31, 12. 2010 年迎え


降り続いていた雪が正午前には上がり、昨日は午後から良く晴れた。暖かいのか、庭木に咲いていた雪の華が陽を浴びてポタポタ落ち始めた。雪も柔らかく、重かったのかも知れない。屋根の雪も程なく落ちた。

成形を続けていた器は、胴の部分は積上げた。糸底の削りと持ち手は、年明けの作業となった。陶筥もそこのは逆さにして削るので、完全に乾く迄お預けとなった。道具を一旦片付けて掃除をした。玄関と仏壇に飾る花を買求めに出かけた。

路面は新たな柔らかい雪で、一層歩き易くなっていた。北東にある2軒のスーパーの生花店は下見をしてあったので、南西の商店街の生花店を覗くことにした。佳い花がなければ、後で北東のスーパーに廻れば良い。回り道をして、東の沢の西の道を、一番通りに向うことにした。もう葉がすっかり落ち、実も大分落ちているベニシタンが、雪を冠って華やかに見えた。ナナカマド公園の鴉の巣が雪を冠っている。どうやらこの巣は使われていないらしい。




上空は良く晴れて、北西の雪雲から湧き出す様に様々な形の綿雲が、東の方へ流れて来る。新雪に陽が当たり、眩しい程輝いていた。黒ずんでいた沢の樹々も陽を浴びて梢が柔らかく煙って見える。






一番通りを西へ戻る。南向きのお宅の物置に、面白い氷柱が出来ていた。氷柱からも、雪を冠った樹々からも、ポタポタと水滴が落ちている。東町公園の樹々も、梢の雪はもう落ちていた。公園の北の道を西へ向った。





殆ど人通りのない商店街を西へ向った。9月にスーパーが閉店になり只でさえ寂れていた商店街は、益々陽寂しくなっている。生花店は、花で溢れていた。大王松、青文字、千両、南天の実に、白いアマリリスを組合わせて求めた。仏壇用には、若松と菊、千両を合わせた。大きな包みを抱えて持ち帰り、早速生けた。義妹も買求めて来たお飾りを飾り、年迎えの準備は整った。





今朝は雲なく晴れている。大荒れが予想されていたが、穏やかな大晦日となりそう。