく唐突に(不自然に) 明かす、という想像しか出来なかったんですが……これでようやく、自然なルートが出来たといった所でしょうか。


X氏は、名前を忘れましたが、あの人しかいませんよね。確か”学校に行きたい云々” を言ってたような気がしますし。次も期待です。





余談。
ちょうどマクロスF見てたので、裏の帯絵で吹きました。「ライオン」 っぽい……なんて思ってたら、カラー口絵に「キラッ」 がw

*1:というか雪国は歴史・生物・化学・国語・英語と万能すぎる。