08, 07. 2009 エゾノシモツケソウ


良く晴れた昨日は、日向にいると暑さを感じる程に気温が上がった。適度に風もあって、床に水張りした和紙の乾きも早かった。午後、チェンマイのO さんからメールが入り、七夕とタイの満月の祝日の三宝節が重なったことを知らされた。当地の七夕祭りは一月遅れになるのだが、久々の満月を楽しもうと、ブラインドを下ろさずに月の出を待ったが、夕刻から広がった雲の切れ間から、僅かに見える程度。今朝は小雨が降っている。

ここ数年、開花期が近付くと黴に覆われて花がみられなかった、エゾノシモツケソウが開いた。小さな蕾を見付けてから、一月以上が経過した。新たに蕾が2本上がって来ている。キョウカノコと呼ばれる数倍の大きさの園芸種があるが、野草の趣が強いこの種の方が、気に入っている。黴の原因と、突然の快癒の理由は、今もって不明。




2m 近く背丈を伸ばして来たヒヨドリバナの頭頂に、蕾が付いた。ヨツバヒヨドリの近似種で、背丈が高く、頭花は白い。水上がりが少々悪いが、切り花として活用している。野趣味が好ましい夏花。涼しげな花を付けるソバナも色付いて来た。終盤となったジギタリスに代わって、切り花として活躍してくれる日も近い。




エゾノシモツケソウ Filipendula glaberrima バラ科
ソバナ       Adenophora remotiflora キキョウ科
ヒヨドリバナ    Eupatorium glehnii キク科