秋期限定栗きんとん事件 上

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

読了。

その程度でぼくに謎をかけようなんて、おかしくって話にもならない。

船戸高校新聞部1年の瓜野君は、頻発する小規模な放火事件にある共通項を発見し、独自に調査を開始する。1年間の放火魔追跡の果てに現れた真実は? シリーズ怒濤の第3弾!


前哨戦。
夏の事件が終わってその続きの秋から。春期のコミック版を読んだばかりからか、小鳩たちが二年生であることに違和感がありましたが、そういえば春は一年、夏と秋は二年、冬は三年とそんな予定だった気がします。あと234頁「ぼくと健吾はやっぱり、それほど気が合いはしない」 というのも同じく違和感。やっぱり漫画の影響ですけどー。
二人はあまり変わっていませんが、新キャラが話に噛んできています。64頁「なんでこんなに混むの……?」 と175頁「兄貴が凝っててね。あたしは壊す方だったけど」 は不覚にも萌えた。まあ小鳩の思考ありき、ですけどね。170頁「あなたがわたしの、シロップなのよ」 KOEEEEEEE。改めて字面だけ見ると、かわいいこと言ってるように見えますが!


最後の一行、はじめは情報の『整理』 かと思いましたが、よく見れば何気に不穏な単語。下巻が楽しみです。